化石少女 感想   ~ハルヒ・ロスに捧ぐ~
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化石少女 感想   ~ハルヒ・ロスに捧ぐ~

2015-09-07 00:25


    アニメ「長門有希ちゃんの消失」





    終了してわずか数ヶ月なのに
    色々な作品の話題にその存在を押し流されてしまった感がありますが


    久々にハルヒに触れて
    やっぱり本編の続きが読みたいよなあ…
    そう思った方も少なく無いと思います







    しかし、本編の続きが出る気配は全くありません

    そんなハルヒ・ロスな方々にオススメなのがこちらの本





    麻耶雄嵩先生の
    「化石少女」です


    麻耶雄嵩先生の生み出す探偵は総じて
    賢くて
    利己的で
    傲慢で
    嫌味で
    上から目線

    頭の悪い登場人物と読者を、嘲り、馬鹿にし、見下します。


    先生の人となりはまったく知らないのですが
    こんな性格なんだろうと決め付けているし
    こんな感じの人格であってほしい。


    「それ強引やろ
    「力技すぎる
    トリックに読者がつっこんでも

    は?俺様より頭が悪いオマエラが何言ってんの?

    と、お高くとまった感じでねじ伏せます。


    今回先生が生み出したJK探偵神舞まりあは名門高校に通うお嬢様にして化石発掘オタク
    (カンブリア紀専)
    部員たった2人の潰れそうな古生物部の主将。
    敵対する生徒会から部活を守るべく奮闘する2人は次々と怪事件に巻き込まれ…


    神舞まりあ傍若無人さと化石発掘にかける無軌道なパワー
    「驚愕」ハルヒ以上に、不思議を追い求めていた初期ハルヒです





    そしてワトソン役の桑原彰のキャラクターは
    キョンというより
    氷菓シリーズの折木奉太郎






    SOS団古典部のコラボレーションの様相です(非公式)

    メルカトルシリーズの頃から読みにくい文章を書く作家と言われていた先生ですが。
    今作はラノベ風の文字通り軽い文体で実に読み易い。
    でも「蛍」「隻眼の少女」「貴族探偵シリーズの中に先生の萌え要素の萌芽みたいな物を感じるキャラクター造形がありました。

    「まあ、俺様が本気出せばこれ位書けるんだよ」

    といったトコロでしょうか。


    前作「さよなら神様」
    はラスト、珍しく登場人物が神様(探偵)に一矢むくいます。
    麻耶先生の中で何かが動き始めているようです。


    文体は軽いですが、中身はいつもの麻耶作品
    被害者は探偵がロジックの構築する為だけに殺されます
    そこには殺される者への慈悲も無く情けもありません。
    探偵の推理はアクロバットに高く舞い上がった後に着地し
    被害者はそのまま踏みにじられて、省みられる事はありません。



    このコンビは1作では勿体ないので続編期待します
    いずれアニメ化してまりあ平野綾さんに声アテてもらって
    ハルヒじゃねーか!」
    とツッコまれましょう。



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