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荻上チキ責任編集
“α-Synodos”
vol.181(2015/10/01)
特集:コピペ・盗作・贋作
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○はじめに
1.『盗作の言語学』著者、今野真二インタビュー
「同じ」と「違う」のあいだに
2.増田聡
「完全パクリレポート」と剽窃の動機
3.吉田邦夫
贋作を見抜く最新技術
4.志田陽子
模倣をとりまく《法》と《法的でないもの》――『五輪エンブレム問題』をめぐる利害と感情
5.片岡剛士
経済ニュースの基礎知識TOP5
○編集後記
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○はじめに
東京の空模様は急に暗くなっています。秋の訪れを感じる今日このごろ、みなさんどうお過ごしでしょうか。
今号の「αシノドス」は、「コピペ・盗作・贋作」をテーマに言語学、メディア論、文化財科学、法学など、様々な立場から迫ります。
まず、一本目は『盗作の言語学』著者、今野真二さんへのインタビュー「『同じ』と『違う』のあいだに」です。言語学において「似ている」「似ていない」とはなにか。盗作にも上手
い下手がある? 話題の著『盗作の言語学』の新刊インタビューから探ります。
次に増田聡さんの「『完全パクリレポート』と剽窃の動機」です。2009年から大学の授業で「完全パクリレポート」なる、完全にコピペだけで文章をつくる課題を出している増田さんに
、学生の反応からみえる「剽窃の動機」についてお書きいただきました。
3つ目の記事は「贋作を見抜く最新技術」を吉田邦夫さんにご執筆いただきました。最新の科学技術をつかった美術工芸品の年代測定を軸に、様々な事件が連なっていきます。探偵小説を
読んでいるような面白さです。
特集最後は、志田陽子さんによる「模倣をとりまく《法》と《法的でないもの》――『五輪エンブレム問題』をめぐる利害と感情」です。「五輪エンブレム問題」に触れながら、著作権
法そのものを問うていきます。
そして、お待たせしました。最後は片岡剛士さんの人気連載「経済ニュースの基礎知識TOP5」です。米FRB利上げ延期、不透明さを増す中国経済、郵政株上場をどうみるか、8月消費者物
価指数、消費税増税の際の負担軽減策について解説していただきました。
今号もてんこ盛りの内容ですので、どうぞお楽しみに!(山本)
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