ファンタジーの縮小再生産

自分への戒めとして書くのだが、
「縮小再生産」には気をつけなきゃいけない。

エンタメに限らず、工業製品などあらゆる商品で起こることだが、
商品Aに影響を受けて（ひどい場合パクって）商品Bを作る、
というやつだ。

Bにオリジナリティがあればまだ良い方で、大抵は、全ての要素においてAに負けている。
中華製iPhoneもどき、クソアプリゲーなどなど例は無限にある。

で、
創作の場合、さらに大きな視野での縮小再生産も行われている。
「アニメやゲームで育った世代が、アニメやゲームを作っている」というやつだ。

社会経験が貧困で、
ネタ元がゲームやアニメしかない世代、と我々は揶揄されることがある。
ぶっちゃけすげー分かる。

生まれた時にはある程度社会が完成（安定）していて、
景気の緩やかな低迷と共に育ってきた僕らは、
エンタメ世界以外では勝利や夢を味わいにくい。
もしくは、エンタメが成熟しすぎていて、
現実世界より面白い仮想世界を味わい