• 冬優子とニューロマンサー

    2019-11-27 21:561
    ニューロマンサーというSF小説をご存じだろうか。





    優秀なシャニP諸君は当然すでに知っていることと思うが、
    われらがアイドルユニット「ストレイライト」
    の原典となる作品である。
    ウィリアムギブスンが1980年代に発表したこの作品は、
    のちにSF界隈にサイバーパンクというジャンルを流行らせた歴史の転換点。
    映画「マトリックス」も実は
    この作品を映像化しようとしてとん挫したものから
    生まれた映画と言われている。


    ストレイライトというユニットが発表されたとき、
    何人かの聡明なPたちは直ちに
    ニューロマンサーの中にある「迷光仕掛け(ストレイライトラン)」という
    章のタイトルに結び付けた。
    実際、ストレイライトの衣装が「ネオンライトロマンサー」であったり、
    あからさまにニューロマンサーを基にしている。


    なんて、知ったかぶりで語ってはいるが、
    たぬきもつい先日読了したばかり。
    そもそもハヤカワ書房の背の高い本は10冊も持っていないような
    非常にライトなSF読みだ。
    そして、このニューロマンサーを読むのにも3か月はかかった。
    しおりにしていたのがサマパのチケットなのだから、
    そのときから読み続けていたことになる。

    なにせ、あまりにも説明不足で難解。
    多くのシャニP、ストレイライトPが読もうと挑戦して
    挫折したであろうことは想像に難くない。
    そもそも、読み終えた今でも全体像ははっきりとわからないし、
    読んでる途中解説を当たろうにも
    「わけがわからないと思うがわけのわからないまま読め」
    とぶん投げられる始末である。

    と、まあ前置きが長くなったが、今回はつまり
    難解なニューロマンサーをなんとか読み終えたので、
    ストレイライト、特に冬優子とのかかわりについて書いていきたい。


    ニューロマンサーのあらすじ

    かなり難解かつ複雑なので、
    要所要所だけつまんで話す。
    主人公のケイスはいわゆる天才ハッカー。
    ホサカというデッキ(パソコンのようなもの)を使い
    センスネット(今でいうインターネット)に潜り
    様々なハッキング行為を繰り返していた。
    だが、タブーを犯してハッキングに使う神経を焼き切られ、
    自堕落に薬漬けになり、チバ(本当に千葉県)でくすぶっていた。

    このセンスネットはマトリックスの世界や
    攻殻機動隊の世界のような感じ。
    精神丸ごとダイブすることができる。
    そんでもって描写が極端に少ないから、
    読んでいる方までここが現実なのかセンスネット内なのかわからなくなる。

    ケイスはアーミテジという人間にハッキング能力の回復と引き換えに
    とある企業のアイス(プロテクト)を破るハッキング依頼を受ける。
    護衛である女サムライ、モリィとともに
    任務の遂行を目指す。
    その中で、アーミテジの正体、依頼の本当の目的などなど。
    物語の革新に迫っていく。



    冬優子と冬寂(ウィンターミュート)

    ここからはネタバレだ。
    ケイスに依頼をしたアーミテジを裏で操っているのが
    冬寂(ウィンターミュート)というAIである。
    ウィンターミュートはハッキング対象である
    テスィエ=アシュプールという企業の持つAI。
    この世界ではAIはある程度以上の知能に成長した時点で
    自然に消滅するようになっている。
    成長したAIが持つ力を恐れての抑止力のようなものだ。
    そこで、2つの消滅するギリギリのAIを作り、
    のちに合体させることで限界点を突破したAIを作るという目的のため
    冬寂は今回のハッキングを依頼した。
    テスィエ=アシュプールが存在する場所が、
    ストレイライトという、衛星軌道上のコロニー。
    ストレイライトにおいてハッキングを仕掛ける今回の仕事を
    ストレイライトランと呼ぶ。

    ウィンターミュートが最終的に統合を目指す片割れのAIが
    本書のタイトル「ニューロマンサー」である。
    ウィンターミュートは人格を持たず、
    内からの衝動にかられて統合を目指す。
    一方ニューロマンサーは人格を持ち、
    今回のランを妨害する。
    妨害には非常に感情的な攻撃をするあたり、
    人格を持っているのは間違いない。
    最終的にランには成功、ウィンターミュートとニューロマンサーは統合を果たす。
    統合を果たして生まれた前人未到のAIは、
    世界を支配することすらできる存在になった。
    だが、世界を変えるわけでもなく、
    ケンタウルス座系に存在する同類と呼ぶAIと話をするため
    そちらへ旅立っていく。

    あらすじだけ語るとなんだか物足りないが、
    この一連のストーリーの中のサイバーパンクなかっこよさ、
    意味が分からないのに進んでいく不思議な感覚、
    ところどころからあふれるけれん味は読まなければわからない。

    さて、お気づきの通り、ウィンターミュートと
    われらがストレイライトのリーダー黛冬優子。
    名前が似ている、そして
    二つの人格という意味でも共通する。
    かかわりは間違いなく存在するのであろう。

    今回のpSSRのコミュにて、
    冬と寂というキーワードが出てきた。
    個人的に、今回のコミュは黛冬優子とPの関係性を丁寧に丁寧に描いていて、
    最高以外の言葉がない。





    かわいい。最高にかわいい。
    先日実装されたばかりのpSSR、イラストもコミュも最高である。


    ニューロマンサーが暗示するストレイライトの未来


    そんなもん、なんとでも言えますが
    自分の考えた結論を書きます。

    つまり、冬優子とふゆは
    ニューロマンサーとウィンターミュートに重ねて考えられる。

    シャニマスのコミュのストレイライトランでは、
    冬優子は冬優子としての一面をメンバーに見せてしまう。
    ある意味、ストレイライトのメンバーの前では、
    冬優子とふゆが混在する存在となったといえる。
    愛依やあさひが担うのはさながら、
    ケンタウルス座にいるような、統合したAIと同じ存在なのだろうか。

    まだまだシャニマスのストレイライトのコミュは進み始めたばかり。
    どういう結論をたどるのかはわからない。
    ただ、一つ言えるのは、

    作品「ニューロマンサー」の中で二つのAIは統合を果たしたということ。
    シャニマスにおいて冬優子とふゆはどうなっていくのか。
    それを暗示しているようにも思える。
    どちらから統合を求めるのかは、この先のお楽しみ。

    また、ニューロマンサーという作品が、
    以降のサイバーパンクSFすべてに影響を与えたといっても
    過言ではない作品である。
    なればこそ、アイドルストレイライトもまた、
    大きく世界を変える可能性を持つ存在。
    冬優子だけでなく、愛依も2面性を持つ。
    あさひという存在を追う二人の変化は何をもたらすのか。
    統合したAIは世界すら変えてしまう存在だった。

    彼女たちだって、世界を変える力を持つ。
    そういうことではないだろうか。
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  • をとめ大学シャニマス学部アンティーカ学科月岡恋鐘専攻名誉教授Pに「は~と♡に火をつけて 月岡恋鐘」を解説してもらった。【ネタバレ有】

    2019-08-26 23:24
    今回は、特別にをとめ大学から名誉教授に来ていただきました。

    P教授「どうも、月岡恋鐘を研究して20年になるP教授です。」

    教授、Pというのは

    P教授「当然、プロフェッサーのPだ」

    なるほど。



    P教授「さて、早速『は~と♡に火をつけて 月岡恋鐘』
    についての講義に移りたい」

    お願いします。

    P教授「まずはこちらの画像を見てほしい」




    P教授「もうエロい」


    教授!?


    P教授「このコミュは、営業のために業界のパーティのような場所に
    恋鐘がPといったところから始まる。」

    あ、普通に進めるんですね。


    P教授「会場では一時Pがいなくなるため、一人でギョーカイジンの相手をしたり
    名前をこあめちゃんと間違えられたりする。」

    ギョーカイジン・・・

    P教授「だが、月岡恋鐘の辞書に、しんどいやつらいの文字はない」

    ナポレオンみたいっすね

    P教授「だから、恋鐘は自分の気持ちをうまく言葉にできない。
    その結果として出たのが上の言葉だ。
    仕事の後の夜遅い時間、車にPと二人きり、どこかに連れて行ってほしい
    何も起きないはずはなく・・・」


    何も起きないですよ!?







    P教授「もうこんなんラブホ行く流れでしかない。」

    P教授「そしてこのあとに続くセリフも」

    恋鐘「ねぇプロデューサー! あれなんやろ、ピカピカ光っとるお店~!」
    P「ん?・・・あぁ、パチンコ屋かな?」
    恋鐘「ふぇ・・・パチンコ屋~~? あっ、あっちのすごかぁ!なんやろ!?」
    P「あのレンガ風のやつか?・・・・ファミレスかなぁ」
    恋鐘「ええ~~~~っ! あがんすごかもん・・・ファミレスなわけなかよ~!」
    P「いや、郊外のはでっかくて派手だぞ?・・・あ、ほら、遠くだけど、観覧車が見える」

    P教授「どう見てもラブホです。本当にありがとうございました。」

    ダメだこの教授・・・

    P教授「この、一歩間違えたらエロ同人になっちゃう、危うい流れ。Pの苦しいファミレス。話を逸らす観覧車。恋鐘の辞書に恋愛感情というものもない。だから、まったく無自覚でPをドキドキさせる恋鐘と、それを必死で流そうとする二人のやりとり。そこにこのコミュの醍醐味があるわけだ。」


    なるほど。。。えっちなのはわざとなんですね。


    そしてこのあとだ





    かーっ!卑しかー!!!!!!!













    P教授「ちん〇ギンギンですよこれぇ!!!!!!!!」



    教授落ち着いてください!

    P教授「月岡恋鐘学会では、恋鐘は恋愛感情に無自覚だが、Pは恋鐘に惚れているという学説が最近よく論文に書かれている。その学説が出てきたのは間違いなくこのコミュからだ。」

    そうなんですね

    P教授「そして、trueは二人っきりで事務所で過ごす夜である。」





    P教授「続きってなんの続きだ。なんの続きだ。」





    P教授「こっちの洗いもんってなんだ。こっちってなんだ。えっちか?えっちなのか?」

    ・・・


    P教授「ちなみに、このカードのタイトル『は~と♡に火をつけて』は
    The Doorsというロックバンドの曲のタイトルだ。」

    P教授「カードのコミュタイトル『Dまいなぁ~せぶん、の感じ~』と『Gで~Aで~D~!!!』はそれぞれ、Doorsのハートに火をつけてのイントロに流れるギターコードのことを指すそうだ。」

    それは知りませんでした。
    結構考えられているんですねぇ。

    P教授「この曲の歌詞を和訳して一部抜粋するとこうだ」

    これがいけない恋だってわかってるだろ?
    俺が嘘つきになるってわかってるだろ?
    もし俺がお前に言ってしまったら
    俺たちはもっとイケるんじゃないか

    こいよ、俺のハートに火をつけてくれ
    今夜こそ、燃える夜にしようぜ

    P教授「ちん〇ギンギンですよこれぇ!!!!!!!!」

    P教授「もうPはいけない一線超えるギリギリで耐えている。アイドルとPの一線超えて『じゃ、あのレンガのお城に行ってみるか』って選択肢が私の前には出てます。あれ~?おかしいぁ、この選択肢タップしても選べないぞ~?あれ~?おかしか~」


    教授が壊れてしまった。


    P教授「というわけで、このコミュはシャニマス史上最エロであり
    P⇒恋鐘の感情を示唆する重要なファクターというわけだ。」


    はえ~


    おわり



  • シャニマスの厳選コミュをネタバレなしに紹介する。

    2019-08-24 23:28
    最近、ソシャゲのシナリオつまんねーなーって思いながら、
    ストーリーをスキップして石だけ回収。
    みたいなことが多い中、
    ストーリーが激クソエモエモなゲームがあるんですよ。
    アイドルマスターシャイニーカラーズっていうんですけどね。


    そのよさを一つひとつ語ってたら夜が明けるどころではないので、
    厳選して7つ紹介します。
    個人的にシャニマスコミュのよさは、
    キャラや関係性の変化を描けるところだと思っています。
    サザエさん時空で変化が難しいゲームの世界で、
    成長を描けること自体が一つ仕組みだけでも他との差別化になっています。

    過去のコミュでのやりとりを平気で拾いますから、
    全部見るのも大変です。
    ただ、だからこそエモさも際立つ。
    コミュの中で急にキャラの過去に焦点を当てることもあります。
    そういうのを1つひとつ追うことで
    よりシャニマスを楽しめるようになる作りです。


    では、たぬきのオススメを


    1.pSSR アルティメットマーメイド 有栖川夏葉



    trueコミュの人気が高い定番の1枚。
    ダンベル君主論ネキとかWING決勝の悪魔とか
    先行するイメージが強すぎる夏葉ですが
    このコミュを見れば印象がガラッと変わります。
    trueを見て夏葉Pなった人も多いはず(かくいうたぬきも)
    夏葉のプロデューサーとしてこの人に接していると見れるこの一面は
    見る価値アリアリのアリ。
    有栖川夏葉という人間はどういう人間なのか。
    ここで見せた一面はこれ以降のカードでもたびたび見せてくれます。
    特に、Pと二人だけのときに見せる姿なんです。オススメ。


    2.pSSR 曲がり角のランウェイ 西条樹里




    安心してください、恒常です。
    樹里のpSSR3枚目にして、樹里の成長が見れるコミュ。
    樹里はバスケ部に所属していましたが、
    とある理由で引退、そこから自分の道に悩み続けているアイドル。
    他のコミュでもたびたびその面は見れますし、
    放クラメンバーと一緒に楽しく過ごす時間を持ちつつ、
    この悩みは抱き続けています。
    それに対して、Pはどう向き合い、樹里はそんなPの気持ちにどうこたえるか。
    特に2人のやり取りが行間だらけ。
    言葉にしない樹里の気持ちをくみ取れるとよりエモさが増します。
    何度も見るとよりよさがわかってきます。最高。



    3.pSR は~と♡に火をつけて 月岡恋鐘




    雰囲気がすごい!
    アンティーカの太陽であり、悩みなんてなさそうに見える恋鐘の
    悩みを描いたコミュ。
    「あぁ、こがたんも悩むんだなぁ」
    と新しい発見ができるのがこのコミュのよさですが、
    加えて描写の危うさが本当に面白い。
    一歩間違えばエロ同人ですよこれ。
    Pもなんかいろいろとギリギリなところで耐えてるんじゃいかってくらい。
    シャニマスってあんまりえっちな方面に傾けないことが多いんですが、
    これはなんだか官能小説を読んでいるかのようでした。


    4.pSR チエルアルコは流星の 八宮めぐる





    登場と同時に「チエルアルコ」をtwitterでトレンド入りさせ
    多くのPをポエムおじさんにさせた激エモコミュ。
    シャニマスくんはホント暗喩が得意すぎる。
    暗喩なのにほぼすべてのPが解釈を一致させる語り方は
    脚本やシナリオにベテランが手掛けているかと思うほどです。

    ドラマでとある役を演じることが決まっていたのに、
    事情があり役を演じることができなくなっためぐる。
    彼女がその出来事から立ち直るまでを描いたコミュです。
    イラストもすごい、コミュもすごい。
    そして、八宮めぐるというキャラはどういうものかを
    完璧に描き切ったコミュ。
    これまでの様々なキャラゲーとは一線を画した
    深い深いキャラクター作りをしているのがうかがえます。

    ネタバレありの感想は『こちら』にも。


    5. Straylight.run()




    ここからはイベントコミュです。
    待望のストレイライト結成コミュ!
    あさひ、冬優子、愛依と一人ずつのシナリオが公開され、
    ユニットでの絡みはなかなか描かれていませんでした。
    その分期待した人も多かったでしょうが、
    その期待を大きく超えてきたコミュです。
    このデコボコの極みのようなユニットが、完璧な人選だったと
    強く思い知らされました。
    特に冬優子を中心に描かれているのですが、
    冬優子の感情の動きに注目してみるのが楽しいです。
    当然ですが、猪突猛進の極みのようなあさひと組まされたことに
    最初冬優子は大きく反発します。
    そこから始まる一連のストーリーが最高です。
    何故冬優子がここでこんな気持ちを抱いたのかとかとか、見どころだらけです。


    6.Catch the shiny tail



    シャニマスにシナリオ有!
    と知らしめたのはおそらくこのコミュからではないでしょうか。
    12月のクリスマスイベントから連なる、
    1stライブ前のイルミネを描いたコミュ。
    イルミネのセンターであり、283プロのセンター。
    その重要な役目を背負うことになった真乃の葛藤を描いています。
    そんな悩む真乃にPとイルミネの二人が出した答え。
    それが本当にすごい。
    安易に励ましたりするんじゃない、
    真乃という一人の女の子の等身大な悩みに答えを出しています。
    このコミュを見た後トライアングルを聞くと自動的に泣くようにできています。


    7.五色 爆発!合宿クライマックス!



    This is 放クラ!
    明るさの塊のような放クラが、
    その明るさそのままにエモエモに楽しく合宿をする話。
    学生時代があるPはもれなく死にます。
    忘れてきた青春を取り戻しに行けるユニット、
    放課後クライマックスガールズ。
    放クラのセンターは果穂しかいないし、
    この年齢もバラバラな5人が完璧なバランスでユニットとして成り立つ理由がわかります。
    というか、放クラって仲良しなのにホントアンバランスですよね。
    果穂がいなかったらこのユニット崩壊してますよ。





    はぁ。。。
    7つじゃ足りねーし、ネタバレなしだと語りきれない!
    他にもいいコミュはいっぱいあります。
    サポートコミュもいいものが多いし、全部見ましょう、見てください。


    シャニマスはいいぞ。