「数字は嘘をつかないが、数字で嘘をつく」という言葉があります。

嘘というわけではなくても、統計でも似たようなことがあります。

今、国会の法務委員会で議論されている選択的夫婦別姓法案を巡っても、さまざまな世論調査が行われています。

今年の6月にNHKが行った世論調査では、「選択的夫婦別姓を導入すべき」が25%、「夫婦別姓を維持し、旧姓の通称使用を認める法制度を拡充すべき」が31%、「いまの夫婦同姓の法律のままでよい」が37%となっていました。

選択的夫婦別姓反対派は、この数字を見ても「選択的夫婦別姓を望む声は少数派だ」と主張しています。

しかし、この世論調査は、回答数が1201件、うち80歳以上が199件、70歳代が238件、60歳代が205件と60歳以上の回答が642件、53%を占め、18-19歳、20歳代、30歳代は合計して125件、10%に過ぎません。

そのため夫婦別姓推進派からは、こ