• 【VC、ニコ生向け】マイクに乗ったノイズをリアルタイムで軽減する方法

    2017-08-19 19:572
    ※マイク、PC環境によって利用できない、効果が薄い場合があります

    はじめに

    本記事ではボイスチャットやニコ生等で使える、リアルタイムでノイズを軽減する方法を書いていきます。(あくまで軽減であり、完全に除去するのは不可能です)この方法の特徴
    メリット
    1.一度設定すればソフトウェアの起動などの手間が皆無
    2.ノイズ軽減処理における遅延が限りなくゼロに近い
    3.とにかく軽い
    4.無料でできる
    デメリット
    1.最初の設定に少し手間がかかる
    2.サウンドカードが"APO"をサポートしてないと利用できない
    (私も詳しくは分かりませんが、最近のサウンドカードならほぼ大丈夫だそうです。)

    これらを踏まえて参考にしていただければと思います。
    ①使用するソフトウェアをダウンロード
    各PC環境に合ったバージョンを用意してください。
    Equalizer APO https://sourceforge.net/projects/equalizerapo/files/1.2/
    サウンドデバイスにエフェクト等を直接かけることができるツール。
    Audacity http://www.audacityteam.org/download/windows/
    本来は波形編集ツールですが、今回はノイズに含まれる周波数を分析するために使います。
    ②インストールをしよう
    Audacity
    インストールは簡単なので省きます。

    Equalizer APO
    ダウンロードしたインストーラーに従ってインストールを進めます。
    途中で下図のようなポップアップが出るので、マイクが接続されているデバイスを選択します。
    マイクは"Capture devices"タブにあります。選択できたらOKをクリック。

    そのままインストールを進めると終了時に再起動を求められますので再起動してください。

    再起動後、全てのプログラムからEqualizer APOを探して下図赤線のプログラムを実行してください。


    すると"Equalizer APO [バージョン] Configuration Editor"が開きます。
    再生デバイスが設定されてない場合インストール時のポップアップが再度出るかと思いますが無視して"Close"で大丈夫です。
    ちなみにデバイスの追加、削除を行いたい場合は"Configurator"を起動して選択しなおしてください。

    以上でインストールは終了です。
    ③ノイズを録音しよう
    ここからノイズの軽減作業に入ります。
    まず先ほど"Audacity"を起動してください。
    おおよそツールバーがこのようになってると思います。

    まず確認するのが赤枠で囲んだマイクマークの部分です。
    ここをマイクと接続されているデバイスにしましょう。
    準備が出来たら青枠ボタンを押して、マイクから拾うノイズを20秒ほど録音をします。
    このとき注意することは、できるだけいつも使っている環境に近づけることです。
    ヘッドセット型なら装着、スタンド型なら使用する位置へ置きます。
    そして録音中は静かに。できるだけ常に鳴っているノイズのみ録音するようにしてください。
    20秒ほど経ったら録音ボタンの左側にある■の停止ボタンをクリック。下図のようになると思います。

    2本の横線が波形(音のグラフ)です。赤い部分にカーソルを合わせると虫眼鏡に変わるので"0.0"付近を数回クリック。ギザギザした太い線になっていれば録音できています。
    ④ノイズの分析をしよう
    分析というと難しそうですが、やることは簡単です。
    まず、ツールバーの解析スペクトラム表示...を選択。
    すると下図のウィンドウが出てきます。

    これがノイズに含まれている周波数のグラフです。
    ノイズの乗り方は様々なのでグラフの形は違ってて大丈夫です。
    ただ、このとき音の高さに対して音の大きさにあまり変化が無いと効果が出にくいかもしれません。
    ではまず、赤枠「サイズ」の項目を512から2048に変えます。よりギザギザしたグラフになったと思います。そのまま青枠「書き出し」をクリック。分かりやすい場所に保存しましょう。
    ここまで出来たらAudacityでの作業は終了ですので閉じてしまってかまいません。
    ⑤出力したファイルを編集しよう
    出力したファイルには先ほどのノイズのデータが数値として保存されています。
    メモ帳等、テキストエディタで開くと下図のようになっています。

    赤線を引いた1行目のみ行ごと消去してください。

    86.132813 -84.401558
    172.265625 -82.828949
    258.398438 -80.11993
    ......

    と続くようになっていれば保存して閉じてOKです。
    最後に拡張子を".txt"から".csv"に変えてください。
    おそらくWindowsに怒られると思いますが無視して大丈夫です。
    ⑥Equalizer APOでノイズ軽減
    Equalizer APOやエフェクトの詳しい使い方をここで解説すると長くなってしまうので今回は手順をメインに解説していきます。
    まず上で②で解説したとおり"Configuration Editor"を開きます。

    上図は既に調整済みのものなので見た目が異なります。
    まずはプリセットが表示されてると思うので全て消しましょう。
    赤枠の「」ボタンを押すことで削除できます。表示されてない場合は「」ボタンの下にある矢印をクリックすると表示されます。
    空になったら必要なものを追加していきます。
    」ボタンを押して出てくるタブから"Control>Device(Select device)"を選択。
    上図で1の項目と同じものが出てくると思います。
    そうしたら"Change..."を押してマイクが接続されているデバイスを選択します。
    これで"Selected devices"以下の番号のエフェクトは選択したデバイスのみにかかるようになります。
    次に、もう一度「」ボタンを押して"Graphic equalizers>Graphic equalizers with variable bands"を選択。
    上図で3の項目と同じものが出てくると思います。(グラフ部分は異なります)

    ここまで出来ればあと少しです。

    先ほど作った項目の右下にこのようなアイコンが並んでいます。
    まず先ほど出力したノイズのデータをインポートするためにをクリックしてください。
    ファイル選択画面が出てくるので保存した".csv"ファイルを選択。
    グラフ上に大量の円が描画されればインポート完了です。
    次の作業の前に注意。マイクの音をスピーカ等で聞いている方は一度音量を下げておいてください。一時的に大きな音が出ます。
    準備が出来たらをクリック。グラフが反転しているので確認してみてください。
    グラフの形が変わっていればOKです。そのままをクリックしてください。
    ここまで出来たらスピーカーの音量を戻して大丈夫です。うまくいっていればノイズが軽減されているはずです。
    最後にツールバー部分の"Instant mode"にチェックが入っていない場合はチェックを入れてください。(自動セーブモードです)
    チェックが入ったらEqualizer APOを閉じてOKです。
    以降は再起動などをしても常にこのエフェクトがONになっているので何もソフトウェアを起動することなくノイズ軽減の効果を得られます。

    以上でノイズ軽減作業は完了です。お疲れ様でした。

    このときマイクの音量が小さい方は更に「」ボタンを押して
    "Basic filters>Preamp(Preamplification)"を選択。
    出来た項目にあるつまみを右に回すと音が大きくなります。適当な大きさに調節してください。つまみ横の数値を直接編集することでも変えられます。
    また、OFFにしたいエフェクトがある場合は左側の電源ボタンをクリックすればON/OFFを切り替えられます。
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