「しんかい6500」コクピット見学ツアーに参加してみた
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「しんかい6500」コクピット見学ツアーに参加してみた

2014-04-27 15:09



    深海底への潜水調査船である「しんかい6500」の全長は9.7メートル、重量は26.7トンであり、名前の6500は水深6500メートルまで潜れることに由来している。「しんかい6500」は年間200日前後を研究調査のために外洋で過ごし、残りの期間は点検整備の陸揚げ等にあてられる。「しんかい6500」を保有するJAMSTEC(海洋研究開発機構)の横須賀本部の一般公開でも展示されるのみである。

    その「しんかい6500」がニコニコ超会議3のために幕張メッセに展示され、さらに「しんかい6500」のコクピット(耐圧殻)への限定見学ツアーに今回は参加させていただけるという貴重な体験をすることができた。

    「し んかい6500」のコクピット(耐圧殻)の内側の直径(内径)はわずかに2メートルである。実際にJAMSTECの担当者1名と共にユーザー記者2名(30代男性2名)がコクピットに乗り込んでみたところ、以下の動画の通り、コクピットの中では手足を伸ばすことはできず、自由に身動きをとることもままならない。



    この2メートルの球体の中に操船機器や調査機器の一部が設置されていて、残ったわずかな空間に通常の調査ではパイロットとコパイロット、研究員の合計3名が乗船することになる。以下の動画の通り、JAMSTECの担当者の方から「しんかい6500」の操舵やロボットアーム(マニピュレータ)を動かすためのコンソールを実際に見せてもらった。



    数分程すると2メートルにも満たない空間にも慣れてきたのだが、残念ながらそこで体験試乗は終了となった。ちなみに、「しんかい6500」と同等の深海有人潜水船は現在は世界にも数隻しかない(「しんかい6500」以外にはアメリカ1隻、フランス1隻、ロシア3隻等)。



    体験試乗の後には実際に支援母船「よこすか」において「しんかい6500」の指揮をとる司令の櫻井利明さんにインタビューをする機会にも恵まれた。「しんかい6500」を運用しているメンバーにとってもこのニコニコ超会議3への参加は前例のない試みであったが、来場者からは予想以上の好評をもって迎えられて大成功だったとのことである。

    JAMSTECは「しんかい6500」という深海有人調査船を使用して東日本大震災に代表される地殻(プレート)の変動、深海熱水源(ブラックスモーカー)における生命の起源調査や海底鉱物資源探査といっ た調査研究を行っている。JAMSTECでは次世代の有人潜水調査船の研究開発も検討しているとのことであり、続報にも期待である。

    <JAMSTECの有人潜水調査船のWEBサイトはこちらです>

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