PCゲーム(いわゆるエロg)のUIの話
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PCゲーム(いわゆるエロg)のUIの話

2013-02-06 03:57
  • 2
今月はアリスソフトさんからぱすてるチャイム3が発売されますよ!

continueが発売されたのが2005年だから、かれこれ8年ぶりの新作です。
2005年というと、パルフェやつよきすや車輪の国やhollowやら、名作が軒並み勢揃いしていた年だなと思うと、なんだかとてつもない昔に思えてきます。いや8年前はとてつもない昔。僕もその頃はまだ学生でした。批評空間さんの2005年データを眺めてみると、やはり圧巻のラインナップ。改めて見るとすごいもんですね。上位はだいたいプレイしていますが、個人的にはswansongやプリンセスうぃっちぃずが好きです。みなまで言うな。

さて、そんなわけでぱすチャ3、体験版を少しばかりプレイしたのですが、内容がどうこうよりも、WEB屋さんとしては気になる斬新なUIを発見。キャプチャを撮りたい所ではありますが、許可を取ったりすることも難しいので、一言でまとめる。
「右クリックでシステムメニューがポップアップ展開」されるのだ!

どういうことかというと、こういうことです。





これはOSっぽいインタラクション!(イラストの理解を前提で話を進めています)
もしかしたら、既に色々なゲームで採用されているのかもしれませんが、美少女ゲームで見たのはこれがはじめてです。便利!
メニューが右クリックの裏側に仕舞われたことで、常に会話ウインドウとセットだったsaveやload、skipなどのボタンが消えて、画面がすっきり!これでゲームにもっと集中できるぞおお。

ただ、よくよく考えると普通なことなのに、なんで今までなかったのだろう。
(既にたくさんあったらほんとにごめんなさい)
きっと、「新しくて便利」よりも「慣例」が常に先行しているからなのでしょう。

これはゲームもWEBも同じなのだけど、UIの斬新さっていうのはすごく難しいもので、「便利」と「使いやすい」は常に比例するものではありません。長く同一のUIを提供してきたサービスには、固定ユーザーの「慣れ」が発生してしまい、強烈な変化に対して拒否感を抱いてしまう傾向がありがちです。(その変更が本質的には良いものであっても、悪いものであっても)
WEBサービスで分かりやすい例はamazonでしょう。バラバラと情報がまとまっていないサイト構成なのに、なんでみんな文句も言わず使ってるのか。「あれはもうああいうサイトだ」と認識してるし、どこに情報が配置されているかみんな理解しているから、改めて綺麗に情報整理しなくても使えてしまうわけです。
なので、既存のUIに変更をかける場合は、その変更が本質的に良いものであるのは当然のものとして、変化が許容されるか否かのリスクをきちんと図らないといけません。許容されないことを加味しても、変更によって新規ユーザーが増えるのであれば、それもまた判断基準の1つになると思います。ユーザーの学習コストをちゃんと計算しようっていう話です。

さて、話を僕の大好きなPCゲームに戻しましょう。

WEB以上にこの市場は、慣れ、が根深いものと思われます。
プレイヤーがそこそこに固着して、かつ長年プレイしているユーザーがたくさんいるため、こういったコアなUIの変更はかけづらいのではなかろうか。という意見。
  • 画面上で右クリックしたらシステムメニューに移動
  • もう一度右クリックでシステムメニューを閉じる
  • backspace または escapeでシステムメニューを閉じる
  • spaceで会話ウインドウの出し下げ
  • Enter+Alt でフルスクリーン切り替え
  • Ctrl長押しでスキップ
  • ↓keyは左クリック
  • ↑keyでログの呼び出し
  • ホイールの上回転でログの呼び出し
などなど…。
あげればキリがありませんが、特にコントローラーに関連付けられたコアなインターフェイスは、「こうしたらこうなるよね」という既存の概念が体と頭に染み付いてしまっているので、変更をかけるのが難しいものと思われます。
僕はあまりプレイしませんが、FPSなんかは特にその辺が強かったりするのかなと。

なので、今回のぱすチャが採用しているUIは非常に興味深いです。そもそもPCゲームユーザーがOSを触っていないはずがないわけで、右クリックでメニュー展開する挙動は既に学習済み。発想の転換で高いメリットを出しているように思えます。これ今後の業界標準になっていかないかな。

美少女ゲームのUIからは非常に学べることが多いです。
今プレイしている大図書館の羊飼いのシステムメニューなどは今後の開発に活かせる点があるのではないか、と半ば本気で思っていたりします。(モーダルを利用した初回のナビゲーション表示なんかは、逆にWEBからの輸入なのかなと思う点もいくつか)
長く続いている業界で、かつやれることが限られるUIだからこその洗練さというのは、確実に存在していると思います。

スマートフォンの場合は、ソーシャルゲームから色々学んだりしますが、その話はまだ後日。


「UIなんかはどうでもいいんだよ!はやくプレイさせろ!」
至極もっともな意見です。
WEBと違い、本質はゲーム内容の良し悪しで9割以上が決まるかと思うので、8年ぶりの新作、期待しちゃいますよ。



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 UIとしてクソでもUXが確保されていればそれでいいんだ、という論もあるので、UIはいつもオサレで先進的であれば、
といかないのが難しいところですね。保守的というか、共通認識の強みとそれによる縛りの強さを打破する、っていうのは確かにやたらしんどいですね。
 最近のゲームだと、特にモバイル意識だとJSのフレームワークで載せてくるのが多そうなので、それもWebからのUI輸入あたりに一役買ってるところはあるんじゃないかと思います。音以外の演出は大抵いけるのと、音関連でストリームのミリ秒制御と2〜3重和音が標準化してくると、とたんにネタ(ソフト数)が爆発する気はしますよ。
73ヶ月前
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>>1
よく勘違いしやすいのですが、UIの変更はUXを高めるための手段であって、この手段と目的を見誤ると「どうしてこうなったんだろう…」となりがちですよね。昨日のyahooの検索リニューアルの内容が、とても考えさせられるものでした。
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1302/06/news070.html
73ヶ月前
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