VAIOとXperiaと
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VAIOとXperiaと

2016-01-03 23:22

    VAIOの製品ラインナップに不満がある。
    いや、実際のところ個々の機種に不満があるわけでは全く無い。安曇野がSONYからVAIOになってから出した機種は、どれもとても優良で、使いやすい。
    実際、自分が持ってるZも、実機を触ってみたPro13|mk2もS11も、フラグシップのZ Canvasもとても良い機種だ。Fit 15E|mk2も多少劣る部分はあるが、値段比で十分な品質がある。

    そこで、不満があるのは「ラインナップ」の方向性への不満だ。
    いや、上に「製品には不満はない。満足」と書いた通り、実際今のラインナップの「フラグシップのZ、ビジネスPCの普及価格帯(Pro・S)、安い据置きノート(Fit)」というのは過不足ないし、いい塩梅だと思う。SONY時代の機種乱立からも十二分に整理されたと言っていい。
    しかし、一つだけ足りない要素がある。
    「如何に外でドヤれるか?」だ。
    たとえば、SONY時代のVAIOには、そういった「他人に自慢ができる洗練・かっこよさ」にリソースを振り向けた製品があった。昔の505エクストリーム然り、X然り、P然り、最近だとSONY時代のPro11然り……
       
     (これらは3つともSONY時代のVAIO Proだけど、薄くて軽くて正直本当にカッコよくて、すごく所有欲そそる)

    つまり、ひとことで言うと多少「スタバでMacBook Air」と似ている、「デザイン性が素晴らしくて、薄さと軽さを極めた、他人に自慢ができるノートパソコン」といったカテゴリである。そういったVAIOは昔から個人ユーザーには人気があり、多くの者によってサブマシンとして鞄の中に入れられて持ち運ばれた。
    しかしながら、そのような「サブマシン」のVAIOは、その性質上どうしようもなく若干剛性が怪しかったり(モチロン最低限の基準よりは遥か上を保っているが)、性能が少し落ちたり。2013年のPro11に至ってやっと性能はメインを張れるくらいになったものの、今度は端子が少なかったりで「ビジネスとして”何かを生産する”PC」としては若干の不満があった。

    それ故に、VAIOは法人向けPCとしての売上に関しては、SONY時代は遂に伸ばすことが出来ずに、VAIOはSONYから売却され独立することとなった。

    それを踏まえているのもあるだろうが、基本的にVAIOの最新のラインナップは、基本的に「如何にPCでお仕事の生産性を上げるか? モノを作り上げることに寄与するか」に集中している。それこそが、VAIO社が発足時に掲げた「本質+α」の「本質」なのだろう。
    そして、そういった「生産性」と上に述べた「デザイン性」が背反した時は、VAIOの開発陣は絶対に「生産性」を取って「デザイン性」を切り捨てるようにしている。VAIO Pro13|mk2の天板のアンテナ切り欠き然り、VAIO S11のプラスチック筐体然り、そうである。

    その原則の範囲内で、今のVAIOは「Z CanvasのようなAVクリエイティブ系に特化した各種(ハード・ソフト両面に渡った)ユーティリティ」とか、「S11のような通信モジュール(しかもなんとSIMフリー!!)内臓の常時インターネット接続の便利さ」とか、いろんな「尖ったPC」を作っている(リンクは両方共自分の過去記事です)。
    そして、実際触ってみて思うが、これらの製品は(信者の欲目を除いても)本当に品質の高い、良いPCだ。更に、レッ◯ノートなどの他社製と比べて、同レベルの品質を極めてるのに、そこまで高価くない、コスパの高さも誇っている。正直言って、これは本当に、ファンの欲目を除いても、控えめに言って本当に素晴らしいと思う。

    しかしながら、そういった原則を踏まえると、上に言ったような「(SONY時代のような)デザイン性が素晴らしくて、薄さと軽さを極めた、他人に自慢ができるノートパソコン」がVAIO社から発売されることは期待薄だろう。
    (そして「デザイン」以外にも、生産性(剛性などの丈夫さ・端子の多さも含む)と背反するレベルの薄さ軽さも、今のVAIO社にとっては最優先事項では無く、実際今のPro13|mk2S11は少しだけSONY時代の先代機よりも厚く重くなっている。(そして業界最薄・最軽量もレッツノートなど他社機に譲っている)(やっぱりリンクはこのブログの過去記事です))

    以上のようなのを、とあるソニー特約店の店長が「萌えないVAIOはVAIOと言えるのか」と評してるのだけど、若干、自分も同意する部分があって最初に述べている「不満」に繋がるのである。
    ※とはいえ、そんな風に言ったとしても、今言ったような「生産性>>>薄軽さ・デザイン性」というのは10万円台の普及価格帯のPCであって、フラグシップ級(20万円以上)のZ LineのPCはカーボンやアルミを駆使した、本当にデザイン性も素晴らしい、「ドヤれる・萌える」VAIOに仕上がっている。

    とまあ、以上のように現在のVAIO社のモノづくりについて概観したけど、それでひとりごちて、それだけで自分の不満(というか「ドヤれるサブ機欲しい」という物欲)が解消されるわけではない。我ながら業が深い。

    要するに、自分は「外に持ち運んでドヤれる、ウスカルなサブ機」が欲しいのである。VAIO印でそういうPCが欲しいという気持ちはあるが、今のところ理念的にも(規模的にも)そういう方向性のVAIOは出そうにない。

    ならば、どういうカタチでそういう「サブ機」を期待するか?

    そのような命題となって、やっとタイトルの理由を回収できる。Xperiaである。


    そもそも「サブ機」という用途として、自分は何を想定するか?
    1.コンテンツの閲覧たる「ビューワー」
    2.ゲームや音楽再生などの「娯楽」
    3.メール返信などのメインPCのスペックが必要ない「軽作業」
    考えてみると、3の軽作業は別として、1と2はほとんどXperiaのZのタブレットで出来てしまうのである。

    しかし、今のところ3の軽作業はXperiaでは荷が重い状態である。なぜなら、Xperia Z4 Tabletのような機種は未だにキーボードがネックとなっていて、文章を打ったりとかは不向きなのである。
    ※そもそも、自分の感想であるが、今までのPC業界でタブレットの形状そのままでPC的な軽作業のユースを(サブ機レベルですら)完全にカバーできた機種はまだ存在していない。例外を上げるとしたら、せいぜいSurface Pro3・4やVAIO Duo13くらいだが、アレはOSがそもそもフルのWindowsだ。

    そして、そういった軽作業の不自由さを我慢できたとしても、もう一つXperiaのタブレットには大きな不満がある。そもそもの「ドヤれるデザイン性」である。
    Xperiaのタブレットは、特に最近の機種は、タブレット単体としてはそのデザイン性に大きな不満は全く無い。Z4 Tabletとか、本当にシンプルな一枚板でスラっとしていて、とても良い。カメラの位置とか、背面素材の微妙な高級感の今一つさ(あと少しなのでとても残念である。しかし、キズには強いのはアルミ筐体のiPadに対する非常に大きな強みである。)などの不満はあっても、Xperiaのタブレットのデザインのセンスは業界随一だと思う。
    しかし、キーボードをセットにした時、その評価は全くくつがえる。
    Xperiaのキーボードカバーは残念ながら、(打鍵感などのそもそもの品質もそうだけど)まだまだ非常にプラスチッキーで、デザイン的な所有欲は全く満たされない。そこら辺、ペリタブを買おうと量販店やソニビルをうろついていて、いつも本当に「惜しい」と思わされるものである。

    やっぱり、今のところ、軽作業であってすら、本格的に何か作業しようとすると、やはりクラムシェル型のハードは必要になるのかもしれない。
    あとは、軽作業をこなす上でOSも重要だろうが、そこについては、これから案外Androidでもこなせるように成るのではないか?と自分は期待している。今までなら、ファイルのエクスプローラや、そのD&D、マルチタスクの操作性を考えると作業するならWindows一択の時代が長かったが、昨今のクラウドの便利さ、Microsoft自身によるOfficeアプリのマルチOS対応を考えるとAndroidのプラットフォームでも、上の3で述べた程度の「軽作業」ならAndroidでも対応できるように思える。(Androidはバージョンアップなどの不便さは確かにあるのだが)

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    というわけで、軽く結論。
    ・VAIO社は、今現在「モバイルの仕事・クリエイティング用メインPC」として機能するガチのノパソ製造に特化している。
    ・故にサブ機を作るとしたら未だSONYに残ったXperiaのブランドに成るのではないか
    ・そのように、Xperiaが(2in1)ノパソに進化するなら、今以上に、現在のVAIOとは違う方向性の"クラムシェルとしてのデザイン性・ウスカルさ=ドヤリティ"を極めて欲しい。

    要するに、それをより簡単に、あけすけに言うと、
    「VAIO社ではなくてSONY本体は、SONY時代最後のVAIO Pro11みたいな、最高にモバイルでドヤれるPCのデザイン・コンセプトだった、ヘキサシェル・デザイン。それを、最高CoreM3、あるいはatomかSnapdragon820搭載のWindows10か、Android Ver.6 “marshmallow”を搭載した超軽量(出来れば500g台(まさか505gとかは流石に無理だろなorz でも出たらマジ欲しい))で復活させて欲しい。
    あえてVAIOロゴにはこだわらないが、今のVAIOのキーボードは凄まじく使い心地が良いので、できれば大量生産によるキーボードの低価格化を進めると事も兼ねて、このXperia Book(仮)にもVAIOなキーボード(19ミリキーピッチが理想だが、S11のキーボードでも、とても良い)を搭載して欲しい。
    ※端子は、USB-C(給電兼用)、USB3.0 ×1、HDMI、イヤホンジャックだけで許す」

    ということである。


    あるいは、VAIO社があのZやS11の快適なキーボードをそのままキーボード単体で、カッコイイデザインで、タブレットやデスクのお供に売ってくれたら、マジで買います。これは一個どころか使用用・保存用・布教用・配布用×(ryって感じな勢いで買いかねないくらい買います。(ガンギマリ目で

    以上。


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