ギークの英文メールの書き方
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ギークの英文メールの書き方

2015-04-05 15:26


    ギークのかなり偏った英語学習で書いたとおり、僕の英語の成績は昔も今も良くない。読み書きは今も苦手で、特にGoogle翻訳に頼れない「書く方」は苦手である。
    今もまだ、Google翻訳は「日本語で手紙を書いて英語にする」という用途では使えない。「英語の手紙を読む」用途ならかなり使えるんだけど。
    そして、読み間違えたのと同じぐらい、書き間違えたときのダメージはでかい。1年ぐらい前にAirBnBで、DepartとArrive(出発と到着)を間違って書いて、相手をムダに待たせて怒らせちゃったことがあった。

    ■英文テンプレは使えない、自分で書くしかない

    昔はネットで英文レターのテンプレを探す、みたいなことをやっていたけど、もともとの語学力が低いといいテンプレと悪いテンプレの区別がつかない。
    「日本人が書いたテンプレ」を使わなくなった一番の原因は、シンガポール人の友達で風刺漫画を書いてるEvangeline Neoが書いたこの一コマ。
    ヘタに「拝啓、当方....」みたいなメールをコピペで送って笑われるのはイヤだ。
    (補足すると、彼女は日本もシンガポールも大好きで、どっちの人が読んでも苦笑いしてしまうような漫画を書いています)


    上の意味は、「なんか日本人のメールってどれが要件だかわかんねえぞ」「シンガポール人のメールは殺風景すぎる」というどっちもニヤっとする話。
    さらに、公開後本人から教えてもらったところ、一行目の「I hope you are ajusting well to the colder climate」って僕はまったく意味がわからなかったのだけど、「季節の変わり目に体調を崩してませんでしょうか」みたいな意味らしくて、一年を通じてまったく気温が変わらないシンガポール人に書くメールとしてはいろいろ間違えている。シンガポール人のメールは金の話しか書いてない(笑)
    余談だけど、彼女はN1というスゴイ日本語の資格を持っている。早稲田に留学してMBAを取った才媛でもある。とても日本語は上手だ。が、喋ってみると僕もちょっと気をつかわないといけない。「なるほど、能力がある、ネイティブじゃない人が、けっこう頑張って届くのがこのあたりなのか」というのはちょっと参考になった。

    ともあれテンプレートは使えない。僕がメールを出す相手の多くは「名刺交換した人」か「アポイントを取りたい相手」など、話題は決まってるので、アイスブレイクする必要ない。笑われたらアイスブレイクの意味ないし。

    というわけで、自分でまるまる考えて書くしかない。

    ■Gingerは便利

    僕はGingerというソフトを便利に使っている。2013年8月ぐらいからあるソフトらしい。
    シンガポール国立大の研究者勝本さんととある書類の書き方で話をしていた時に「使った方がいいですよ」と言われたので使い出した。もう3年以上も英語で、プロの研究機関で仕事してる人が言うんだから信用できる。



    http://www.getginger.jp/


    ブラウザベースでも使えるみたいで、ググってもそういう使い方のサイトばかり出てるけど、僕はいまのところデスクトップソフトでしか使ってない。

    ブラウザに入力補助系の拡張入れると重くなりそうでコワイし、ブラウザで書くような短い文章は文法間違ってても伝わるし、そもそも「まったく書けない」という人が使うようなソフトではないと思う。
    FacebookやLINEで英文チャットするときに何か助けてくれるような使い方には向いてないと思う。というかそういうのは、多少間違えててもすぐ反応することの方が大事なんじゃないかな。

    ■最近書いた(今書いてる)サンプル

    一昨日まで、タイ・チェンマイで行われたMakerのイベントに、シンガポール人のMakerグループのオマケで招待してもらったので、
    ・ありがとう
    ・Maker Faireシンガポールの実行委員やってます。出展してください
    ・僕はこういうプレゼンをやりたいです。イベントやるなら招待してください
    と伝えるためのメールを書きたい。
    オマケとはいえわざわざ招待してもらったのありがたいし、このあとも何かに繋げないと向こうも招待してくれた甲斐がない。
    自分が何者であるか何をやって欲しいか何をしてあげられるか
    の3つを伝えるのはどのイベントでもけっこう効果があった。日本人なら、普段のtwitterやブログ、記事を読んでもらえば良いんだけど。

    というわけでメールを書く。Gingerはエディタなので、ひたすら書いていく。



    こうやって書いていくと、怪しいところを赤入れしてくれる。読み返すと中学生以下のミスをいっぱいしてるけど、「文法的にどうだっけ」と考えずに書けるのはとてもとてもラクだ。

    で、怪しいところにマウスオーバーすると、


    こんなふうに修正候補を出してもらえる。
    マイクロソフトワードとかでもスペルミスは赤入れしてくれるけど、文法的に怪しい(onじゃなくてatですとか、ここで過去形は使わないとか)部分をすごく正確に直してくれるのがGingerの売り。どのぐらい正確かわからないけど、ググって出てくる記事だとネイティブ並みって書いてあるし、僕より正確であれば使う価値はある。



    というわけでこうなった。 僕はwrite report って書くのが良いのか、reportだけで書いたことも含まれるかわからないんだけど、ソフトがいいって言ってるんだから良いんだろう。これぐらいは間違っても伝わりそうだし。

    オバマもホワイトハウスのMaker Faireで「なんでFaireなんだ?馬上槍試合でもやるのか?ここはアメリカだ、Fairにeはつかない」なんて言ってたけど、Maker Faire の綴りはコレで合っていて、わざと「Faire」と書いている。なんでかはわからないけど。

    ■計算機をうまく使いたい

    こうやって作った文章はEvernoteに、「英文メール お礼 Apr/2015」とか書いて入れておいて、似たような文章を書くときのアンチョコにしている。IFTTTか何かで自動化したいけど今はできてない。


    Gingerはググるとほかにも、フレーズの候補を出してもらうとかいろいろ機能が出てきているけど、僕はまだ使えていない。言い回しに配慮するぐらい上達したら使えるのだと思う。

    ココに書いた機能は無料だけど、気に入ったので年間プランで課金してみた。課金すると「間違えやすいパターン」とかをGinger側で貯めておいて教えてくれるらしいけど、まだその機能は使っていない。もっといっぱい機能を使いたいけど、「実際にきちんと使う」ことのほうがだいじで、「XXがooになる10のやり方」みたいなライフハックやツールに片っ端から手を出すのは、娯楽としてはかなり楽しい(僕もKickstaterのハードウェア全部見たりする)けど、あんまり効果はないと思う。

    Gingerは、ゼロを1にするんじゃなくて、1をそれ以上にしてくれるソフトなので、ゼロから1にはきちんと勉強しないとならないと思うし、「コレがあれば何でも書ける」というモノではなさそう。
    でも、こういうのは計算機の正しい使い方だと思うので、こういうソフトが増えていくのは嬉しいし、こういうことでコミュニケーションできる相手が増えるのはちょっと幸せな気分になる。
    今のところコンピュータは人間の代わりに何かやるより、人間を助ける方が得意な気がする。スイッチを押す、ハンドルを握るのは人間だ。AtokとかPhotoshopみたいに、人間の道具としてきちんと作ってあるソフトは、使いこなす力が上がるとよりパワーをくれるはずで、Gingerはそういうソフトの雰囲気がちょっとするけど、まあこれはポエムかもしれない。

    コンピュータは昔から、人間の力を伸ばして、別の場所に連れて行ってくれるものとして、自転車や翼にたとえられてきた。オーギュメンテッドという言葉に感じるロマンもそれだと思う。

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