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「ハードウェアの製造はハードだ」と書いていたら紙の本もハードだった件と出荷遅れのおわび
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「ハードウェアの製造はハードだ」と書いていたら紙の本もハードだった件と出荷遅れのおわび

2016-02-04 11:15
    ※結局2016年2月15日にamazonから出荷開始されたようです。お待ちいただいた皆様ありがとうございます。


    メイカーズのエコシステム 新しいモノづくりがとまらない。 (OnDeck Books(NextPublishing))

    のような主旨のことを書いた。具体的には、たとえば3Dプリンタで出せるCADデータがそのまま射出成形機の金型で使えるとは限らないし、パソコン上ではレモン色のつもりだけど印刷してみたらオレンジになっちゃった、みたいな、「よくあるけど事前に予想するのはビギナーだと難しい」みたいな話だ。

    で、そんなことを書いていたら出版社から、「amazonで紙版をつくるオンデマンドプリントのsampleが届いてみたら、製本がおかしなことになっていて再作成をお願いしました」という連絡が届いた。

    メイカーズのエコシステムは、基本的には文章を読む本だから縦書きになっている。これは出版社が草稿読んでくれたときに出たアイデアで、たしかにその方が読みやすい。(Arduino=アルドゥイーノみたいにぜんぶなおさないとならないので、編集は大変だったと思う)
    でも、内容が内容だけに、僕の原稿にはかなりの量の英文、英字、URLも入ってるし、中国の人名や地名は簡体字で書いていた。現地の資料からコピペしたものもある。
    図版もメチャメチャ多い。でも僕らは、どうしても「図版はまとめて本の最後」みたいにしたくなかった。現地の写真はかなり大事なのだ。
    電子書籍は、ワープロソフトみたいに文字がフローして、「ここからここまでが1ページ」という概念がないから、図版を狙った場所に入れるのはけっこう大変で試行錯誤を繰り返していた。正解がない状態での試行錯誤だ。アチラが立たねばこちらが立たず、簡体字がいきなり空白になったりもしながら、「どうしようかなー、日本の漢字に直すか英語にするか、、」みたいな試行錯誤が続いた。じつは僕の最初の職業はマルチリンガルの家電説明書をPDF+DTPで作っている会社で、2003年頃で知識が止まってるけど、文字コードの話には強いつもりでいたのだ。でもいざやってみると大違い。

    これを電子書籍のデータにするのはそうとう大変で、僕も原稿に手を入れたし、出版社のひとたちはいろいろと調べて選択肢を出したり、問題を解決してくれたりした。電子書籍については出版できるクオリティまで来た。後からアップデートもできないわけじゃない。

    今度は紙版で問題が生じたらしい。紙版はPDFをもとに「正解」がある問題として対処できるけど、苦労してPDFまで持ってきたファイルが、一発で紙版になるとはいかなかったようだ。

    印刷機があいてだと、僕にできることは何もない。amazon+出版社から、「そんなに大きい遅れにならなそうだけど、2/6に影響があるかもしれない」というレベルでの連絡があった。紙は電子と違ってアップデートができないから、より「ちゃんとつくる」必要がある。そして、「遅れるかも」というこのブログ記事を書いて数時間後に、「問題が対処できて、発売日が再設定できるけど、12日を目標、もうすこしかかるかも」という連絡が届いた。(amazonでは17日と表示されている)。別エントリにしようかとも思ったけど、それも読みづらいだろうし、バタバタでかっこわるいけどここに追記する。

    確定してから連絡してもいいのかもしれないけど、ぼくだったら事前に聴いた方がありがたいし、遅れた分は何か追加で原稿書いたほうが良い気がしたので、ここにポストします。さすがにKickstarterのハードウェア製造よりは予想外の問題が少ないのですが、2週間ぐらいは遅れる模様。
    また、アップデートできない紙版なので、「なるべく、納期よりきっちり重視でいきましょう」と話しています。今週末から、深圳の工場は旧正月で2週間ぜんぶ止まるけど、日本は旧正月もない。

    もちろん、僕たちが売っている場所はamazonで、Kickstarterではない。きちんと届くことを当たり前に信用してモノを買う場所だ。そこで納期を明示して出したものが遅れるのは本当に申し訳ない。早く読みたいと言われるのは言葉に尽くせないぐらいありがたいことだ。

    お待ちいただいている皆様ゴメンナサイ。メイカーフェアやニコニコ超会議でお会いした時に本見せていただいたら、せめてもの気持ちで世界のメイカースペースでもらったステッカーなど差し上げます。


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