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無料なら使うべし、Windows XP mode導入。
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無料なら使うべし、Windows XP mode導入。

2014-10-24 03:22
    ■読む前に
     本稿は「脱中級者向け」です。初心者向けの丁寧な解説は挟みませんし、コメントを頂いても知らん顔が基本です。用語が分からないから調べて、「それなりにでも理解して」読み解いていきましょう。
     最初の難題は「諸注意」にもあるWindows 7のグレードです。安いからHome Premiumでいいや、とか、メーカー製だからHome Premiumしかないよ、という方は残念ながら中級者以下(未満ではない)です。Anytime Upgradeでアップグレードしてもいいのですよ?

    ■諸注意
     Windows XP Modeが使えるのは Microsoft Windows 7 かつ、Pro以上のグレード(ProfessionalとEnterpriseとUltimate)じゃなきゃダメです。Home PremiumやBasic/Starter系だと使えません。さらに、CPUがハードウエア仮想化機能対応じゃないといけません。
    2014年4月8日以降はWindows XPとWindows XPモードに対するテクニカルサポートが受けられなくなっています。(但し、Windows 7はサポートされているので、包括的に或いはオマケ的にセキュリティサポートが続いていると見ても良さそう)

    ■インストール時の注意
     基本的にはMicrosoftさんのウェブページを参照。
     Microsoftのサイトに飛ぶと、「Windows XPモードをインストールし、使用する」という項目があるのですが、困ったことに順序がちょっと違います。
     まずは、Windows Virtual PCをインストールします。Windows XP Modeのページにアクセスすると認証後にダウンロードできるファイルがありますが、これは2番目の手順。まずはVirtual PCのほうからインストールする必要があります。最初、これに躓きました。正しい手順は、
    ・Microsoft Virtual PCをインストール
    ・Windows XP Modeのmsi(インストーラ)を実行して導入
    です。
     SSD使ってる方はインストールする場所に注意。SSDオンリーなら仕方が無いのですが、SSD+HDDのハイブリッド編成(私が該当した・ミドルタワーマシンにSSD+HDDをSATA接続)の場合、Windows XP ModeのデータはHDD側にインストールされるようにしたほうが良いと思います。仮想マシンを使ったことがあるなら(例えばOracleが出してます)分かるのですが、差分ファイルを実行するのではなく、Windows XP ModeはWindows XPを丸ごと動かしてます。つまり、Windows XPを丸ごと+使うソフトウエアのディスク領域を確保せねばなりません。SSDではちょっとばかり負荷が大きいです。

    ■起動してからの問題
     さて、懐かしきWindows XPの画面が開けたでしょうか?
     ここからが複雑です。XP Modeのほうを「仮想マシン」、実際に目の前で動いている(Windows 7が走っている)マシンを「ホストマシン」と、とりあえず定義しましょう。(Virtual PCの設定/ヘルプでは、前者を「ゲストオペレーティングシステム」、後者を「ホストオペレーティングシステムと呼んでいます)
     
    ■ネットワークドライブにドライブレターを割り当てよう
     必要になるまでは、この操作はしなくても大丈夫です。
     仮想マシン上では、ホストマシンのHDDは「ネットワークドライブ」として認識されています。ドライブレター(A:とかC:)は割り当てされていません。一部のプログラムはこのままだと正常に機能しません。マイコンピュータ→ツール(上のメニューバーから)→ネットワークドライブの割り当てを使って、ドライブレターを割り当てましょう。ちなみに、使いたいソフトがネットワークドライブも認識して動いてくれるなら、この手順は省略して構いません
     どうすれば良いか分からない? ネットワークドライブの選択画面で、マイコンピュータの画面も見えているはずです。そこには、こんな感じの表記がされているはずです。
     
     foo の C

     fooは、ホストマシンのコンピュータ名です。Cはホストマシンに接続されているドライブレターですね。これをB:に割り当てたいなら、「ドライブ」を「B:」にして、フォルダを「¥¥foo¥C」(ブラウザの仕様上全角¥マークを使っていますが、¥マークは半角で入力!)、完了を押せば接続できます。うまくいかない時はホストマシンのファイル共有の設定を変更したり、通信暗号化の設定をホストマシンのコントロールパネルから設定してあげてくださいね。

    ■プログラムのインストールの注意点
     ネットワークドライブから直接インストールして構いません。
     注意すべきなのは、何でもかんでもXP Modeにインストールすべきではない点です。先ほど申し上げたとおり、XP Modeではインストールするごとに、データを増やすたびに、ホストマシンのSSDかHDDの容量を必要分食いつぶしてきます。インストールは最低限で。
     あとの運用はWindows XPの、そのままです。

    ■最大の落とし穴、仮想マシンの停止
     いやもう、これに何度苦労したことか。
     Windows Virtual PCにはスタートメニューに「シャットダウン」という項目が無く、「ログオフ」と表示されています。で、このログオフを実行すると、なぜかうちの環境ではVirtual PCがクラッシュするんですわ。うっかりホストマシンで別操作すると割り込み処理の問題か、重くて重くて。
     もし休止状態にした場合、ログオフ状態でもバックグラウンドでVirtual PCは動いているため(厳密には動いていない。すぐ動かせるようにスタンバイしてるだけ)、メモリを使ったまま離さない(開放しない)んです。実際に(ホストマシンの)スタート→すべてのプログラム→Windows Virtual PC→Windows Virtual PCを確認すると、「コンピュータの状態」は「実行中」と表示されます。
     では、どうするべきか。
     仮想マシンのほうのスタートメニューに「Windowsセキュリティ」という項目があります。そこからシャットダウンしてあげれば良いのです。もしくはホストマシンのほうの「ゲストマシン操作用のウインドウ(メニューバーにCtrl+Alt+Delという悪魔のキー操作が表示されている窓)」の、×ボタンを押すことで、どうするか、と尋ねてきます。休止状態にするとメモリを食ったままになるので、シャットダウンしてあげましょう。これでホストマシンのメモリが開放されます。
     ただ、一時的に隠すだけですぐ使うなら休止状態(or ログオフ)でも問題ないでしょう。

    ■USB共有について
     触るな
     HDDなんかは共有モードで動いているが、特殊なデバイス(当方ではiPhoneやWebカメラ、PS Vitaなんかが該当)は別枠で接続を確認する必要があったりします。迂闊に触ると面倒なことに。
     特に外付けHDDは共有モードで接続されているため、共有解除(=占有)してしまうと、ホストマシンのほうから見えなくなる可能性があります。というか、たぶん見えなくなる。警告文を読めば分かるけど、ここらへんは迂闊に触らないほうがいいです。

    ■まとめ
     正規のWindows 7 Pro以上のグレードにすれば、Windows XPがオマケで1つライセンス貰えるようなものなので、面倒でもインストールすべし。これのお陰で不動になってしまったアプリケーションが復活できた。尚、Windows 8にはXP Modeは搭載されていない。そこそこのスペックのマシンが入手できたが、XPを入れたくない(入れられない)、けどXPで動作していたソフトウエアを動かしたい、という人には絶好の機会。おそらくWindows 7のサポート終了のときにはXP Modeもダウンロードできなくなるので、とりあえずタダで貰えるものだし、入れるだけ入れておけばいい。
     仮にXPモードで動かすようなソフトウエアが無くても、ハードウエアの問題を解決できる可能性がある(ハードというかデバイスドライバ)。もしもの時のために、間違いなく損は無いはずだ。
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