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「いきうつし」スタッフレビュー
2020-06-27 10:00不治の病により心を閉ざした椿人々は不幸と遠ざけ哀れむ澱のように積もった悲しみの部屋にある日1人の男が現れた男との距離が近付いてゆく窓の外の世界へ行ってみたいと心の列車が動き始めたこの世の美しさと儚さ…狭い部屋をあとに心も身体も解放される繰り返し味わいたい美しいメタファクレジットを見て一人何役?と驚く危うく気付かないところだそんな魔術のような巧妙な演出、演者の力量にも是非注目して欲しい(レビュー:向日水ニャミ子)
▼向日水ニャミ子プロフィール▼詫び錆び、余韻、構図と音フェチ。バックトゥザフューチャーして、ネバーエンディングストーリーな妄想癖のある南方系の雑食中年女。コミック原作邦画多め、生と死がテーマになっていたり、地味めなファンタジー作品を好む傾向。親からは「オマエの頭には“666”の文字が刻まれている」と恐れられていた。繰り返し見る映画「ヴィタール」「奇蹟の輝き」「空気人形」「美女缶 -
「嗚呼、残酷な世界」スタッフレビュー
2020-06-20 10:00血も涙もある、寧ろ血生臭い生身の人間 そう…彼らは皆、生きている 未来を描けなくなってしまった若者たち 彼らの唯一の救いは「共通点」だった 食うか食われるかの容赦ない残酷描写 このフィクションの中にあるリアリズムを 目を背けずに見てほしい
(レビュー:向日水ニャミ子)
▼向日水ニャミ子プロフィール▼詫び錆び、余韻、構図と音フェチ。バックトゥザフューチャーして、ネバーエンディングストーリーな妄想癖のある南方系の雑食中年女。コミック原作邦画多め、生と死がテーマになっていたり、地味めなファンタジー作品を好む傾向。親からは「オマエの頭には“666”の文字が刻まれている」と恐れられていた。繰り返し見る映画「ヴィタール」「奇蹟の輝き」「空気人形」「美女缶」「下妻物語」「コンセント」
TOKYOHEADZ 「ハンブルグ日本映画祭」特集 【2週目】6/21(日)~6/23(火) 「嗚呼、残酷な世界」 -
「嘘をついて」スタッフレビュー
2020-06-13 06:00他人に自分を良く見せようという裏側には劣等感が潜んでいる。そしてまた嘘をつき、劣等感は更に膨らんでいく。私の人生、このままで良いのか?葛藤する登場人物の姿に共感を覚えた。飲み会の何気ない瞬間だが、女性の心理を繊細に描いている作品。役者さんの深みのある表情にも注目をしてほしい。
(レビュー:平野綾子)▼平野綾子(ひらの りょうこ)プロフィール▼16歳の頃からお芝居を始める。その頃、家のケーブルテレビでダスティン・ホフマンの「トッツィー」を見てかなり衝撃を受ける。影響を受けた女優はシャーリー・マクレーン、ジュディ・デンチ、ケイト・ブランシェット。今、井上ひさし原作の「父と暮せば」をアメリカでアメリカの俳優と上演するために奮闘している。
影響を受けた映画/「ディアハンター」「ヤコブへの手紙」「タクシードライバー」「ゴッドファーザー」「素晴らしき哉、人生!」
TOKYOHEADZ 「ハンブルグ日本
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