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「おしろい」山田 玄徳監督 インタビュー
2021-10-31 12:00
東京インディペンデント映画祭・第1弾
東京神田神保町映画祭スタッフによる推薦作品を配信いたします。
いつも応援ありがとうございます。
東京神田神保町映画祭スタッフの向日水ニャミ子です。
今回私が推薦するのは山田 玄徳監督『おしろい』です。
官能的なカメラワークと日常にあるような映画性に心惹かれました。
夜の闇に浮かび上がる少女の白い顔、真っ赤な口紅が印象的です。
路地裏、トンネル、身近にある場所に何故か非日常的を感じられるアンビバレントな映画です。
監督によると【身体表現】と【象徴性】というコンセプトで実験的な試みをされたとのこと。
今回のインタビューで知り、なるほどと頷きました。
少女の葛藤、自己矛盾、精神的な夜を脱皮するような感覚をぜひ感じてみてください。
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「カミング、バック」作品レビュー
2021-10-21 12:00宗教とは何か。宗教への馴染みが薄い日本で、ムスリムとして生きるということ。 ムスリムでありながらその掟に背いて生活していたハリスは、母親が倒れたのをきっかけにイスラム教の教義に真剣に従うことに。その変化についていけない彼女。何かに真剣に向き合うために必要な覚悟とは…。 ムスリムとして、そして日本人として。どちらが本当の彼で、仮面を被った彼なのだろう。戻ってきたのか、変わってしまったのか。
(レビュー:白水美代)白水美代(しろうず みよ)プロフィール
福岡県出身
日本大学芸術学部映画学科 在学中。
児童期より演劇に親しみ、高等学校在学中、ミニシアターでの映画鑑賞に熱中。映画のカメラマンを志す。
現在は人物、風景問わず写真を撮り、Instagramにて公開している。映像作品も製作中。
好きな映画は「リップヴァンウィンクルの花嫁」 -
「カミング、バック」シェークMハリス監督インタビュー
2021-10-17 12:00東京インディペンデント映画祭・第1弾は東京神田神保町映画祭からの
推薦作品をニコニコチャンネル(動画配信サイト)「東京ヘッズ」から配信いたします。
こんにちは、望月葉子です。
今回ご紹介するのはシェークMハリス監督「カミング、バック」です。
監督ご自身が主演、監督されており、
ご自身が体験された事を軸に撮影された作品です。
この作品を観て、日本ではほとんど宗教を描いている作品が少ないなと
感じました。
この作品を通して、普段あまり考えない宗教についてだったり、
世界に目を向ける興味を持つきっかけになれたらと思います。
「カミング、バック」32分 監督:シェークMハリス
母の危篤を機に実家に帰省したシェーク。数日後、実家から彼女と住む部屋に帰宅したが、彼は過去に決別したはずのイスラム教徒に戻っていた。なぜイスラム教徒に戻ったか、訥々と語り始めるシェーク。彼女は受け止めようとするが -
「2+1」 作品レビュー
2021-10-14 12:00もし授かった子供がダウン症だと知らされたら…。 およそ1000人に1人の確率で生まれてくると言われているダウン症。 メディアによって言葉の意味やイメージは広く認知されているが、このテーマに明確な正解があるわけではない。 また、生まれてくる子の親2人だけの問題ではなく、周囲の人間や家族にも関わる事。 様々な立場・境遇の人がいて、その数だけそれぞれの考え方が存在するという事をこの作品の描き方によって痛感させられる 。だからこそ、彼らは悩み、考え、苦しむ。自分がもしこの状況に直面した時、自分だったらどうするか。そして彼らの最終的な決断は… ラストシーンの2人の表情を観る為にあるといっても過言ではない。 生まれてくる命の尊さについて深く考えさせられる作品である。 多様な価値観が共有しづらい現代社会において、この作品をきっかけに互いの違いを理解、尊重し合える世の中になって欲しい。
(レビュー:戸谷由 -
「2+1」 大島優輝監督インタビュー
2021-10-10 12:00東京インディペンデント映画祭・第1弾
東京神田神保町映画祭スタッフによる推薦作品を配信いたします。
いつも応援ありがとうございます。東京神田神保町映画祭スタッフの向日水ニャミ子です。今回私が推薦するのは大島優輝監督『2+1』です。
本作は「人の幸福」について問いかけられる映画だと思います。ある夫妻の出産をめぐる話ですが、登場する人々がそれぞれの価値観で
産まれてくる「我が子」のことを考えています。
マイノリティの問題、社会的弱者、跡継ぎ問題、妊娠中絶に関する考えなど
さまざまな要素をはらんでいるため、観る人によって多少捉え方が異なるかもしれません。
これまで調和協調を重んじるがあまり、私たちは社会との折り合いを優先して、
自分自身をすり減らして生きてきたのではないか…?
いまもそういう人がいるのではないか?
「多様性」とは精神的にも肉体的にも個々それぞれの違いを無意識に受け入れているこ -
「あいている鳥カゴ」作品レビュー
2021-10-07 12:0010/10(日)からオンライン上映する 安藤チカラ監督「あいている鳥カゴ」のレビューを掲載しました。 今回のレビューは、俳優・本田拓海さんが書かれました。 映画とともにお楽しみください~ -
「あいている鳥カゴ」安藤チカラ監督インタビュー
2021-10-03 12:00東京インディペンデント映画祭・第1弾は東京神田神保町映画祭からの 推薦作品をニコニコチャンネル(動画配信サイト)「東京ヘッズ」から配信いたします。 こんにちは、望月葉子です。 今回ご紹介する作品は安藤チカラ監督「あいている鳥かご」です。 ある事件をきっかけに、閉じこもる生活を送るようになった一人の女性と
兄弟の物語。
サスペンスも折り混ざり、緊張感のあるシーンもありますが
微笑ましくラストを迎えるので最後まで目が離せません。
監督ご自身も演技の勉強をされていたため、そのお話もお伺いさせていただきました。
ぜひ作品とご一緒にお楽しみください。
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