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ハンブルグ映画祭レポート⑥ 自主制作映画の魅力とは
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ハンブルグ映画祭レポート⑥ 自主制作映画の魅力とは

2018-10-10 00:00

    5月25日(金)は、ハンブルク美術館を堪能した後、今回ハンブルク日本映画祭に参加したある監督さんの作品を鑑賞しに行きました。映画館はstudio kinoというミニシアターで、以前のレポートでも紹介した3001kino(8/8連載のハンブルク映画祭レポート②を見てください!)から500mほど離れたところにありました。
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    入り口のショーケースには、公開中の映画のポスターが多く貼られており、映画祭以外の普段の日は話題の映画を上映していることが分かりました。ポスターの中にまだ日本では上映されていない、私が前から見たいと思っていた作品があり、もう少し長く滞在すれば日本人の中で一番初めに鑑賞できるのに!と思いました(ドイツ語ですが)。
    中に入るとすぐ劇場につながるドアがあり、その前のフロアはすでに多くの観客と関係者たちでいっぱいになっていました。売店のところには今回の映画祭を盛り上げるためにたくさんの折り鶴が飾られていました。

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    劇場は段差もなく、席も150席ほどの小さなシアターで、ゆったりと落ち着いてみるのに最高の空間でした。上映が始まり、ここでは2つの作品を鑑賞しました。
    作品を上映した後に、この映画祭では監督や出演者がスクリーン前に登壇し、観客からの様々な質問に答えるのが決まりでした。質問はもちろんドイツ語であるため、映画祭スタッフが通訳を担いました。映画を見た後に監督や出演者を生で見られて、質問や感想を求めることができるとは、なんて素晴らしい制度なのかと感動し、この映画祭事体の魅力を感じました。上映後にファンが出演者の出待ちをしてサインをもらうようなシーンもありました。
    鑑賞後、我々は3001kinoに場所を移しまた別の作品を鑑賞しに行きました。3001kinoは、studio kinoと同じく、150席ほどの小さなシアターでしたが、入り口にあるミニバーや待機スペースの内装がオシャレで可愛らしく、個人的には最もお気に入りの映画館となりました。フロアには常にBGMが流れており、私の父が愛してやまないジェイムステイラーの曲が流れた時には、この映画館の空間、雰囲気と実にマッチしていました。
     
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    作品の上映が終了すると、ここでも観客からの質問タイムが設けられました。その中でも印象的だったお話があり、それは自主制作映画の本質に焦点をあてたものでした。自主制作映画というのは普段私たちが映画館やDVDでみる様な商業映画に比べると、様々な制限が多くあるそうです。製作費はもちろん、スタッフの数、撮影にあてられる日数、小道具、撮影場所そのものなど。。。その限られた制限の中で、いかに多くの人を楽しませるか、刺激できるかというのを常に考えないといけないと話されていました。
    今回鑑賞した作品の中に、私も実際にお話をさせていただいた方が何人かいらっしゃったのですが、どの方も共通して、スクリーンに映っている時と普段お話している時とでは同じ人とは思えませんでした。役柄や台詞、ストーリー展開などの影響もあるのかもしれませんが、それだけではないように感じました。それは、その人が起こす行動や台詞の一つ一つが映像の中で効果を生み、こちらの感情を刺激し、自主制作映画の最大の特徴はスクリーンを通してそれを肌で感じられることだと思いました。数十分という限られた時間の中でいかにその役を表現できるか、メッセージを伝えられるか。結果、いい意味でも悪い意味でも“その人らしさ”が色濃く出る自主制作映画、たかだか数本の作品を鑑賞しただけですが、その魅力に少し触れることができたのかな、と思いました。今回鑑賞することはできませんでしたが、出展された作品の中には今話題の上田慎一郎監督作品「カメラをとめるな!」もありました。日本に帰ってきて話題になった時は、チラシを持って帰っていたり監督にお会いしていた自分にびっくりしました。同時にこの映画祭がいかに日本の自主制作映画の普及、啓発に対する思いが強く、最先端の活動をしているのかということを痛感しました。この映画祭がもっと多くの人に浸透して、自主制作映画の魅力が伝われば、今回の「カメラを止めるな!」フィーバーに限らず、より多くの人が自主制作映画の魅力に触れられる機会が増えます。映画離れし、ミニシアター系映画館が次々と閉館する昨今ですが、映画というエンターテイメントそのものの存在価値も再認識される時代が来てほしいと思いました。もっともっと多くの方に、この映画祭を知ってもらいたいです!




    御愛読ありがとうございます。
    次回は、10/24(水)に更新予定です。






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