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スリムな体にファットな歌声        Rags to Rufus/Rufus Featuring   Chaka Khan
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スリムな体にファットな歌声        Rags to Rufus/Rufus Featuring   Chaka Khan

2014-05-10 14:59
    1. You Got The Love
    2. I Got The Right Street (But The Wrong Direction)
    3. Walkin' In The Sun
    4. Rags To Rufus (Instrumental)
    5. Swing Down Chariot
    6. Sideways (Instrumental)
    7. Ain't Nothin' But A Maybe
    8. Tell Me Something Good
    9. Look Through My Eyes
    10. In Love We Grow
    11. Smokin' Room


     Rufus、'74年発表の第二作です。元祖黒い歌姫、チャカ・カ-ンの名前をご存知の方はたくさんいらっしゃると思います。が、Rufusってナニ?という方もけっこういらっしゃるかな(笑)元々チャカは、RufusというFunkバンドのリ-ドボ-カルとしてデビュ-しておるわけですよ。よく、チャカのバックバンド的な扱いされることもありますが、あくまで、チャカがRufusの一員という立ち位置です。そして、この頃のチャカが一番輝いていたと思います。(容姿も含めて)
     さて、このアルバムですが、ロック少年界隈では比較的とっつきやすいFunkアルバムでした。なんとなれば、サウンド的に、特にギタ-がファンキ-でありながらどこかロックの香りを、発していたからかなと考えるわけです。Rufusはこのアルバムまでメンバ-がチャカ以外(たぶん)白人で構成されていたことも、ロック的な味わいを醸し出しているのかもしれません。また、デビュ-作や3作目にはロックナンバ-のカバ―も収められており、そのへんの指向も、ロックを聞いていた人たちにもすんなり入り込めた要因かもしれません。ロックとFunkの接点は、実はけっこう深いものがあるのですが、それはまた別の機会に。
     また、このころのRufusは、'70年代中期の日本のロック、R&B、ソウルのグル-プに影響を与えている印象があります。上田正樹とサウス・トゥ-・サウスの「むかでの錦三」は、まんま(5)ですし、この次のアルバムに収録されてるジャニス・ジョップリンのカバ-「 Half moon」も、金子マリ&バックスバ-ニ-がそのままのアレンジで演奏してたりと、日本でのRufus人気が伺え知れます。閑話休題。
     オープニングは、最高にかっこいいギタ-カッティングに歪みギタ-リフが重なる、今でも十分刺激的なFunkナンバ-の(1)です。ちょっと掠れたチャカのボ-カルに、ロック的なオブリガ-ドでからむギタ-がほんとヤバイです。ちなみにこの曲のギタ-はレイ・パ-カ-Jrが弾いているそうです。(作曲者でもあります。)推測ですが、カッティングのリフがパ-カ-で、歪ギタ-が、裏ジャケでストラト持ってるAl Cinerのような気がします。メロウな中間部をへて、一気にギタ-ソロにいくところが、これまたタマリません。ほんと、この曲がオ-プニングって・・掴みがオッケ-すぎます。
     ドスンと重たい一発のあとはクラヴィネットの軽やかな音で始まる軽やかな(2)、どこかクルセ-ダ-ズを思わせる、これまたかっこいいインストFunkのアルバムタイトル(4)。前述した(5)は、元々トラディショナルなゴスペル曲を、無茶苦茶ファンキ-にアレンジしたものです。(余談ですが、翌年クラプトンもこの曲のカバ-をやってますがユルユルであまりにも好対照でした。)
     アナログ盤だとB面が、左右から2台のエレピが迫ってくる、短いけれどこれまたかっこいいインストの(6)で始まります。そこから、聞かせるバラ-ド(7)につなぎます。構成もウマイなあ。
     続くのが、このアルバムの最大のヒット作、スティ-ヴィ-・ワンダ-から贈られた(8)です。実にゆったりとした、しかしグル-ヴィ-な1曲です。こういうミディアムテンポの曲をしっかり歌いこなせてしまう当時21歳のチャカの力量には脱帽です。
     70年代を経て、ソロとなり活躍していくチャカですが、年々力量とともに体型も巨大化していきます。(冗談抜きで)この当時のチャカは、本当にスリムで、むしろ華奢と言っていいルックスでした。そんな小さな体から生まれてくるとは、信じられないくらいパワフルでぶっとい歌声のチャカのボ-カルと、白人中心ながらFunkとロックをうまくブレンドした安定の演奏を聞かせるRufusの極上の音が聞ける一枚なのです。

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