2年ぐらい前の私がこの記事のタイトルを読んだら「気でも狂ったのか」って言うと思います。
が、マジです。こんな顔してるくせにバンドでギター弾いてます。こんばんは。

知らない人の為に補足すると、音速兄貴っていう人類を舐めた名前のバンド
ギターを轢かせてもらっているのですが、このバンド内で私だけガチの初心者です。
他のメンバーはみんな音楽経験者なのですが私だけリコーダーが限度額っていう状態でした。
そんな私が抑える場所144箇所くらいある楽器を必死こいて弾くのを見て笑う、そんなバンドです。

さて、去年くらいに一度、何をトチ狂ったのか渋谷でワンマンライブをやりました。
3時間近いライブのうち、2時間15分をトークで乗り切るという若手芸人みたいなことをして、
完全にお客さんから見捨てられたと思っていました。

音速兄貴のメンバーは5人中3人が関東住まい、2人が関西(大阪)住まいです。
なので、最初は東京でやったんだから次は大阪でやりたいねって話は以前からしていました。
そんなとき、大阪でイベントやるんだけどライブやってくれない?と声を掛けて頂いたのがキッカケで先日、大阪で音速兄貴が騒いで来たわけです。

この時の話を少しだけ書こうかと思います。


まず、関東メンバーが前日入り。
とりあえず全員で一度、スタジオ練習しておかないと不安だったのです。
そんな中、ギター担当の私は郵便局に行く用事を完全に忘れていて見事に遅刻。

ギターを担いで郵便局に向かって走り、間違えてギターを発送しかけるミスを乗り越え、
無事スタジオに20分遅れで到着しました。やったぜ。

ふぁんきぃがこの日、ニコバー出勤の日だったのでとりあえず適当に残った4人でメシでも食うかーってことになったのですが、毎回思うんですが「地元民だしいい店知ってるだろう」っていう期待を掛けられるのが超困る。
私なんてめったに外食しないのでラーメン屋とゲーセンとユニクロの場所しか知りません。
その後、見事にキャッチのお兄さんに捕まりもう考えるの面倒だったので付いて行ったら後からふぁんきぃに叱られました。

その日は調子に乗って日付が変わるまで飲んだり騒いだり遊んだり。
翌日の朝、私は死にました。

当日は会場が4つあってタイムテーブルに沿って演者があちこち移動する珍しいタイプのイベントだった為、
(サーキット型っていうらしい)お客さんがどれくらい入っているのか分からず結構不安でした。
ここが楽屋です、と通された場所がものすごい屋上の開けたスペースで楽屋のってなんだよ。ってずっと思ってました。

とりあえずメシでも食うかーと音速メンバー全員でぞろぞろ大阪を歩きまわり、
知らないオッサンに声を掛けられ、またぞろぞろ歩きまわり、としていると、
急に運営の人から電話が掛かって来ました。

何かよく分かりませんが、話を聞いてみると「音速兄貴の握手会にすごい列が」とのこと。

待って、1つも理解できない。