Intervals/The Shape Of Colour
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Intervals/The Shape Of Colour

2016-05-03 01:04



    1. I'm Awake
    2. Sure Shot
    3. Fable
    4. Sweet Tooth
    5. Black Box
    6. Slight Of Hand
    7. Meridian
    8. Libra

    カナダはオンタリオ州トロント出身のDjent/プログレッシブメタルバンドの2nd。各楽器だけに留まらずプログラミングまでこなす秀才Aaron Marshallを中心に結成されたプロジェクト的なバンドで、活動初期のEP二枚が新人らしからぬ高いクオリティを誇りDjent周辺で話題となりました。その後The Haarp Machineを脱退したヴォーカリストMike Semesky(現Raunchy)や元SkyharborのドラマーAnup Sastryなど有名Djentバンドのメンバーを招集して出来あがったのがデビューアルバム「A Voice Within」となるわけですが、当初のインスト体制を脱ぎ捨て、Mikeの華のあるヴォーカルを全面に押し出したエモ―ショナルなモダンDjent作品で、その完成度の高さは否の付けどころのないと言い切ってもいいくらいに洗練されていました。しかし、その完成度や今後更に化けそうな予感を感じさせるポテンシャルの高さに惚れ惚れする一方で、人気バンドPeripheryのようなお手軽コア感=キッズ向けな印象もあり、わざわざ記事にして出すこともしませんでした。しかし、それに続く本作「The Shape Of Colour」は、中心人物であるAaronを除く全てのメンバーが脱退して、本来のインスト体制へと回帰したAaronのソロ作品となっています。

    キレのある高速ギターリフや極々自然に入り込んでくるフュージョン然とした演出の数々がマジでオサレな1. I'm AwakeのAnimals As Leaders感からはあくまでコア系Djentだった前作との違いは明らかに確認出来て、豪快なインストパート~アンビエンスな静パートへとしっかり緩急を利かせた2. Sure Shotやプログレッシブな展開力で縦横無尽に走り回りながらも、後半ではサックスの音色を高らかに乱舞させる3. Fableなどインストバンドでも十分イケる、むしろインスト化したIntervalsの方がクールで断然カッコいいじゃんってなってくる。更に、「先輩EP」にてアニメオタクであることがバレたミャンマー出身のSithu Ayeを彷彿とさせる希望に溢れた明るいメロディラインが高揚感を生み出す4. Sweet Toothの聴き手を飽きさせないユニークな発想やまるでエクストリームメタルのようなアグレッションと情感豊かなメロディを擁した疾走パートが気持ちいい5. Black Box、叙情性溢れるエピカルなメロディが光る7. Meridian、コラボ相手にして盟友Pliniお得意のポスト感を打ちだした終曲8. Libraも実に後味爽やかですね。といったかんじに計8曲約33分を坂を下るかのように一気に聴かせていく本作なのですが、元々インストで売ってたアーティストだけあって流麗なギターワークからなる表現力はすこぶる高く、常にクライマックスを迎えるような高揚感がある。それ以上に前作で感じたスマートでまとまりがある反面こじんまりとしている印象からバンドという形態に縛られずに自由気ままに制作されたことでより伸び伸びとした解放的な理想的な音へと変化しているのも本作の特徴の一つと言えるでしょうね。


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