First Fragment/Dasein
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First Fragment/Dasein

2016-12-01 23:30



    1. Le Serment de Tsion
    2. Dasein
    3. L'Entite
    4. Emergence
    5. Mordetre et denaissance
    6. Prelude en sol diese mineur
    7. Archetype
    8. Gula
    9. Voracite (Apotheose, partie 1)
    10. Psychan (Apotheose, partie 2)
    11. Evhron

    カナダはケベック州南部ロンゲール出身のプログレッシブ/テクニカルデスメタルバンドの1st。Chthe'ilistのPhilippe Tougas(Vo/Gt/Ba/Synth)やBeyond Creationにてライブ要員として活躍していたDominic "Forest" Lapointe(Ba)と元GorodのSamuel Santiago(Dr)などからなる5人組によるテクニカルデスメタルバンドで、本作の6年前のEP作品「The Afterthought Ecstasy」(未聴)の時点で既に先見の明を持ったリスナーから注目されていたようだ。デス/テクデスの名門Unique Leader Recordsからリリースされた本作「Dasein」はクラシカルとも言える流麗なピロピロギターとObscura系統の知的なエッセンスを散りばめたド派手でハイテンションなテクニカルデスメタル作で、テクデス軍団によるリリースラッシュが繰り広げられた上半期でも頭一つ抜けた存在でありました。ちなみに元Obscura/現Spawn Of PossesseionのChristian Münzner(Gt)の他、AuguryのMathieu Marcotte(Gt)/EldrtothのCollin McGee(Gt)/InferiのMalcom Pugh(Gt)/Severed SaviorのTroy Fullerton(Dr)といったテクデスシーンの超絶プレイヤーがゲスト参加している。

    冒頭を飾る1. Le Serment de Tsionからして開始早々スピーディに弾き倒されるシュレッドギターの嵐にヤバ味を感じずにはいられないわけだが、程よく緩急を付けながら展開していく手法やスポーティとも言える軽やかな身のこなしのお陰でこの手のジャンル特有の聴き疲れを感じないのが何とも有難い。変則的なリズムを連発するプログレメタル路線の楽曲でありながら、中盤で何かの枷が切れた化の如くスリリングかつブルータルに激走していく4. Emergenceやインダスクサいイントロ~ブルデス染みた暴れ方を魅せる7. Archetype、Obscuraタイプながら体感速度1.5倍くらいの高速シュレッドギターに只々悶絶しっぱなしの8. Gula、そして9. Voracite (Apotheose, partie 1)~10. Psychan (Apotheose, partie 2)は組曲形式ですが、そんなことお構いなしに常軌を逸した超絶テクニックの数々を出し惜しみせず披露していく。ラストにはブルータリティ溢れる爆走パートにシンフォニックな装飾が絡み合う豪華絢爛な大曲11. Evhronが待ち構えており、複雑怪奇な展開を含んだシンフォテクデスは胃もたれ起こしかねない程の濃密な聴き応えがあります。とか言っても、ラテン風味のアコースティカルなイントロが特徴的なインストナンバー3. L'Entiteや6. Prelude en sol diese mineurの小曲など箸休めとなるユニークな楽曲がありつつも、基本はノンストップで隙間なくピロピロ爆走し続ける暴走機関車と化してるので、途中で曲の区別つかねぇとか思っちゃったりしますが、Fleshgod Apocalypseのような大仰で大胆なエクストリームメタルは大好物だし、悶絶フレーズの数々に圧倒されているうちに終わっちゃうかんじなので、細かいことは気にしない方向で。2016年間ベスト作品。


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