HIZAKI/Rosario
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HIZAKI/Rosario

2017-02-28 22:30



    1. Grace and Dignity
    2. Dark Classical
    3. SILENT KNIGHT
    4. Desert Apple
    5. fly through the air
    6. Eien no Tomoshibi
    7. Church Candle
    8. Race Wish
    9. Elizabeth
    10. Presto
    11. Beating the sky
    12. Rose Quartz
    13. A ray of light
    14. Rosario

    ヴィジュアル系シンフォニックメタルバンドVersaillesの女形ギタリストHIZAKIによるソロ1st。過去にはHIZAKI grace project名義で作品をリリースしていますが、全面インストゥルメンタルによる作品は初となります。現行のV系界屈指の実力派シンフォニックメタルバンドVersaillesのツインギターの片割れとして華麗なギターサウンドを弾き鳴らし、本家休止後は残ったメンバーでJupitarを立ち上げるなど精力的に音楽活動に邁進。本作はソロ/バンド両方で発表していた過去の楽曲を総ざらいしつつ、更に新曲を加えて一つの作品にまとめた云わばソロ活動の集大成とも言える作品である。それと同時にVersailles復活に先駆けたファンへのご褒美的な一枚でもあると思われる。ゲストにはJupitarの面子やレーベルメイトになった国産嬢メタルバンドCross Veinなどシンフォ系リスナーからしたらそれだけで惹かれるかもな面々が作品に彩りを加えます。私はギターインスト作品を好んで聴く方ではないので、V系バンドで最も好きなバンドであるVersaillesのギターのソロといえどそこまで過剰な期待はしていなかったのですが、本作のリードトラックである1. Grace and Dignityを先行して聴いたときは、全く出し惜しみせず、むしろ本家よりも生き生きとやりすぎなほどに琴線に触れるフレーズ弾きまくりじゃないですかと。それは大仰なイントロの入りから始まって、本家でも惜しみなく披露していた流麗なネオクラシカルギターによるスリリングな技巧プレイが炸裂、そのフレーズ一つ一つに悶絶しつつも、スピーディな曲進行と前に突き進むようなポジティブなメロディがグイグイと引っ張ってくれる非常に爽快度の高い楽曲で、いつ本家が復活しても問題なくいけますよとアピールしているのと思わせるほどにギターが冴えまくっています。続く2. Dark Classical~3. SILENT KNIGHTは冒頭曲以上にメタリックな演奏/疾走パートが前面に押し出されているので、ヴォーカルレスVerのVersaillesと捉えて聴くのは間違いではないはず。その後は疾走曲だけでなく、正統派メタル風やバラード、プログレメタルのような入り組んだものなど多様なタイプの楽曲を披露(特に慟哭メロデスライクなフレーズを絡めていく12. Rose Quartzやゴシカルな耽美性や荘厳な雰囲気を漂わせながらも、様式美を意識したような劇的な爆走パートが終始リードしてくれるラストのタイトルトラックRosarioはかなりの力の入り様でお見事としか)、しんみりとした泣きメロや聴き手の心を揺さぶるようなエモ―ショナルなギターなど表現方法も多彩で彼女(彼)のギタースキルの高さを改めて再確認させてくれるが、新境地を開拓するほどのものかと言われればそうではなく、あくまでファンが求める音の範囲内で伸び伸びと演っているかんじ。その上、計14曲/65分というやや長めのトータルタイムもあり、聴く人によってはダレてしまうのもしょうがないかなとは思ってしまいますが、彼女(彼)の持ち味である様式美/クラシカル調のギターフレーズに目がないなんて末裔の方々ならマストな一枚です。


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