Riverside/Shrine Of New Generation Slaves
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Riverside/Shrine Of New Generation Slaves

2013-05-04 22:02



    [Disc 1]
    1. New Generation Slave
    2. The Depth Of Self-Delusion
    3. Celebrity Touch
    4. We Got Used To Us
    5. Feel Like Falling
    6. Deprived
    7. Escalator Shrine
    8. Coda

    [Disc 2]
    1. Night Session Part One
    2. Night Session Part Two

    ポーランド産プログレッシブロック/ハードロックバンドの5th。最早現代のプログレシーンを語る上で欠かせない存在にまでのし上がった感のある薄暗系プログレの代名詞による新作は、最早プログレメタルとも言えるほどのへヴィネスと、メッセージ性の強い歌詞世界やその情念がメラメラと赤く燃えていた傑作4th「Anno Domini High Definition」とは一味違う、現代モダンプログレ風味のある意味SW周辺のバンドを彷彿とさせるような作品に仕上がった。まず、先行で公開された「Celebrity Touch」を聴いてまず思ったのが、現在のOpethにも通ずる70'sクラシック/ハードロック感やモダンかつシンプルな聴き心地を持った楽曲でスッと耳に馴染んでくる良曲で、7分近い尺も含め聴き応えのある仕上がりに流石Riverside、今回も傑作の匂いが~となったのは言うまでもない。そして毎度お馴染み巨匠Travis Smith氏によるアートワークであるが、いつにも増してメッセージ性が強いというかダークなテイスト。調べてみると、現代に生きる奴隷=労働者のことを差す本作のコンセプトに合わせてあるみたいで、このカオナシみたいなのがその奴隷を示しているのでしょうね。

    一通り聴いてみての感想というと、初期ほどの薄暗い叙情センスや前作ほどのへヴィネスを発揮しているわけではないものの、ブルース/ハードロックといったレトロな渋みとモダンオルタナが絡み合った過去と今を繋ぐような作品であるということ。路線としては今までの作品全てを網羅するようなRiversideの集大成とも言えるバランスの取れたものであるが、Disc-2での中心人物Mariusz DudaのソロプロジェクトLunatic Soulを彷彿とさせるドリーミングなアンビエント路線といった実験性などを見ても今後も常に最前線のプログレを追求していくのだろうと勝手ながら思ってしまう。中でも気に入った場面は、2 .The Depth Of Self-Delusion~3. Celebrity Touchの序盤戦、サックスの渋い音色に舌鼓な6. Deprivedも名曲クラスと否の付けどころのないくらいにいいアルバムです。流石に最高傑作「Out Of Myself」には及ばないけど。というわけで現代プログレ好きは勿論、渋いハードロックテイストが好みの層にもウケそうなかんじもするので是非チェックしてみてほしいです。




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