Julia Holter/Loud City Song
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Julia Holter/Loud City Song

2013-11-20 23:00



    1. World
    2. Maxim's I
    3. Horns Surrounding Me
    4. In The Green Wild
    5. Hello Stranger
    6. Maxim's II
    7. He's Running Through My Eyes
    8. This Is a True Heart
    9. City Appearing

    USはLA出身エクスペリメンタル/クラシカル/女性シンガーソングライターの3rd。前作「Ekstasis」はまだ聴いていないのですが、各メディアで大絶賛された作品で結構前から気になっておりました。いざ聴いてみるとこれが静謐なジャズやクラシカル要素を絶妙な配分で導入したトリップ系チェンバーポップで大変素晴らしかったのでご紹介。ちなみに本作のプロデュースはAriel Pinkの元メンバーでのNite Jewel(本作にもバック・ボーカル参加)の夫であるCole M.G.N.が担当していて、シドニー=ガブリエル・コレットの小説「ジジ」(1944年)、ジョニ・ミッチェル、フランク・オハラの詩から影響を受けているらしい。

    Joanna Newsomのような壮麗で静謐なナンバーで普段メタルばっか聴いて腐り切った耳を浄化してくれる1. Worldからその独特の洗練された世界に導かれる。クラシカルムードな要素やジャジ―な高級感漂うリラクゼーションナンバー2. Maxim's I、タイトル通りホーンが多様されている曲で今までの流れとは違いリズミカルに聴かせるタイプの歌モノトリップナンバー3. Horns Surrounding Me、ストリングスや緩めのビートに乗せた甘い彼女のファンシーヴォーカルが聴き所のポップ曲4. In The Green Wild、Rhyeのようなトリップ系R&Bのようなアンニュイさ、そして徐々に静謐クラシカルな要素によって幻想の彼方に誘われる5. Hello Stranger(Barbara Lewisのカバー)、パイプオルガンやホーンをフューチャーした曲で不穏な空気を漂わせながらも繰り広げられるアヴァンジャズポップ6. Maxim's II、美麗で優しいピアノの音色が奏でるシンプルながらも美しい7. He's Running Through My Eyes、緩やかな高級感漂う楽曲に彼女のファニーで艶のある歌声を乗せ、渋ジャズパートに悶絶させられること必須な8. This Is a True Heart、霞みがかったようなアンビエント的なアプローチの強い曲ですが、彼女の歌声でウットリとなってしまう9. City Appearingなどと何処切っても高級感のあるクラシカルトリップミュージック繰り広げてて素晴らしい内容。弦楽器や管楽器をふんだんに導入したゴージャス極まりない音像に只々うっとりとトリップしてしまうこと必須。たぶんここまで彼女の楽曲に惹かれた理由というのは、クラシカルな要素を存分に取り入れながらも在る程度距離を保っているからでしょうね。正直ガチなクラシック/ジャズ系統は全く持って興味がないのですが、その伝統的な枠組みに左右されず有意義に作られているのもポイント。高級感漂うサウンドながら敷居がそこまで高くないのもナイスですね。ミステリアスで無駄に美意識高い系のクラシカルポップの傑作です。一般のポップスとは相反していますが、Julianna BarwickやJoanna Newsom,Feistのようなクラシカルで落ち着いたトリップできるチェンバー方面のインディ/ポップス/SSW好きならマストな作品。年間ベスト行き確定作品。



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