Oneohtrix Point Never/R Plus Seven
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Oneohtrix Point Never/R Plus Seven

2013-10-20 14:58



    1. Boring Angel
    2. Americans
    3. He She
    4. Inside World
    5. Zebra
    6. Along
    7. Problem Areas
    8. Cryo
    9. Still Life
    10. Chrome Country

    US産エレクトロニカ/アンビエント/ヴァイパーウェイヴミュージシャンの3rd。ニカ界隈や実験音楽などでコアな音楽好きから注目を浴びているNYはブルックリンを拠点に活動するOneohtrix Point NeverことDaniel Lopatinによる実験的電子系プロジェクトです。私は海外メディア等で高得点叩き出して話題となった前作「Replica」から入ったクチなんだけど、一時期ほんの少し話題になってオワコン化したVaporwaveの流れを汲みながらもどこか哀愁的な味わいや喪失感など様々な感情が沸き出るような前衛的過ぎる彼の音楽の世界観の虜になってしまいました。今作はニカ/アンビエント/テクノ系統だと最大手のWarpと契約を結び、万全の態勢で制作されただけあって前作と同レベルもしくはそれ以上のクオリティに仕上げてきている。

    アンビエンスなイントロから始まり、そのミステリアスで煌びやかな電子音を散りばめながら次第に壮麗な流れへと展開していく1. Boring Angel、シンセによるチルい壮麗感はそのままにWashed Outの新作にも似た南国フレーバー感を強めた一風変わった変化を見せる2. Americans、チルウェイブ的な緩い聴き心地を持たせた4. Inside World、よりポップな電子ワールドを様々な視点からカットしたり繋ぎ合わせたりするミニマルなナンバー5. Zebra、実験色の強めた電子ナンバーに回帰する7. Problem Areas、鮮やかなシンセで彩られる9. Still Life、ミニマル電子音楽会の閉幕を告げるファニーなポップ度高めの10. Chrome Countryなど色んなジャンルを丁寧に混ぜ込んだOPNなりの前衛ニカ音楽が今作も健在でありました。次々と聞く者の脳裏に広がる情景がコロコロと変化するサウンドアート的な面も強く感じます。ただWarpに移籍したせいかアンダーグラウンド的なチープさが漂っていた前作よりは比較的に聴きやすくなっているような気もしますね。そしてOPNの魅力っていうのは実験的なのに聴いていると何故だかとても心地よい気分になれる絶妙なバランス感覚にあります。バラバラになった音の断片が上手く組み合わさって彼の作り出す世界観に引き込まれていくのは容易い。とすら言い切れるほどに曲と曲の繋ぎ、変化の仕方が非常にスムーズ。更にアヴァンギャルドな実験性が生みだす未知の感覚もより一層強まり、強烈な快楽やリピートしたくなる驚異の中毒性のお陰で最近コレばっか聴いてます。2013年ベスト作品。



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