Russian Circles/Memorial
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Russian Circles/Memorial

2013-11-30 00:06



    1. Memoriam
    2. Deficit
    3. 1777
    4. Cheyenne
    5. Burial
    6. Ethel
    7. Lebaron
    8. Memorial

    USはシカゴ出身のインストメタル/ポストメタル/アトモススラッジメタルバンドの5th。Russian Circlesというバンド名だけどロシアではなくアメリカのバンドです。このバンドと言えば、美麗なポストロック的な要素とIsisを筆頭とするアトモススラッジを掛け合わせ激重を奏でる音楽スタイルです。更にインストバンドということも特徴的である。前作「Empros」は最高傑作の名に相応しい作品で緊張感で張り詰めた雰囲気、美し過ぎる展開、そしてスリーピースとは思えない重低音をこれでもかってくらいに響かせる轟音インストの名盤で、中でもMlàdekに関してはバンド史上屈指の名曲だった。そんな3人組の2年ぶりとなる新作「Memorial」も前作「Empros」の路線を踏襲した雰囲気重視のへヴィインストな内容に仕上がっている。

    ゆったりとした雰囲気の短インスト1. Memoriamから突如襲い来る重低音の波が実に重苦しくダークな世界観を演出している2. Deficitの流れで今作も全くもって音楽性がブレないなと確信。ずっしりとしているのに昂揚のあるパートにハッとさせられるのもいいですね。ポストロック/シューゲ的な淡いトレモロで空間美を創造しつつ、ジャケのような美しくも厳しい山々を想起させるような壮大な展開が素晴らしい3. 1777、アコギ主体のメロウな美旋律をゆったりと奏でる4. Cheyenne、前曲のラスト部分の若干ノイジーな流れを引き継ぎ、重々しいダークなスラッジを重ねる5. Burial、初期のスタイルに近い温かみのある曲調や叙情的でエピックなパートうっとりな6. Ethel、押しつぶすかの如く轟音スラッジをひり出す7. Lebaron、そして本作最大の見せ場となる同レーベルのインディ系ゴシックシンガーソングライターChelsea Wolfeをゲストに迎えた8. Memorialはポストロック的なアトモス空間を作り出す曲で、彼女の霧掛かったようなヴォーカルが重なりより幻想的で淡い楽曲へと変化している。

    前作と比べると更にダークで重々しい音像となっているためか、過去にあったアトモス感が若干減退してより攻撃的な面が強く出ているかなと。ですが、路線自体はあくまで元々の激重音&優美な叙情パート中心。より雰囲気ものとして聴ける分アートな作品とも言えるかもしれませんね。それと一級品のテクニカルさを持っていながらもあくまで寡黙に奏で続けるというスタイルも男らしくて渋い。というわけでダークなポストメタル系統が好きなら今作も聴き逃すのは勿体くらいレベル高いです。



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