Protest The Hero/Volition
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Protest The Hero/Volition

2013-11-24 04:48



    1. Clarity
    2. Drumhead Trial
    3. Tilting Against Windmills
    4. Without Prejudice
    5. Yellow Teeth
    6. Plato’s Tripartite
    7. A Life Embossed
    8. Mist
    9. Underbite
    10. Animal Bones
    11. Skies

    カナダ産プログレッシブメタルコア/カオティックメタルコアバンドの4th。カナダの馬鹿テク集団ことProtest The Heroの最新作。現代カオティックコアの代表格とも呼べるバンドでその変幻自在なカオティックコアスタイルからメタラーは勿論キッズにまで愛されている。そんなちやほやされてる彼らなんだけど、前作「Scurrilous」は若さに任せた衝動が詰まった「Kezia」や変態プログレを彼らなりに煮詰めたであろう「Fortress」とは違って変にバカ真面目で単調なイメージが強い作品で、勿論悪くはないんだけどそんなにリピートを誘われるような盤じゃなかった。そのせいもあってか近年の彼らは如何せん地味な印象が強かった。で今作の話なんですが、ググって色々調べたところ何とファンからネット等で資金乞食して作品を作り上げたというから驚き。その乞食システムはクラウドファンディングというらしく、このProtest the Heroでさえそんな手段に出なきゃいけないというこの音楽不況の波を嫌でも感じさせる事態が起きてしまったみたい。いい手段やと使ってみたらこれ美味しいわってなっただけで実際はなんだかんだでお金たんまり持ってそうな気がしますけど...というかそんな手を有名バンドが使った結果、他のミュージシャンも真似し始めていい作品出来ました!ならともかく、ロクでもない実験アルバムなんか作り上げて批判の嵐な流れが割と在りそうな気がする。他にも乞食散々した挙句出す出す詐欺したり、そのまま解散して~な流れとか容易に想像が付く。以上のことからして乞食はある意味画期的ではあると思いますが、個人的にはあまり応援できないかんじですわ。もう一つ変更点があって、今作はドラマーのMoe Carlsonが急遽脱退したためLamb Of GodのChris Adlerが臨時ドラマーとして参加した結果により、メタリックなバスドラなどを華麗に披露し元々の攻撃性を更に高めるという+な結果に上手く繋げました。

    グル―ヴィな出だしからのRody Walkerが超絶ハイトーンエモ&スクリームの華麗な使い分けを披露する爽やかなテクニカルプログレな1. Clarity、からの初期の勢いと馬鹿テクが戻ってきたと言わんばかりのハチャメチャキラー曲で一糸乱れることないテクニカルな演奏にラストの女性ゲストとのコラボなサビをドラマチックに聴かせる2. Drumhead Trial、Djent的なガガガッと刻むリフや変態プログレちっくな緩急のある展開が聴き所の3. Tilting Against Windmills、スピード感のあるシュレッドで爆走し畳み掛けるように攻める前半からラストにかけてはエモ―ショナルに聴かせる4. Without Prejudice、前曲の勢いを引き継ぎこれまた馬鹿テクを超速で披露する曲で中盤からの静寂パートを挟んでコーラスの流れも良さ気な5. Yellow Teeth、テクニカルな要素は控えめにエモ―ショナルさが強いコラボナンバー6. Plato’s Tripartite、テクニカルで複雑ながらもクラシカルなパートを大胆にブチ込んでくるのが憎くネオクラなソロまで登場の7. A Life Embossed、ポストハードコア的な爽やかさを前面に押し出すキッズが好きに違いない超キャッチーな8. Mist、一旦落ち着いたとこで再びこれでもかってくらいのテクニカル演奏と流れるような疾走を見せる9. Underbite、変態プログレ的なアプローチが強く忙しない10. Animal Bones、アカペラっぽい始まりからの劇的なピロピロテクニカルジェットコースター展開する11. Skiesと前作の流れを取っ払い見事な暴れっぷりを披露しています。

    これだけハチャメチャやってても、なんだかんだキャッチーで聴きやすいパートも同居させているのもPTH流で最早その様式美から美しさすら感じる。よく言われてる初期に原点回帰してるって言うのもそれなりに納得。でもあくまで前作「Scurrilous」の延長線上の作品で、初期二作と比べるとやはり及ばない。とは言え、前作よりは断然良い出来です。なんというか前作の土俵で初期二作の勢いと馬鹿テク+メタリックなドラミングを混ぜ込んでみました的なかんじ。あとゲスト参加も豪華なんですが、何故かカントリー歌手とかヴァイオリン奏者が各曲で上手いことコラボしちゃってます(名前挙げてもいいけどそっち界隈は興味ないので気になる人はググって)。あと一応Chris Adlerは臨時という名目なので、次のドラマーへのハードルがすこぶる高くなっちゃうでしょうな。流石にChrisが正式加入しちゃうわけにはいかないだろうし。ということで過去最高にメタリックな本作はコア好きキッズだけじゃなくメタラーやプログレ、テクニカル好きにもウケるであろう作品です。



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