Avatarium/Avatarium
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Avatarium/Avatarium

2013-12-24 03:13



    1. Moonhorse
    2. Pandora's Egg
    3. Avatarium
    4. Boneflower
    5. Bird of Prey
    6. Tides of Telepathy
    7. Lady in the Lamp

    スウェーデン産メロディックドゥームメタルバンドの1st。去年ラストアルバムをリリースして絶頂のうちに解散したCandlemassとKruxで活躍するLeif Edling(Ba)が新たに結成したバンドです。そもそもCandlemassというのはドゥーム界の重鎮にしてクラシカルやオペラちっくな要素を大胆に取り入れたエピックドゥームと呼ばれるジャンルの開祖であり、このAvatariumもその要素をそれなりに受け継いでいる。だが、ヴォーカリストは紅一点Jannie-Ann Smithという方が担当しており、その怪しくも美麗な歌声が叙情的でメロメロなドゥームと見事に融合して非常に心地よい至高のサウンドを奏でており、大変素晴らしい出来であったのでここに紹介。あと他のメンバーもEvergrey/Royal HuntのMarcus Jidell(Gt)、TiamatのLasse Sköld(Dr)という地味に豪華な面子である。

    ダークでへヴィな幕明けから哀愁漂いまくりなアコギパートに入り妖艶でメランコリックな歌唱ととんでもなくマッチしている1. Moonhorseからメロドゥーミーな楽曲との静と動がはっきり表れたメリハリ厨っぷりを発揮しているキラーチューン。その路線のままアコギ&Jennie-Ann嬢の歌唱と叙情的なフレーズが連発するダイナミックなドゥームサウンドを交差で繰り出してくる2. Pandora's Eggも前曲同様素晴らしいのだが、不意に出現するクラシカルパートも熱く聴きどころですね。どっしりと重みを帯びつつ艶やかで美意識高いドゥームサウンドを展開するこのバンドの音を最大限に表している3. Avatarium、初っ端からポップでキャッチーなメロドゥームを心地よく響かせ、攻めるとこでは一貫してブルージーかつへヴィに展開する今作きってのメロメロナンバー4. Boneflower、哀愁漂う静寂パートを中心とし、妖艶な雰囲気第一に考えられた至高の癒しドゥームナンバー5. Bird of Prey、前半はお得意の静寂妖艶パートでじっくり浸らせ、徐々に解放されていくサイケへヴィな渋カッコいい演奏と泣き過ぎやろとツッコミ入れたくなるギターソロでガツガツ来る6. Tides of Telepathy、ダークで湿り気のある雰囲気の哀愁ばりばりな歌謡曲っぽい7. Lady in the Lampとデビュー作ながら見事なメロドゥーム作品で、その妖艶なサウンドに身も心も捧げたくなるほどの傑作でした。

    たった7曲という少なめのトラック数ながら密度の濃い詰めに詰め込まれたメロウなドゥームを体感出来る作品です。その妖艶でメロウに構成された劇的叙情ドゥームにもう虜ですわ。そして静寂パートを入れたり、プログレ的な展開を見せたりとモロのツボを突いてきてもうアへ顔状態ですよ。今年はドゥーム/ストーナー界隈の豊作の年であると共に、大御所Cathedralが見事な傑作を残し解散を表明した年でもあるのだが、それが何だか次の世代へバトンタッチをしたかのように見えていた。しかしココに来てまさかのCandlemassの後釜とも呼べるバンドの登場は素直に喜ぶべきかと思います。私の好みとしてもモロにツボなドゥームスタイルでCathedralのラスト作以上の評価を与えたいところで、今年数多くドゥーム/ストーナー系統の新譜を聴いてきましたが、純粋なものの中ではこれがダントツの出来だったとはっきりと断言できます。こんな素晴らしいデビュー作ベスト入れないわけにはいかないでしょう。問答無用でオススメ。



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