Sharon Van Etten/Are We There
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Sharon Van Etten/Are We There

2014-06-22 01:44



    1. Afraid of Nothing
    2. Taking Chances
    3. Your Love Is Killing Me
    4. Our Love
    5. Tarifa
    6. I Love You But I’m Lost
    7. You Know Me Well
    8. Break Me
    9. Nothing Will Change
    10. I Know
    11. Every Time the Sun Comes Up

    USはシュージャージー州ナットリー出身でNYブルックリンを拠点に活動しているインディフォーク/シンガーソングライターの4th。女性版Bon Iverとも呼ばれてもいるらしいSSWで、The NationalのAaron Dessnerがプロデュースした前作「Tramp」から聴き始めたんだけど、Aaronに参加によるUSオルタナ直系感と繊細なフォークサウンドを織り交ぜたインディフォークで、比較的シンプルながら味のある作品は、私の大好きなPJ Harveyに通ずるところがあってかなりいい印象を残してくれました。ゲストにはThe WalkmenのMatt Barrick/BeirutのZach Condon/Julianna Barwickと言ったインディフォーク/SSWの旬どころがこぞって参加していたのも今思えば凄い面子。更に本作はセルフプロデュース作となっていて、オルタナロック的なギター感を薄めて素朴な作風へと変化しているのポイントだったりしますね。ゲストにはThe War On Drugsのメンバーが参加。

    ピアノの演奏をバックに彼女のやや気だるそうな歌声を乗せてしっとりと音を広げていく1. Afraid of Nothing、インディ系R&Bのような緩いビート感を強めて徐々にロック然とした盛り上がりを見せる2. Taking Chances、オルガンの温かい音色が優雅さと影のある曇った情景を表現している3. Your Love Is Killing Me、ニカやシンセ要素を取り入れて、ふんわりとしたアンニュイな空間を形成する4. Our Love、長閑な原風景を想起させる優しいメロディラインに洒落たジャズを少々、そして雲のようにゆっくりと展開される5. Tarifa、ノスタルジックな切なさも感じさせる7. You Know Me Well、Beach House系ドリーミングポップな聴き心地の8. Break Me、ピアノによる演奏を中心にそれに合わせて澄んだ歌声でじっくり歌い上げる10. I Know、日常感に溢れたオーソドックスなインディフォークナンバー11. Every Time the Sun Comes Upなどと現実の日常風景/自然をゆったりと描き出す落ち着きを持った作品でした。

    どの曲にしても繊細で最低限の音数で表現された曲が揃っているのですが、ピアノやアコギでゆったりと紡がれる優しい音色には牧歌的な情景が頭に浮かんできます。さりげないエレクトロ要素やトリップホップ的なアンニュイな感覚を取り入れてくるあたりも繊細なサウンドに彩りを加えているのも評価したい点。ただ前作にあったThe National直系渋カッコいいオルタナ感はかなり薄くなっていてそこは賛否だろう。作品トータルで見ても前半の流れはいいけど、中盤以降は割と似通った曲が並ぶためそれなりにダレを感じる部分はあったかも。まぁ「Tramp」が特別な作品であっただけで今作の路線が在りのままの彼女の姿なのかもしれないですね。ということでより素朴で美しさに特化したインディフォークな今作も心地よく聴けました。


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