Animals As Leaders/The Joy of Motion
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Animals As Leaders/The Joy of Motion

2014-10-01 23:54



    1. Ka$cade
    2. Lippincott
    3. Air Chrysalis
    4. Another Year
    5. Physical Education
    6. Tooth And Claw
    7. Crescent
    8. The Future That Awaited Me
    9. Para Mexer
    10. The Woven Web
    11. Mind-Spun
    12. Nephele

    USはワシントン州出身のジェント/プログレッシブメタル/インストゥルメンタルバンドの3rd。8弦ギターを操るバカテク黒人ギタリストTosin Abasi氏率いるDjent界きってのインスト系バンドで、セルフタイトルのデビュー作にて強烈なインパクトを残しました。続く2nd「Weightless」においては初っ端からラスボス登場みたいなスケール感で展開するポスト的な要素が組み込まれた安定感のある作品でした。安定感がある一方でマンネリもそれなりには感じたけどwそしてDjentブームにも一区切り付いた現在、再びDjent界隈に火を付けんとBorn Of OsirisやVeil Of MayaなどDjent系バンドの巣窟と化した「Sumerian Records」から最新作がリリースされた。移籍に件に関してはDarkest HourやThe Dellinger Escape Planなんかはスメリアン入りして???なかんじだったけど、このAALは音楽性からしてもっと早くてもよかったんじゃないかなとか思っちゃったりw

    チルいかんじのイントロからキレのあるメタリックな高速シュレッドでガシガシ刻んだと思えば、急にハッとさせられるようなフュージョンちっくな甘い浮遊空間へと誘われる1. Ka$cadeからAALらしいオサレでバカテク極まりないサウンドを披露されてやっぱインストDjentの王はAALしかあり得ないなぁと改めて実感させられる。自由自在に緩急を付けながら複雑に構築された展開、そして終盤における前作にて得たポストっぽさがスケールを出しててモロにツボなかんじ。ゆるふわな空間の中で本家Meshuggah直系のへヴィなリフでメリハリを付けた2. Lippincott、前半は癒しギターによるフュージョン/ミニマルもの、後半はゴリゴリの轟音路線へと切り替える3. Air Chrysalis、最近のCynicに近く緩くてリラックス出来そうな空気漂うジャズ/フュージョン要素満載の4. Another Year、ベキベキと鳴る生きたベース音が気持ちいい5. Physical Education、キュルキュルガッガッガッなDjentらしい攻めの刻み要素とスリリングな展開が良い6. Tooth And Claw、泣きのギターに変拍子、ニカやらシャレた演出もあったりで面白い構成となっている7. Crescent、ラテンっぽい情熱のアコギが印象に残った9. Para Mexer、スピーディなDjentリフとうねるようなグル―ヴ感によるアグレッシブさが印象的な11. Mind-Spun、ラストとばかりにへヴィネス極まりないギターリフで押しまくる12. Nepheleなんかも良曲で、中間に挟まれる静寂パートとの対比もメリハリ厨としてはグッときたかんじ。本作の路線としてはある程度の原点回帰しつつ2ndでのポスト感を要所要所で繰り出していくって流れで、一本道じゃない分バラエティ豊富でこの手のインストもので有りがちな飽きて最後まで聴けないみたいなことになっていないのがいいね。楽曲ごとのメリハリも然る事ながらお得意の超絶変態テクニカルプレイもここぞという場面でバシバシと披露していて、なんというか過去二作の総括をしてるかのような作品だと感じましたね。

    数年前、一部界隈で爆発的なブームを生んだ「Djent」って音楽ジャンルは始祖Meshuggahから始まり、SikthやAAL等~そしてPeripheryのデビュー作によって確立された。そしてそれに続けとばかりに数々のDjentlmenならぬフォロワー勢が似たり寄ったりのテクオナ作品を出していく中で、そのブームの火付け役となったPeripheryの2nd「Periphery II: This Time It's Personal」によって自ら幕を締めてしまうというお粗末な結果を残してしまう。私自身も当時のメタル界隈の流れに乗ってガッガッガッガッデロレレレ~ンな擬音祭りならぬDjent祭りに足を踏み入れて、やべぇ、テクニックパネェ!変態変態!と厨坊のようにはしゃいでた覚えがあるんだけど、その問題作「Periphery II」以降のDjentは最早オワコンみたいなかんじで完全に賢者タイムに陥ってしまった。The Haarp MachineやらTesseracTあたりは健闘してたんだけどね。そして本作にてその汚名を晴らさんとPeripheryのBulbことMisha Monsoorが作曲に携わり、勢いに乗るキッズ御用達レーベル「Sumerian Records」に移籍した結果、再びDjent界隈が盛り上がるきっかけとなるに十分な良作が生み出されたという流れ。これには私もそれなりにDjent熱が再燃してきた感あるし、何よりBulbが関わっているって事実が凄く面白いと思う。なんだかんだでPeripheryの影響力や功績って凄いなと。というわけで流石に名盤1stには及ばないにしてもAALを知るって上で最適な一枚だと思います。ジャズ/フュージョンなどのオサレ要素も強いのでそっち界隈の人でも十分楽しめるはず。



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