A Swarm of the Sun/The Rifts
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A Swarm of the Sun/The Rifts

2015-05-21 23:23



    1. There’s Blood On Your Hands
    2. Infants
    3. The Nurse
    4. Incarceration
    5. The Warden
    6. Years
    7. The Rifts
    8. These Dephts Were Always Meant For Both Of Us
    9. All The Love And Glory

    スウェーデンはストックホルム出身のアトモススラッジ/ポストロックバンドの2nd。Erik NilssonとJakob Berglundの二人からなるユニットで、デビュー作「Zenith」ではExplosion In The SkyやGod Is An Astronaut,初期の65Daysofstatic等の轟音系ポストロックに北欧産ならではの「哀」の要素を乗せたメランコリックな作風で中々に好印象を残しましたが、約5年ぶりとなる本作「The Rifts」ではその美意識の高いアトモスフェリックな「静」の要素に磨きをかけながらもよりスラッジメタル/ポストメタルらしさを際立たせてメリハリの利かせた作風へと変化を遂げている。それはミックス/マスタリングに同郷Cult Of LunaのMagnus Lindbergを招集していることも重圧な音の深みや透き通るようなアンビエントパートに磨きが掛かっていること、そして楽曲構成も見事なくらいに分かれる。前作でも印象強かった「静」を意識した曲では、退廃的悲愴感を醸し出す6. Yearsや甘美なメロディと激情によって生み出される壮大なラストナンバー9. All The Love And Gloryを筆頭に淡く儚く切なく聴き手の心に訴えかけるような繊細な響きを聴かせる。それに対してメタリックな音像をガッツリと轟かせる「動」サイドの曲では、淡く蒼いアートワークの如く荘厳な雰囲気を徐々に強めていき、その内に秘めたる狂おしいまでの激情を重圧スラッジにのせて壮大かつ壮絶にかき鳴らす4. Incarceration、そして近年Katatoniaにおけるダークなメランコリック感や神聖なオーラを放ち、薄暗い暗黒性でもって混沌の激重音へと様変わりする大曲8. These Dephts Were Always Meant For Both Of UsといったCOLやIsisなどのポストメタル界の重鎮を想起させるポスト/エクスペリメンタルな轟音は威厳に満ちている。しかしながら淡白というか割と地味感が漂うのも事実であり、聴き手を選ぶ作品ではあるのだけれど。てなかんじで、前作のポストロック感の減退は賛否あるはずですが、よりポストメタル寄りとなった本作はその周辺リスナーにはウケる好作には違いないでしょう。



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