Klone/Here Comes the Sun
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Klone/Here Comes the Sun

2015-10-28 03:28



    1. Immersion
    2. Fog
    3. Gone Up In Flames
    4. The Drifter
    5. Nebulous
    6. Gleaming
    7. Grim Dance
    8. Come Undone
    9. The Last Experience

    フランスはポワトゥー=シャラント地域シャテルロー出身のプログレッシブ/オルタナティブメタルバンドの5th。今年で結成20周年を迎える6人組Kloneと言えば、同郷のGojiraやHacrideなどと同じくしてDjent界の帝王Meshuggahが生みだした重低音グル―ヴに影響を受けたモダン・エクストリームな音楽性が売りのバンドだったはずなのですが、最新作となる「Here Comes the Sun」では、Tool直系のエクスペリメンタル/ミステリアスな雰囲気やポスト・プログレ的なアプローチを取りこんで、PTやRiversideのようなオルタナ系ポスト/プログレへと姿を変えています。つまり私が唯一所持する3rd「Black Days」のようなスラッジメタルばりの豪快なリフやグル―ヴ感は極力削ぎ落していて、それこそ前回取り上げたBTBAMの新作がプログレバンドと化したのと同じくしてってやつなんです。それは浮遊感を持たせたアートロック風味な渋めのサックスの音色が印象的な冒頭の1. Immersionやポストロック的な洗練された美空間やどこか枯れたような哀愁性がkscope所属バンド達を思い浮かばせる2. Fogからその違いが明らかで、より一層私好みになったなぁという感想を抱いたのは言わずもがな。他にもオルタナらしくヴォーカリストYann Lignerのエモ―ショナルな歌声を生かした歌モノ路線の3. Gone Up In Flamesやねっとりと纏わりつくような楽曲進行から徐々にメランコリックな美メロが切なさを強めていく5. Nebulousなど良曲揃い。トータルで見ても極めて高い水準を誇っています。あと4. The Drifterや6. Gleamingのような一層洗練されて深みを増したアンビエントパートやポストロック的な音の広がりにもじっくりと耳を傾けたいところ。そんなポストロック/プログレ方面に音楽性を大きくシフトさせた本作ですが、彼ら特有のミステリアスな音使いだったり、ねっとりとしたモダンでダーク感覚は今まで通り一貫しているのでブレているかんじは全くしない。しかし元のグル―ヴ感を求めると肩透かし喰らうのは間違いない(9.は唯一へヴィなリフが聴ける)ので、その辺が許容出来るのであれば是非チェックして欲しいところですね。


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