カラスは真っ白/HIMITSU
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カラスは真っ白/HIMITSU

2015-07-17 21:43



    1. HIMITSUスパーク
    2. 正義とアクチュエータ
    3. シャイ・ルック・ホームズ
    4. 9番目の「?」
    5. 革命前夜

    北海道出身のJ-Pop/インディポップ/ファンクポップバンドの3rdEP。先日とある紹介にて知ることになった2010年に札幌で結成されたバンドで、Youtubeにて視聴したとき第一に思ったことが「あれ、これやくしまるえつこが歌ってるの?」とマジで勘違いしてしまった。つまり
    相対性理論からの影響が色濃く反映された音楽性を得意とする所謂理論フォロワーなバンドだったというわけです。勿論そう思ったのは私だけでなかったようで、アマのレビューを覗くとモノマネバンドみたく叩かれてしまっている。じゃあ単に「すぺくたくる/かいじゅうごっこ」ならぬ「えつこごっこ」してるだけのバンドなのか?と問われたら決してそうは思わなかった(じゃないとわざわざ取り上げないんだけど)。勿論、リスペクトしてる部分は見受けられるわけですが、それよりもテクニカルでマスいフレーズやネオクラばりの流麗なギターソロ、ファンキーさといい理論やその後続パスピエあたりにもないスリリングで十分なインパクトを持ったもので、カラスにしかない良さを感じ取ったのであります。

    その個性となっているテクニカルな演奏力や聴き手に与える高揚感の元となっている次々と畳み掛けるスリリングさが確認出来るリードトラックの1. HIMITSUスパークやソレを更に高速化してプログレ的な展開が美味な4. 9番目の「?」はかなりの即効性を持つ。その一方で飽き安そうなかんじもしなくはないし、後者なんかはえつこ作「COSMOS vs ALIEN」にどことなく似てるような気がしなくもない。2. 正義とアクチュエータにおける理論リスペクトっぷりにも草。逆に3. シャイ・ルック・ホームズや5. 革命前夜なんかはある種の中毒性を孕んだ極上にポップでキュートな面に押し出した楽曲で、コチラは徐々にハマっていくであろう印象で、サブカル系ポップスバンドらしいスルメな聴き心地を持っています。「カラスは真っ白」とか言うバンド名から想起される近年のサブカル邦楽(ロキノン)勢らしい奇を衒ったような如何にインパクトを与えられるか勝負みたいな連中の一派なことは確かなのですが、実際は凄いストレートでポップネス溢れるキャッチーさを持っていて、下手なサブカルバンドよりはかなり取っつき易いはずです。ヴォーカリスト兼ギターの眼鏡女子ヤギヌマ カナの歌声に関してもえつこリスペクトなかんじは否めないですが、ゆるかわだけじゃなくエモ―ショナルから早口まで多彩な表現方法を見せるタイプで、リスペクト精神はきっとあるでしょうが、一概にパクリと決めつけるのは如何なものかと(検索したらよく引っ掛かったので)。とか言ってみてもサブカルキッズ野郎の巣窟ビレバンでも取り扱いされているあたり、それ系の大学生リスナー向けのバンドには違いなく、上記で挙げた相対性理論orフォロワー/サブカルバンド達と比べても洗練度の違いからか発展途上段階なかんじは否めない。しかし、このバンドの演奏力の高さだったりポップセンスだったりは磨いていけば直に化ける可能性を秘めていると感じたので今後も追っていきたいなと。ちなみに同時に入手した前EP「おんそくメリーゴーランド」ですと1./4./5.がオススメ曲です。


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