Phantom Winter/CVLT
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Phantom Winter/CVLT

2015-07-22 01:35



    1. Corpses Collide
    2. Finster Wald
    3. Suffer
    4. Avalanche Cities
    5. Wintercvlt


    ドイツはバイエルン州ヴュルツブルク出身のアトモスフフェリックスラッジ/ドゥームメタルバンドの1st。2014年にひっそりと解散してしまっていたOmega MassifのAndreas Schmittfull(Vo/Gt)とChristof Rath(Dr)を含む五人組として始動した新バンドであります。その前身バンドでは激重スラッジによる殺傷力の高い轟音をひたすらかき鳴らし地の底まで葬り去る。その暗黒性の高さは重鎮Cult Of Lunaでさえ及ばない徹底したものでした。その後解散して即座に始動したPhantom Winterのデビュー作「CVLT」においても、OM作品でも携わっていたRoland Wiegnerをミックス/マスタリングで招集しただけあって、UFOmammut級の極端に重く暗いスラッジメタルは一切ブレていない。じゃあ単に名前が変わっただけなのかというとそうでもなくて、ネオクラスト勢に通ずる激情/疾走パートや怪しげなダークアンビエントを巧みに取り入れ音楽性の幅を拡大、そして絶叫系ヴォーカルを加えて脱インスト化して上手く差別化を図っています。Lentoばりのズルズルとひきずるようなスラッジリフを刻み込みながら悲痛な叫びを上げる冒頭の1. Corpses Collideや3. Sufferなんかは前身バンドそのものですが、ゆったりとスロウな激重サウンドにて暗黒界を彷徨い、ジリジリしたノイズ混じりの静寂を挟む2. Finster Waldでは終盤切羽詰まってなのか荒々しい爆走を見せてくれたり、怪しげなミドルパートと轟音の津波が押し寄せる脅威のスラッジパートとの対比による迫力ある展開が聴き所な4. Avalanche Citiesなんかは一味違う。そして時が止まったかと錯覚を起こすような静寂にはAlter Of Plaguesに通ずる底知れぬ闇を感じさせ、激情×スラッジにて高まりを見せる5. Wintercvltは圧巻としか。そんなかんじで媚びなど微塵も感じさせない暗黒系ポストメタルでOmega Massifの代わりになりうる強力な激重作品です。ベスト候補。



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