Tempel/The Moon Lit Our Path
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Tempel/The Moon Lit Our Path

2015-10-11 02:39



    1. Carvings in the Door
    2. The Moon Lit Our Path
    3. Descending into the Labyrinth
    4. Tomb of the Ancients
    5. Dawn Breaks over the Ruins

    USはアリゾナ州フェニックス出身のアトモスフェリック/スラッジメタルバンドの2nd。Prosthetic Recordsからのリリース。Ryan(Gt/Ba/Key)とRich(Dr)の二人からなるインストバンドで、未聴の1stや本作のアートワークを見るにバンド名に掲げる「神殿」をコンセプトにしているのかもしれませんね。尚、2013年に「Temple」→「Tempel」へとドイツ語表記に変更している模様。で、沈み込むように重たい轟音スラッジからデス/ブラックなどのエクストリーム要素にプログレなどのテイストを巧みに取り入れたハイブリッドなポストメタルを披露しててコレが思いの他イイ出来で正直ビックリしてます。

    影響元の一つであろうIsisやらPelicanなどのUSポストメタル勢直系のスラッジ―な重圧感満載なリフをベースに時に豪快なブラストやらを織り交ぜながらダイナミックに轟音を響かせる
    1. Carvings in the Doorから近年のThe Oceanとまでは流石に行かないもののこのバンドタダ者じゃないと感をヒシヒシと感じさせてくれる。続く、2. The Moon Lit Our Pathでは、ポストロック的な浮遊感を持たせつつもひたすらに重めのリフで構成された暗黒性の高い壮絶な曲。そしてOpeth大好き~な哀愁溢れるアコギパートやら泣きのギターなどプログレメタル方面のアプローチを見せつける3. Descending into the Labyrinthやテクニカルな演奏パートやメロウなフレーズが目立つ4. Tomb of the Ancientsの中盤以降では聴き易さに重点を置いているかんじ。しかしラストの5. Dawn Breaks over the Ruinsではそのベタなアコギによるイントロ~アンビエントパートなどで音の強弱/緩急を上手く付けながらブラックゲイズ化して爆走、ここまで多方面展開してると若干なりともあざとくは感じてしまうものの、豪快な畳み掛けにはつい感情が高ぶってしまう名曲っぷり。ポストメタル/プログレ/ポストブラックあたり(加えてアコギなんかも)を要素を併せ持つため、全インストなスタイルであるにも関わらず案外入り込みやすいはずで、特に3.以降は顕著。なので前半の流れを通して聴くとまるで違うバンドみたいな感覚すらあってその辺を聴き比べるのも面白いかも。ポスト系ならではの曲のメリハリ具合もちとベタ過ぎというか強引だなぁと思う一方でガッツリポストメタルな前半とのアクセントと考えればアリかなと。そんなかんじで、何となしに手に取った本作ですが、なんで上半期ベスト入れなかったんだってくらいに今更ながら気に入っております。


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