Dystopia Nå!/Dweller on the Threshold
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Dystopia Nå!/Dweller on the Threshold

2015-10-29 00:25



    1. Doppelgaenger
    2. Intruder/Ephialtes
    3. Shadowcasting Horologe
    4. Through Mirrors, Darkly
    5. Moment Of Lucidity
    6. Winding Stares Into Nothing
    7. Lucidity (Phase II)
    8. Cold Is The Colour
    9. My Eyes Are The Atoms Of The Sun
    10. Final Encounter

    ノルウェーは首都オスロ出身のデプレッシブ/アトモスフェリックブラックメタルバンドの2nd。GrimneやSviktといったノルウェイジャンブラックの連中によって2010年に結成されたバンドで、冒頭の1. Doppelgaengerからしてお隣スウェーデンのShiningのようなデプレ系ブラックメタルを展開し、その苦しみ藻掻くような金切り声から野太いグロウルなんか正にNiklas Kvarforthからの影響をひしひしと感じさせる。しかし、本作の中盤以降で聴けるのは抜け殻になる前のLantlôsのようなブラックメタルらしい暴虐性とアトモスフェリックな幻想美が折り重なったポスト的な音楽性でその色が徐々に濃くなっていきます。特に4. Through Mirrors, Darklyとかデプレ化したLantlôsな曲でかなり好み。他にも清涼的なクリーンパートを挟んだりプログレッシブな鱗片を披露する6. Winding Stares Into Nothingはかなりの良曲で、Ne Obliviscarisを彷彿とさせる場面もあったり。そして終盤にかけても抜かりはなく、真っ当なシューゲブラックらしくノスタルジックで爽やかな雰囲気を醸し出す9. My Eyes Are The Atoms Of The Sunや悲しみの彼方へなドゥーミーなデプレ~ミステリアスなクリーンパート、そしてLantlôs直系のノイジーで武骨なブラストといった本作が一曲に凝縮されたような10. Final Encounterまでがっつりと聴かせていきます。ちなみにCult Of LunaのMagnus Lindbergがマスタリングを手掛けているだけあって大曲の間に挟まれるアンビエントパートも妙に凝っていて、孤独感というか不安感を煽るようなひんやりとした感覚を得られるのも彼ならではといったところで、本作の落差の激しいメリハリにも大いに影響している。ジャケに惹かれて初めて聴いてみたバンドでしたが、比較対象の一つとして挙げたLantlôsが最新作にて脱メタルしてアカンことになったその代わりに成り得るかもなポテンシャルは秘めてると思います。オススメ。


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