Panzerballett/Breaking Brain
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Panzerballett/Breaking Brain

2016-04-27 23:48



    1. Euroblast
    2. Typewriter II
    3. Der Saxdiktator
    4. Mahna Mahna
    5. Smoochy Borg Funk
    6. FrantiK Nervesaw Massacre
    7. Shunyai/Intro [feat. Trilok Gurtu]
    8. Shunyai [feat. Trilok Gurtu]
    9. Pink Panther

    ドイツはバイエルン州ミュンヘン出身のアヴァンギャルド/プログレッシブ/ジャズメタルバンドの5th。ジャズ/フュージョン×(プログレッシブ)メタルという組み合わせで有名どころと言えば、Diablo Swing OrchestraやShining(Nor)、広く捉えるならSolefaldやIhsahnのソロ作なんかも加えてもいいかもしれません。それらバカテク/変態気質なバンドの数々を聴いてきてメタルとジャズの相性の良さはある程度分かっていたつもりだったけど、今回取り上げるJan Zehrfeld(Gt)を中心に2004年に結成された5人組Panzerballettというバンドがソレを再確認させるような相当イカしたジャズメタルをプレイしている。実は最新作のリリースで初めて知ったので色々調べてみると、様々なアーティストのジャズメタルカバーだったり、エンターテイメント性の高いライブパフォーマンスだったり、多彩なアイデアやユニークなセンスを持ち合わせた面白いバンドであることが分かってきて、何で今まで存在に気付けなかったんだろうと自分の視野の狭さを痛感しますね...

    変則的な変拍子による複雑怪奇なリズム感と緩やかに入ってくるジャジーなフレーズが交差して炸裂するジャズメタルナンバー1. Euroblastを筆頭に、アヴァンギャルド/チェンバー系特有の愉快で不穏な摩訶不思議サウンドの虜になる2. Typewriter IIはへヴィネスよりもプログレ的な予測不可能な捻くれた曲展開を持ち味とし、タイプライターの打鍵音をギターリフの合間に挟んだユニークなアイデア性もリスナーの度肝を抜くこと請け合いな面白楽曲。アルバム後半戦においても、軽快なサックスやテクニカルなプレイを終始炸裂させながら、曲後半でのMeshuggahライクなポリリズムやうねりまくりなグル―ヴが混沌の渦を生み出していくへヴィ極まりない6. FrantiK Nervesaw Massacreやインドのパーカッション奏者Trilok Grutuが参加した8. Shunyaiでの「異国情緒 meets ジャズメタル」という異次元級のとんでもコラボレーションは全盛期のThe Marz Voltaを思い出すようなハチャメチャミクスチャーっぷりで聴き手に更なる混沌と快楽をもたらす。思いのままに変化/緩急を付けて予測を裏切りながらもリスナーを楽しませようと思っているのが楽曲からひしひしと伝わってきますね。そして戦車流にへヴィな仕上がりのカバー曲9. Pink Pantherも含めてとにかく濃密な一枚で、単なるジャズメタルじゃないってあたりからしても私の中ではShining(Nor)を超えた存在として今後認識されていきそうだ。そんな緻密に計算/構築されたジャズメタルの一撃は非常に強烈なインパクトを植え付けてきたわけで、当然去年のベストに入っていても何ら不思議じゃないなってくらいに気に入っています。こりゃ過去作も追々チェックしてかなきゃだなぁ。


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