Horrendous/Anareta
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Horrendous/Anareta

2016-06-24 00:10



    1. The Nihilist
    2. Ozymandias
    3. Siderea
    4. Polaris
    5. Acolytes
    6. Sum of All Failures
    7. Stillborn Gods
    8. The Solipsist (Mirrors Gaze)

    USはペンシルベニア州南東部フィラデルフィア出身のデスメタルバンドの3rd。規約に反するか微妙なラインでしたが一応アートワークの下部分を切り取りました。Matt Knox(Gt/Vo), Jamie Knox(Dr)のKnox兄弟とDamian Herring (Gt/ Vo)の三人から構成されたデスメタルバンドHorrendousの最新作。2015年大手海外メディアのベストに軒並みランクインを果たしていた最新鋭のハイブリッドなデスメタルを鳴らすバンドで、オールドスクール/スラッシュ~サイケ/ストーナー~70'sプログレ/クラシックロックと様々な要素を華麗に取り込んだ現代風のデスメタルサウンドで話題となった前作「Ecdysis」の時点でもFGDを思わせる多次元融合体な魅力は十分に披露されていました。その反面、色々な要素に手を付けたせいかあらゆる面で散漫に感じたのか、或いはあざとく映ったのかDeafheavenやPallbearerに続けとばかりに所謂ガチメタラーから批判を受けていたのが案の定過ぎて何だか笑えました。それに続く本作「Anareta」では前作を踏襲する唯一無二な音楽性をひた走りながらもカッチリとしたオールドスクールらしい質感や叙情的なメロディセンス、プログレッシブな展開力の向上が目覚ましい一枚に仕上がっており、約一年という短いスパンながらもしっかりと成長が窺えるってのはホント頼もしい限りですね。テクニカルデスのような器用な一面とデスロール的なやっつけ的な勢いが絶妙にマッチした1. The Nihilistを始め、グル―ヴ感のあるリフによるどっしりとした前半パートから叙情にドラマ性が開花していき、豪快なデスメタルへと流れ込む急転的展開が美味な2. Ozymandias、ソリッドなキレ味を持ったスラッシーな爆走とエピックなギターフレーズに惹かれる4. Polaris~そのアグレッションを生かしたVektorのようなプログレスラッシュへと転身する5. Acolytesあたりの中盤が本作のハイライト。ポストブラック風味の曲終盤もニヤリとさせられます。更にヴィンテージな香りを放つトラディショナル/デスロールといったかんじの7. Stillborn Godsも同じく作風を変化させたTribulationの最新作にリンクするかんじで中々面白い。オールドスクールデスメタルとして薦めるには本作も多様性に富み過ぎていてちとミスマッチなかんじは否めないですが、現在のエクストリームメタルシーンを体現するような見事な力作には違いないでしょう。



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