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今週も『ニューズウィーク日本版』(7・7)の独擅場(どくせんじょう)だ。
10ページの大特集は「南シナ海を占拠する中国の深謀」。
カール・セイヤー氏(オーストラリア国防大学名誉教授)は「それは『埋め立て』ではない」と断言。
〈はっきりさせよう。中国が南シナ海で行っているのは、自然作用や人的使用で侵食された地形の改良を目的とする埋め立て工事ではない。中国が行っているのは、人工島の建設だ。
中国側は、自らが領有権を持つ島を埋め立てていると主張するが、これは事実と異なる。実際には、中国は「低潮高地(満潮時に水面下に没し、干潮時に水面上に現れる自然に形成された土地)」や岩礁に、人工建築物を造っている。こうした存在は領有権の対象にならず、それを根拠とした領海や領空を主張することもできない〉
中国の目的は国際法の盲点を突いて南シナ海にADIZ(防空識別圏)を設けることだと言うのはミンシン・ペイ氏(クレアモント・マッケンナ大学教授)。
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産経ニュース【花田紀凱の週刊誌ウォッチング】より
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