山本太郎に一票入れた有権者は責任とって欲しい。考えているのはいかに自分を目立たせるかってことばかり。採決時には一人で牛歩してみたり。黒服、黒ネクタイで数珠を持って安倍総理を拝んでみせたり。
議員数が少ないからNHKの政治討論にも出てくるのだが(小沢一郎は話がうまくないから出てこない)、ペーパーを棒読み、最後はNHKを批判。
他党の出席者たちもうんざりしている。
山本太郎については先週の夕刊フジのコラムにも書いたので再録しておく。
大詰めの平和安全法制。
反対派の“ヒステリー指数”が上がりっ放しだ。
まず、13日日曜夜九時からのNHK与野党10党代表の平和安全法制大討論。1時間半見ていて、つくづく野党、とくに民主党岡田克也代表のもの分かりの悪さには呆れた。というか、つくづく嫌になった。
10年1日、全く同じことを言っている。野党第一党であり、少なくとも3年間、国政を担ったのだから、国の防衛、安全保障について、それなりに考えたはずではないか。
与党の揚げ足を取るばかりでなく、わが党(つまり民主党)なら、この場合、ここをこうするという具体的な対案を出して議論すべきだろう。
国会中継を見ても、野党の質問は、些末なことにばかりこだわっている。
これじゃ、安倍総理が「早く質問しろよ」と言いたくなる気持ちもわかるし、いつまで時間をかけても時間のムダだ。
番組自体、時間のムダ。
もっとうんざりしたのは「生活」の山本太郎代表だ。ムキ卵のような頭で登場。誰がチエ(サルヂエ)をつけたのか知らないが、カンペを読みながら、自衛隊員の精神的ダメッヂについて、知ったふうなことを言い、最後はNHKの報道ぶりを批判。
司会の島田敏男氏も、他の出席者もうんざりしたのだろう、全く無視していた。
もうひとつ、13日朝刊、毎日新聞の社説。いつもの倍のスペースを使い、大見出しが「政府の説明は破綻した」。
〈こういうときだからこそ日本はいま何ができて、何ができないか。足りない点を補うために、どんな法制を整備すべきか、冷静に検討する必要がある〉
では毎日はどう「冷静に検討」しているか見てみよう。
社説が「尖閣について考えた」ことはこうだ。
〈この防衛は、日本を守るための個別的自衛権で対処する。米国も日米安保条約5条にもとづき共同で防衛にあたると期待されている〉
かつて毎日は、朝日とともに安保改定に大反対のキャンペーンを張っていた。それが「米国も共同で防衛にあたると期待されている」。どの面下げてとはまさにこのことだ。
オバマ政権によって、アメリカが世界の警察という立場から少しずつ身を引こうとしている現在、「共同で防衛に当た」ってくれる保障はどこにあるのか。
今回の平和安全法制は、まさに、そこをスキ間なく埋め、イザという時、アメリカに逃げられないようにしようというものではないか。
〈政府が法案に込めた狙い〉について、毎日の社説は冷静に(?)こう分析する。
〈米軍の戦いを自衛隊が世界規模で支援し、集団的自衛権の行使が可能な国になることで、日米同盟をより双務的にすることだろう。それによって米国をアジア太平洋に引きつけ、強化された日米同盟で中国の軍拡に対応することを目指している〉
わかっているではないか。「米軍の戦いを自衛隊が世界規模で支援し」という部分を除けば、全く異論はない。
憲法9条ある限り「自衛隊は世界規模での支援」などできるハズもない。
「破綻」しているのはどっちだ。
安倍総理にならってこう言いたくなった。
「さっさと採決しろよ」
花田紀凱
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Twitter等ではそんな山本太郎氏が「英雄」に見えている人もいるようですね。
バカにはバカがそう見えるのでしょう。
十年一日は熟語なので漢字の方がいいかと。1期1会のような違和感がある。
政治資金横領で刑事告発されようとしている田母神が「英雄」に見える人もいるようですしね。
バカにはバカがそう見えるのでしょう。
サシで議論できないからTwitterで散文的に呟くことで支持を得る浅い人達・・・。