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年末になると新聞が極端に薄くなる。通常は38ページの朝日が10ページ、40ページの読売が6ページも減らしているのだ。
28ページの産経ですら6ページも減らしている。
朝日なんか同じ料金を取りながら26パーセントも減ってるわけで、上げ底もいいところだ。こんなことを、もし食料品メーカーや飲料メーカーがやったら、朝日は厳しく批判するだろう。
何故、各紙がこんなことをしているかといえば、元旦の特別版のためなのだ。元旦特別版が20ページ近く挟み込んであるため、元旦の新聞は分厚すぎて郵便受けに入りきらない。5紙取っている我が家など郵便受けの下の地べたに置いてある。
しかもこの特別版、つまらないのなんの。例年、読める記事がほとんどないのだ。前々から作り置きしていた、芸能やテレビ関連記事など、どうでもいい記事ばっかり。
販売店にはそれでなくとも、普段から押し紙が山と積まれているのだから、そしてその大半は古紙業者に直行するのだから、年始の販売店は足の踏み場もないのでは? ま、古紙業者に売る分が増えるのだから販売店にとってはプラスなのかもしれませんがね。
減ページの件に話を戻すと、しかし、一人の読者としてはこのくらいのページがちょうどいい。読む時間も短くて済む。
普段の新聞はくだらん記事で水増ししているのだ。
新聞は「軽減税率」などと言ってないで、減ページして値段を下げろ。その方が読者のプラスになる。
花田紀凱
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