フランス語の香水の語源は、ドイツの街ケルン。
閉じる
閉じる

新しい記事を投稿しました。シェアして読者に伝えましょう

×

フランス語の香水の語源は、ドイツの街ケルン。

2013-12-30 21:48
  • 10
今回が年内最後の更新となります。本年度閲覧いただきました皆様、ありがとうございました!
記事を書き始めてまだ2ヶ月程度の新参者ですが、来年もお付き合いいただけましたら幸いです。

さて、タイトルの意味ですが、まぁそのままです
・・・と言うと見も蓋もないので、まずはちょっと昔話をば。
18世紀末、ドイツ(旧バイエルン領だったかな?)のケルンという街に、良い匂いのする水を販売する店がオープンしました。今でいう香水です。
が、店を始めて僅か2年でケルンはフランス軍に占拠されてしまいました。
挙句、店をメインストリートだったグロッケン通りの好立地から4711番地という無名な通りに強制移転させられるというとばっちり。
この店の店主さん、たった数年間で激動すぎるだろ、と思うと何だか可哀想になります。
そんな人生で衝撃的だった出来事トップ3を僅か2年でコンプリートしたであろう店主さんですが、良いこともありました。
香水がフランス軍の兵士さんにバカ売れしたのです。その用途は自分用より、祖国フランスで帰りを待つ妻や娘用だったんだとか。
そうやってカモ兵士たちが持ち帰った香水がフランスで爆発的にヒット。
(ヒットの理由は、まぁ、風呂文化死滅してたとか街中御不浄状態だったとかゴニョゴニョ)
ケルンという街で作られた良い匂いのする水、
=オーデコロン(フランス語で「ケルンの水」という意味)
という名前が定着しました。
因みにこの元祖オーデコロンは現役で生産・販売されています。
「4711」という、店のある通りにちなんだ名前で、日本でも稀に売っているので見たことのある人もいらっしゃるかと思います。

(↑手持ちの4711。匂いが気になる方はハンズ等で探すといいかも)
さらに、このお店の名前も「4711」。
天国にいらっしゃる店主さんがどんな思いでこの名前を付けたのかは不明ですが、強制移転させられた記憶を揺さぶるであろう名称が世界的に有名になって、嬉しいやら悲しいやらさぞ複雑な胸中なのではないかと邪推しております。

さてさて、もうお気付きだとは思いますが、今回はすでに大分語っていますがケルンです!
撮影カメラはミラ-レス一眼なので解像度は良いかと。
ケルンという街はローマ時代から続く由緒ある街で、この街のシンボルとも言えるケルン大聖堂は世界遺産にも登録されている名建築。

実はこのケルン大聖堂、西洋建築で一番好きな建築なんです。
なので、到着前からテンションMAX、クリスマスマーケットシーズンだったので多くの人がマーケットへ直行する中、一人教会に突撃してほとんどの時間がこの教会見学へと寄付されました。
うきうき走りかまして現地のガイドさんに爆笑されたけど悔いなどない!w


雪と風で天候が最悪だったこともあり、内部は人でごった返していました。
このケルン大聖堂の歴史は古く、4世紀頃には完成していたと言われていますが、その後2回ほどブロークン&ファイヤーされたので、今の大聖堂は3代目となります。
13世紀から14世紀にかけて建造され、当時ヨーロッパ各地で流行していたゴシック様式を全面的に採り入れた様式が特徴です。
その後もちみちみ増築したり何だりとしたので、現在の状態になったのは19世紀とされています。長いな!w
(第二次世界大戦で内部がかなり破壊されたのですが、その後修復されています)

そういえば、良く「ゴシック様式と他の様式の見分けがつかない」との声を聞くのですが、超簡単な見分け方があります。
それはズバリ、窓のアーチの形状
窓の上が尖ってればゴシック様式、丸ければその他(ルネサンスやロマネスク、バロック等)の様式です。
何故こんな見分け方、と言われそうですが、それぞれの建築様式が目指したものが違うので自然と形状が異なるのです。
ゴシック建築は神様のおわす天に限りなく近い場所へ行きたい!と頑張った建築様式なので、ちょこっとでも高さを稼ぐために先が尖っています。
まぁ若干装飾過多な感じもゴシック様式にはあるんですが、稀にえらいすっぴん状態のものもあるので油断なりません。


時の王、ルートヴィヒ1世が寄贈したとされるステンドグラス。
ケルン大聖堂には他にも東方三博士の聖遺物が納められていたりと、宗教上でも重要な場所だったりします。
(東方三博士とは、聖イエスが馬屋で生まれた夜、星を見て「あ、今救世主生まれたでオイ!お祝い行こうぜ!」と出産直後の見ず知らずの女性に凸かましたお三方のこと(この言い草))

さて、このケルン大聖堂ですが、他にも名所があります。
それは塔の頂上
ええ、登れるんですよ、ここ。

533段の階段という超難所ですが。
(因みに有料。金額は失念しましたがそんなに高くは無かったはず・・・)
しかし、折角ケルンくんだりまできたので、登ります。


途中鐘のある部屋を通過したりしつつ、寒さと疲労で震える足を叱咤し、ひたすら頂上を目指します。

螺旋階段をひたすら登り、ちょっと開けた場所に出て、
「やった、着いた!」
と思ったら。


・・・え、何この工事現場。
残念ながら正規ルートです。
窓という窓にはガラスが入っておらず、地上100m越えの強風がまともに吹き付けてきます。
顔面めっちゃ痛いです。
しかもこの足場、鉄だからすごい滑る!
雪だからさらに滑る!
やばい落ちたら死ぬ!と思って手すりに縋れば皮膚が一瞬で凍傷になりそうな冷たさ!
・・・何で街中で死に掛けてるんだ私、と冷静になったら負けです

どの位吹雪いていたか激しく分かる一枚。
と。

ある意味珍しい、塔の頂上の裏側。
gkbrしながら登る中、同じくこの空間にたどり着いたご婦人が手すりにしがみつく私の姿を見て即回れ右していたのが何故か凄く記憶に残っています。
うん、賢明な判断だと思うよ!

そんな死にそうな思いをしつつ、頂上に到着!

いきなり頭上に空が!

見下ろした街は・・・
うっわぁ、すんごい霞んでるぅ!
天気悪かったからね・・・しょうがないですよね・・・。
それでも登りきった達成感はすごいので、行かれた方は是非登ってみることをお勧めします!
でも雪の日は体力と要相談で。
写真を撮るだけとって降りたんですが、登頂アタック開始から終了まで1時間近くかかりました。
後日日本に帰って看板の文字調べたら、所要時間30分と書かれていたというね・・・orz

生還してから、クリスマーケットもちょこっと覗いてみました!

ケルン大聖堂の横の広場でやっています。100近い出店がひしめいていて見ているだけでも楽しい!
中にはドイツのクリスマスマーケット名物のグリューワイン(ホット赤ワインに香辛料を加えたもの。甘めでうまい!)もあり、注いでくれるマグカップはお持ち帰り可能です。
街ごとにデザインが違う上、毎年それぞれデザインが変わるのでコレクターもいるんだとか。


横から見た大聖堂も大変美しい。
塔を見上げ、あそこにいたんだよな、と思うと色々こみ上げてくるものがあります。
ええ、色々。
次があれば晴天を願うばかりです。雪、マジつらい。

そんなこんなで色々あったケルンですが、一つ事件が。

この写真撮影時、
撮影に夢中になりすぎてマーケットで購入したものを全入れしていたエコバックを紛失しました。
私の、私のメリードリヒ一世が・・・・!!!;-;
(羊のモッフモフの縫いぐるみ)
悔しかったので同じ店でマフラー買いました。メリードリヒ二世といいます。
売り子のお姉さんに顔覚えられていて、子供と思われたのか超微笑ましい顔されました。
私あなたより確実に年上ですけどね!w

広告
×
初めてブロマガ拝見させていただきます。
ケルンと言えば写真ではよく見るものの(世界史が受験科目である自分は特に)、
あれ、登れたんですね!w
しかも鉄骨を繋いだだけの簡素な造りで雨風の対策もしていないとは…
しかし、歴史的価値を傷つけないためには当然の処置なのでしょうね。
これからの更新も楽しみに待ってます。
73ヶ月前
×
>>1
初めまして、閲覧いただき、ありがとうございます!
そうなんです、登れるんですあれ^^;
歴史建造物は構造や環境に問題があっても、歴史的価値や宗教教義上改修させてもらえないことも多々あります・・・。

これからもマイペースに頑張りますので、楽しんでいただけましたら幸いです!^^
73ヶ月前
×
面白かった・・・いいなあ行ってみたい
旅費はいくらぐらいかかりましたか?
73ヶ月前
×
面白かった
生還おつ笑

ところでケルン聖堂はおれのだいすきなガウディさんのサグラダファミリアにちょっと似てる、いいね
73ヶ月前
×
>>3
閲覧いただきありがとうございます!
旅費ですか、えぇと、格安ツアーで行ったので(飛行機チケットと宿、宿~宿の移動のみのもの)細かい内訳は不明ですが、おおよそでよろしければ。
ツアーはドイツ、オランダ、ベルギーを回って燃油他諸経費込みで20万少々、現地の交通費&食費&おみやげ代で10万は切ったので総計30万というところだったはず。
この時はベルギー横断とかやったので交通費が結構かかりました。
一人参加じゃなければ一人部屋代の追加費用はかからないのでもうちょいお安くなるかと思います。
73ヶ月前
×
>>4
閲覧いただきましてありがとうございます!
生還乙ありがとうございますw

サグラダファミリアですか、いいですよね、私も好きです!
言われてみれば少し似ていますね、塔のせいでしょうか??
73ヶ月前
×
ブログには普段コメントなど書かないのですが、
あまりにもこの記事が素晴らしかったので、
足跡を残させてください。

次回も素晴らしい建築を紹介してください。
73ヶ月前
×
>>7
閲覧いただき、ありがとうございます!
とても気に入っていただけたようで嬉しい限りです。

今後も様々な建築や風景を紹介していこうと思いますので、また見ていただけましたら幸いです。
73ヶ月前
×
あぁ^~もう素晴らしすぎて乙としかいえんのじゃ^~
やっぱり歴史絡みの建造物は堪らない浪漫を感じさせますね
生きてるうちに行ってみたいもんです
73ヶ月前
×
>>9
閲覧ありがとうございます!
歴史的建造物は本当ロマンに溢れていて、当時のことを思うと堪りません!
是非生きているうちにご訪問くださいw
73ヶ月前
コメントを書く
コメントをするには、
ログインして下さい。