【安藤美姫の決断 日本の出産の現実】

フィギュアスケーターの安藤美姫選手が女児を出産したという。昨夜、テレビ
番組で報じられたことで各メディアが一斉に後追いし、大きなニュースになっ
ている。

素晴らしいことではないか。まずは彼女の決断と新しい生命の誕生に心からの
祝福を贈りたい。

『ヴォーグ』誌（ウェブ版）に、安藤さんのコメントが載っている。
http://health-beauty.vogue.co.jp/archives/1145
（VOGUE JAPANより引用）

〈本日、出産をメディアに公式発表したフィギュアスケート選手の安藤美姫。
彼女によく似た愛らしい笑顔の赤ちゃんをその胸に抱いて、ヴォーグだけに特
別な思いを語ってくれた。

「大切な命を授かったことを知ったときは、女性として、人間として大きな喜
びに包まれました。休養中のことでしたので、関係各所に色々とご迷惑をおか
けすることもありましたが、周囲の人たちの温かいサポートに守っていただき、
無事に出産をすることができました。こんなにもたくさんの人の優しさに支え
られているのだと、感動と感謝の気持ちでいっぱいです」〉（『ヴォーグ・ジ
ャポン』）

少子化対策を声高に叫びながら、むしろ女性の出産奨励に逆行するような「空
気」を作ってきたのが現代日本社会である。