今年7月、日本の未熟さを示すニュースがまたしてもネット界を賑わせた。
いや、日本の未熟さではない。正確には日本のテレビ局、マスメディア、言論
空間の未熟さを示す情けないニュースだ。

 パナソニックが発売したネット対応テレビ、「スマートビエラ」、このCMが
民放各局で拒否されているという驚くべきニュースである。パナソニックとい
えば2009年度の広告出稿料が東京電力などの電気事業連合会に次いで日本で2
位の企業だ。その得意先のCMを拒否するというのだから、相当のものだろうと
推測される。