ゆっくり霊夢とやる夫が学ぶ ウルトラ怪獣大百科【SS版】 part6(未公開部分含む)
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ゆっくり霊夢とやる夫が学ぶ ウルトラ怪獣大百科【SS版】 part6(未公開部分含む)

2013-09-01 12:02
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※このSSは権利問題により削除したゆっくり解説動画
ゆっくり霊夢とやる夫が学ぶ ウルトラ怪獣大百科」シリーズの、
茶番(ストーリー)部分のみを纏めてリメイクした内容になっています。
また、現在投稿中のゆっくり解説動画
ゆっくり妖夢がみんなから学ぶ ウルトラ怪獣絵巻」や、
ゆっくり霊夢とやる夫が学ぶ 昆虫大百科」の前日談という扱いにもなっております。
ウルトラシリーズ及び、東方Projectの二次創作なので苦手な方は注意!!
(設定等も原作を元に、一部オリジナルが入っています)


前回のお話はこちらからどうぞ。

http://ch.nicovideo.jp/ultramanasina/blomaga/ar261563

part6「異形の悪魔」

「宇宙からやって来た狩人」の死の影響なのか、
琉夫達が居た場所は突然大きな音と共に斜めに傾き始め、
人々は手すりや壁に走るパイプの様な物にしがみついてその身を支えていた。
先ほどまで勢い良く攻めていたユートム達の機能も停止し、
糸の切れた操り人形の様に床の傾きと共に次々と壁に打ち付けられ、
装甲の隙間から内部のパーツの様なものが飛び出してショートしている。
琉夫も今居る場所が大きく傾き始めた事に動揺していたが、
今までの情報を総合する事により、一つの仮説が頭に浮かぶのであった。


琉夫 「さっきの奴は宇宙人・・・という事は、今俺達が居る場所は・・・奴の宇宙船の中!?」


更に床が大きく傾いた事により人々が悲鳴を上げる中、
一瞬の静寂の後に激しい轟音と地響きが彼らを襲った。
人々が怯えきっていた中、警察官達は恐る恐る顔を上げると、
廊下の奥から光が差し込んでいるのを確認し、警戒しながらそこへと近付いた。
光の正体は・・・朝日だ。
先ほどの衝撃で生じた亀裂から、眩いばかりの朝日が射し込んでいた。
警察官達は大きな声で外に出られる事を人々に伝え、
囚われの身となっていた春日部市民は次々と歓声を上げた。


依夫 「やれやれ・・・やっと一息付けそうですな」

霊子 「もう、さっきの騒動のせいで服もドロドロよ。早く家に帰りたいわ・・・」


2人が談笑をする中、突然真後ろで大きな物体が落下したかの様な異音が鳴り響く。
顔を引きつらせながら霊子が恐る恐る振り返ると、
そこには天井から落下したと思わしき琉夫の姿があった。


霊子 「も、もう!琉夫さん!驚かさないで下さいよ!!」

依夫 「い、生きていて何よりですわ・・・」

警官B「今まで何処に居たんだ!?俺達はブリキ人形を相手に死に物狂いで戦っていたんだぞ!!」

琉夫 「こっちは言葉を話すでっかい【シラミ】を相手に色々と・・・」

警官A「な、何だそりゃ?」

琉夫 「後で詳しく話すお・・・」


壁に生じた大きな亀裂から次々と脱出する人々だが、
ふと後ろを振り返ると、目の前に広がる異様な光景に思わず我が目を疑うのだった。
自分達が今居る場所は「埼玉県春日部市の庄和総合公園」。
そこの野球場に見た事も無い「巨大な円盤」が墜落しており、
周囲の木々や建物の一部が墜落のショックで大きく損壊していた。
自分達は今まで円盤の中にある牢屋に囚われていた。
その事実を知った人々の中には、
思わず声を上げて叫んだり泣き出す者も現れ始めるのであった。


警官C「・・・!!」

依夫 「・・・今回の事件、どうやら我々の管轄外だったみたいですな・・・」

警官A「やはり人間の仕業じゃ無かった、事実であってほしくなかったがな・・・」

警官B「すると、さっき琉夫が話していたシラミみたいな宇宙人が、この円盤を使って人間達を次々とさらっていた訳か」

琉夫 「宇宙人も自分でそう言っていたお。本当に人騒がせな奴だお」

霊子 「私達ってSF映画みたいな事件に巻き込まれたのね・・・うふふ、このネタはマスコミに高く売れるわよ!そういえば琉夫さん、その宇宙人はどうしたんです?」

琉夫 「俺の怒りのワンパンで血糊みたいになっちゃったお、テヘッ♪」

全員 「(コイツが一番の化け物じゃないだろうか・・・)」


現場には他の市からも次々と応援が到着し、
その異様な光景に園内は騒然とした雰囲気に包まれている。
負傷者達は次々と救急車で病院へと搬送され、
囚われた警察官達も他の警察官から事情聴取を受けていた。
琉夫、依夫、霊子の3人も事情を一通り駆け付けた警察官達に話した後、
仮設テントで朝ごはんを食べながら大騒ぎになっているTVを見つめて談笑している。


霊子 「【春日部に空飛ぶ円盤墜落!地球は狙われているのか?】・・・ですって。もう少しまともなテロップは出せないのかしらねぇ?」

依夫 「さぁ、これからが大変だぞ。捜索の依頼をされた失踪者リストと、今回助かった人達のリストを照らし合わせて・・・」

琉夫 「さすがにデスクワークまで手伝う義理は無いお。後は探偵さんの方で勝手にやっておいてくれお」



やる夫「あー、面白かったお。ダイスの女神様に好かれたやる夫に敵なんて居なかったお!」

霊夢 「こっちはこっちで大変だったのよ?あのロボット軍団相手にどれだけの犠牲が出たか・・・」

やらな「俺を盾にして攻撃を防いでいたのはどこの誰だよ、全く・・・でも探偵らしく探索パートで活躍出来た事だし、今回のセッションはまぁ良しとしておこうかな」

メフィ「プレイヤー3人が全員生き残れた訳ですね、おめでとうございます」

魔理沙「・・・あのさ、何勝手に終わった空気にしているんだ?私はまだ終了したなんて一言も言っていないぜ?」

やる夫「・・・えっ?」

魔理沙「朝日も登りきり、現場がやや落ち着いてきた所に3人の警察官が霊子達の前に姿を見せる。だが、彼らの表情は明るいものでは無かった」



警官A「・・・あまり良い知らせでは無いんだが・・・少なすぎるんだ」

琉夫 「え?お前らの給料がかお?」

警官B「お前、地の果てまでブッ飛ばされたく無かったら黙ってろ。いいな?」

琉夫 「は、はい。すみませんお・・・」

警官A「一通り捕まっていた人達の身元を確認したんだが、春日部から蒸発した人間の数はこんなものじゃあ無い。円盤の中に居た時も感じたが、被害に遭った人はもっと大勢居たはずだろ?」

依夫 「確かに、あの人達で全員という数には見えませんでしたが」

警官C「既に宇宙人の実験台にされたとか、別の場所に捕らわれているという可能性もあるんですが、どれも憶測の域を出ない説ばかりですし・・・」

霊子 「つまり・・・まだ牢屋があるか、もしくはシラミ宇宙人の単独犯行じゃなかったって事?」

警官A「その可能性を視野に入れて、今後は更に捜査網を拡大する方針になるだろうな」

琉夫 「(やっぱり、今回の事件も【アイツ】が絡んでいるんじゃ・・・?でも証拠は何も・・・)」

???「う、うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!??


林の方から聞こえた悲鳴と数発の銃声が、公園中に響き渡った。
円盤付近を調査していた警察官達はすぐさま現場へと到着するが、
そこには悲鳴を上げたものは存在せず、
何事も無かったかの様に静けさを取り戻した朝の林の姿が広がっている。
霊子達もテントから飛び出し、警察官達は無線で連絡を取り合うが状況が全く掴めずにいた。
すると逆方向にある林からも悲鳴が聞こえたかと思うとその悲鳴もすぐに消えてしまい、
今度は円盤付近に待機していた警察官も悲鳴を上げて姿を消してしまうのだった。


警官A「な、何が起こっているんだ!?おい、そっちは無事か!?」

警官C「何かが起こっているのは確実です!僕は残っている市民を避難させます!」

警官B「よし、俺はあっちに声をかける。おい、お前らもさっさとこの場を離れるんだ!」

依夫 「さぁ二人共、走れ!走れーっ!!」

琉夫 「俺は大丈夫だお!霊子さん達だけでも逃げるんだお!!」

霊子 「何言っているんですか!何が起こっているかも解らないんだから貴方も一緒に・・・」

警官Cうわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!?


悲鳴を上げた警察官Cの方を、その場に居た人間全員が振り返った。
そこには空に浮かぶ青い波動の様な空間の裂け目から、
タコにもイカにも似つかない巨大な触手が出現し、
警察官Cの体を絡め取っている様子が見た者の瞳に映し出されている。


警官C「あ・・・あぁぁ・・・あっ・・・」


驚きと恐怖のあまり声も出せないまま、目に涙を浮かべている警察官C。
周りの人間もその光景を見て呆然と立ち尽くす中、
絶望的な表情を浮かべたまま警察官Cは空間の中に引きずり込まれ、
青い波動の様な空間は音も無く閉じてしまう。


警官A「あ・・・あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁッ!!!」

警官B「何なんだよ・・・何なんだよアレはっ!?」

琉夫 「アイツだお・・・」

依夫 「今の奴を知っているのかね!?」

琉夫 「やっぱりアイツがこの事件にも関わっていたんだお・・・」


頭を抱えてその場に崩れ落ちる琉夫。
今まで見た事も無い様な怯え切った琉夫の姿を見て驚く一同だったが、
霊子は琉夫の両肩に手を置いて、目を覚まさせるかの様に彼の体を揺さぶった。


霊子 「しっかりして下さい!今はそんな事をしている場合じゃありません!早く立って!!」


自分の目を見据えて本気で心配してくれている霊子の姿を見ながら、
琉夫の脳裏の奥底にあり続けた幼き日のトラウマが蘇って行く。
かつて小学生だった頃の琉夫には、「川口琉美」という2歳年下の妹が存在した。
夏休みの自由研究の為に昆虫採集をしていた琉夫に着いていった琉美だったが、
林の中ではぐれてしまい、兄の琉夫は必死になって林の中を探し続けた。
時は流れすっかり夕暮れになってしまい、
自分一人の力では探しきれない事を悟った琉夫は助けを呼ぶ為に林を出ようとしたが、
林の出口付近で彼は大きな触手で捕らえられ、琉夫の目をまっすぐと見つめながら、
涙を流して触手のある異空間の中へと消えて行く琉美の姿を見たのだった。


琉夫 「また、またアイツが・・・」

警官A「しっかりしろ!立て!!今のが前に俺に話してくれた怪物なんだな!?」

警官B「・・・来るぞっ!」


再び空に青い波動が出現し、
粘着性のある粘液で覆われた無数の吸盤が付いた禍々しい触手が、
その中からこちらを探る様な動きで覗いている。
周囲の警察官は一斉に触手に向かって発砲を続けるが、
触手は時折大きく揺れ動くだけでそれほど効力がある様には見えなかった。



魔理沙「・・・よし、全員のSANチェックの結果が出たな」

やる夫
「・・・!?」

やらな「・・・なるほど、蒸発事件はクール星人だけじゃなくてコイツの仕業でもあったのか」

霊夢 「何一人で納得した様な顔をしているのよ!大ピンチよ、大ピンチ!!」

メフィ「こ、このタイプの怪獣は私は見た事が無いですね」

やらな「とんでもない奴が出たぞ。恐らく人間を襲う描写から見てもコイツは・・・間違い無い、【ウルトラマンネクサス】に登場したスペースビーストの1体、【クトゥーラ】だ・・・!!」

魔理沙「さぁ、後はお前らの行動次第だぜ・・・?」



巨大な触手に次々と捕らえられ、異空間の中に引きずり込まれて行く警察官達。
人々の恐怖を楽しむかの様に一人ずつ狙うその姿は、悪魔とも呼べる程の悪意を感じさせる。


霊子 「琉夫さん!このままじゃみんなやられちゃうわ!早く立って!!」

琉夫 「・・・」


霊子に無理やり起こされた琉夫はうつ向きながらも走り始めるが、
周囲に目をやると警察官だけではなく、まだ公園には多くの市民も取り残されていた。
触手は発砲を続ける警察官だけでは無く逃げ惑う春日部市民にも狙いを定め始め、
人々の悲鳴を聞いて更にその動きを活発化させていた。
触手の数も増し、その付け根にある醜悪な顔の様な物を垣間見せる事で、
より人々の恐怖を煽っている。
琉夫は改めて怪物の恐ろしさを肌で感じ取り、
そして怪物は一体何の目的で一連の行動をしているのかを察した。
この怪物は人間の肉体だけでは無く、【人間の恐怖心】を喰っているのだと。





part7に続く
http://ch.nicovideo.jp/ultramanasina/blomaga/ar339061


まなしなへの連絡先など
主な活動拠点であるブログ→   http://ultramanasina.blog102.fc2.com/
何かあればこちらまでメールを→ soundwave0628@gmail.com
何故か始めたtwitter→      http://twitter.com/soundwave0628


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