ゆっくり霊夢とやる夫が学ぶ ウルトラ怪獣大百科【SS版】 part9(本編再開)
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ゆっくり霊夢とやる夫が学ぶ ウルトラ怪獣大百科【SS版】 part9(本編再開)

2013-11-29 18:07
  • 2


※このSSは権利問題により削除したゆっくり解説動画
ゆっくり霊夢とやる夫が学ぶ ウルトラ怪獣大百科」シリーズの、
茶番(ストーリー)部分のみを纏めてリメイクした内容になっています。
また、現在投稿中のゆっくり解説動画
ゆっくり妖夢がみんなから学ぶ ウルトラ怪獣絵巻」や、
ゆっくり霊夢とやる夫が学ぶ 昆虫大百科」の前日談という扱いにもなっております。
ウルトラシリーズ及び、東方Projectの二次創作なので苦手な方は注意!!
(設定も原作を元に、一部オリジナルが入っています)


前回のお話はこちらからどうぞ。

http://ch.nicovideo.jp/ultramanasina/blomaga/ar382116

part9「真夏の悪意」

清々しい日曜日の朝だった。
先月はメフィラス星人の出現、そして魔理沙作のTRPGのプレイと、
やらない夫の家は数々の騒動に見舞われていた。
だが、久しぶりとなる自分1人だけの休日となったやらない夫はベランダに出て、
小鳥のさえずりを耳にしながら手にしたコーヒーを口にしつつ、
青空に登る朝日を見ながら一息ついていた。


やらな「・・・ふぅ、やはり休日はこうでなくっちゃぁな」


タバコを咥えながらあまり人前で見せない様な笑みを浮かべていたやらない夫。
目を閉じながら口に含んだタバコの煙を鼻から吹き出し、
大きな深呼吸をした後にふと目を開けてみると、
目の前には見た事も無い「のどかな田舎の風景」が広がっていた。
彼は突然の事に頭が真っ白になってその場に立ち尽くしてしまったが、
後ろからは聞き覚えのある笑い声が響き渡り、やらない夫は恐る恐る振り返った。


魔理沙「あー、面白かったぜ。呆然としてただろ、お前」

やる夫「ドッキリみたいで超面白かったおwwwwwwwwwwww」

霊夢 「ひとまず、実験は成功みたいね」

やらな「・・・お前ら、一体何をやったんだ!?そしてこの田舎的な風景は何なんだ!?」

魔理沙「いやな、メフィラスからこの【空間】を貰ったから、その使い方を試していたんだよ。どうやらある程度の範囲内なら、自分が念じた人間を空間の中に引き込めるみたいだな。それに空間の中の景色も、私の思いのままに変える事が出来るみたいだ」

やらな「おい、俺の体を使って何をやっているんだ!失敗したらどうするつもりだったんだ!?」

やる夫「まぁ、成功したんだから良いじゃないかお」

やらな「くぅ・・・お前にまでドヤ顔をかまされると流石にムカっと来るな。TRPGじゃ調子に乗ったあげく、最後にスカをやらかした癖に」

やる夫「そ、それとこれとは関係無いじゃないですかお!それに一応生き残ったし!!」

魔理沙「で、本題に入るが。やらない夫、今日は暇か?」

やらな「あぁ。せっかくの日曜日だから【お前ら抜き】で静かに過ごそうと考えていた所だ」

魔理沙「つまり暇っていう事だな。じゃぁ、行くか!」

霊夢 「行くって、今日は何処かに出掛ける為に皆を集めたの?」

魔理沙「ああ。この空間はワープ機能も付いているから、すぐに着くぜ」


空間から出た霊夢たちは、地面に丸い円状の模様がある公園に降り立った。
公園にはベンチや小さなステージの様なものが設置してあり、
そこでは若者が喋りあったり老人が気持ち良さそうに昼寝をしている。
周囲には様々な建物が存在し、
一見すると都会の真ん中にある何の変哲もないただの公園なのだが、
公園の中心を見据える魔理沙の目だけは何時も以上に輝いていた。


やる夫「ここ・・・何処だお?」

やらな「えーっと、確か・・・そうか、ここは【池袋】だな?」

魔理沙「正解だぜ、【池袋西口公園】だ」

霊夢 「で、何でわざわざ池袋にある公園にまで来たのよ?」

魔理沙「ここは【ウルトラマンガイア】の聖地とも呼べる場所でな。ガイアの始まりの地であり、終わりの地でもある。ファンなら訪れて損は無い場所だぜ。」

やらな「まぁ、いわゆる【特撮ロケ地訪問】って所かな?実際にTVでここが撮影場所として使用された事があるんだ」

やる夫「なるほど、聖地巡礼っていう事かお」

霊夢 「ふーん、そういう事をする人達も世の中にはたくさん居るのかしらねぇ」

魔理沙「いやな、せっかく自由にワープ出来る様になったからさ。一度来て見たかったんだよ」

やらな「どうせお前の事だ、ここに来た理由はそれだけじゃないだろう?」

魔理沙「おっ、さすがやらない夫だな。夏休みの池袋に来たっていう事は、つまり・・・」

やる夫「ま、まさか・・・今から乙女ロードに繰り出すんじゃ・・・!?」

やらな「ちげぇよ」

霊夢 「(乙女ロード・・・?)」


一行は人混みに揉まれながら池袋駅の地下通路を通り、反対側の池袋東口から再び外へ出た。
そこには大きな道路が何本も存在し、
四方が百貨店などの大型店に囲まれた開けた空間が一行の目に飛び込んできた。
魔理沙とやらない夫はそのまま一直線に進みだし、
二人に付いていった霊夢とやる夫は、
何時しか巨大なビルがそびえ立つ【池袋サンシャインシティ】の前に到着していた。


霊夢 「大きい建物ねぇ、さすが東京都って感じだわ」

やる夫「・・・んっ?入口にウルトラマンのでっかい像が立っているお。なになに?【ウルトラマンフェスティバル会場】・・・?」

魔理沙「おっ、やってるやってる。夏の池袋と言えばウルフェスだよな!」

やらな「やっぱりここが目的地だったか。まぁ今年はまだ行っていなかったし、丁度良いかな?」

霊夢 「ウルフェスって、何か催し物でもやっているの?」

魔理沙「ウルトラマンフェスティバル、文字通りウルトラマン関連のイベントだ。毎年期間限定で開催されていてな。中では限定グッズが売られていたり、撮影で使用されたスーツが展示されていたり、ウルトラマン達が活躍するショーが見れたり、それはもう夢の様な空間が広がっているらしいぜ」

やらな「そうか、お前らは来た事が無かったんだな。大体の内容は魔理沙が仕入れた情報通りだ」

やる夫「こういうのは子供向けって感じがするんだけど、その辺りはどうなんだお?」

やらな「客層は親子連れがメインだが、この時期は俺らみたいなのが混じっても全然違和感が無い程度には混み合っている。それに去年は、すぐ目の前にある乙女ロードから来たであろう人もちらほら見かけたしな。」

魔理沙「なぁ、せっかく池袋に来たんだから行ってみようぜ?中には防衛チームのコスプレをしたお姉さんが居たり、【ウルトラP】っていう可愛い怪獣たちが登場する人形劇なんかもあるんだぜ・・・?」

霊夢 「可愛い怪獣・・・!?

やる夫コスプレをしたお姉さん・・・!?

やらな「(本当に解りやすい性格だな、こいつら・・・)」


霊夢とやる夫を上手く誘導した魔理沙は呆れた表情のやらない夫と共にシティ内へと入り、
エレベーターを使ってウルフェス会場の前へと到着した。
しかし夏休みの休日とあってか、既に入場待ちの長い列が伸びており、
チケットを買った4人はライブステージの引換券を貰う為に、
長い列の最後尾へと足早に向かったのだが、
そこで列の整理に四苦八苦している見覚えのある人物を目にし、
4人は思わずその場にズッコケてしまうのだった。


メフィ「ライブステージを見る為にはこの待ち列にお並び下さ~い!あっ、皆さんお揃いで!お久しぶりですね」

やる夫「お久しぶりですね、じゃねぇお!!」

やらな「お前、こんな所で何をやっているんだ!?」

メフィ「せっかく地球に来たからには、現地の人や文化にも触れ合っておかないと損でしょう?そこで私が居ても違和感のない仕事場を見付けたのですよ」

魔理沙「なるほどな、だからウルフェスでバイトを・・・」

霊夢 「いや、傍から見れば異様な光景にしか見えないわよ!?」

やらな「気持ちは解るがせめてライブステージかふれあいステージに出ておけ。見ろ、お前が居るせいで列の整理どころか写真撮影スポットと化しているぞ・・・」

子供A「あっ!メフィラス星人だ!!」

子供B「お母さん、怖~い!」

母親 「あらあら。すみません、息子と1枚お願いしても良いですか?」

メフィ「あ、ハイ。喜んで」

やらな「だから目立つなって言っているだろ!あぁ、また人混みが・・・」


メフィラス星人は事前にスタッフの一人と交渉し、
メフィラス星人のスーツアクター(着ぐるみを着ている人)】として、
彼と入れ替わる事で難なくウルフェス会場に侵入していた。
しかし列の整理は彼が言い出した事であり、
混乱を見たスタッフは慌ててメフィラスを中に引き入れ、
ようやく列に並ぶ事が出来た一行はライブステージの整理券を入手し、
会場へと足を踏み入れた。

中は魔理沙が予想していた以上の展示物の多さに、
常連のやらない夫も思わず圧倒されてしまうほど。
プロップの数々を写メで収めていくやらない夫、
展示物の解説パネルを真剣に読み続ける魔理沙、
ウルトラPの人形劇を上機嫌で鑑賞する霊夢、
スタッフのお姉さんをいやらしい目で見続けるやる夫と、
それぞれが違う目線ながらもウルフェスという空間をしっかりと満喫していた。
ライブステージも見終わり、会場限定のアイスクリームを頬張りながら談笑していると、
そこにメフィラス星人が少し慌てた様子で足早に駆け寄ってきた。


メフィ「あ、あの・・・実は少し相談したい事がありまして・・・」

やらな「相談?俺たちはアイスを食べたら、会場をもう一回りしようと思っていたんだが」

メフィ「実はですね、次の【ふれあいステージ】の担当者がどうやら私になったみたいなんですよ・・・」

霊夢 「ふれあいステージ?さっきウルトラPの人形劇をやっていた所でしょ?」

魔理沙「あそこは定期的にイベントを催しているんだ。人形劇の他にも軽いショーなんかもやったりな」

やる夫「それで、やる夫たちに相談したい事って何なんだお?」

メフィ「次のステージの内容が【ウルトラ怪獣解説】なんですよ」

やらな「ほう、それはそれは。客もまさか本物のウルトラ怪獣から教えてもらえるとは思うまい」

メフィ「そこでですね、貴方たちも私と一緒にステージに上がって欲しいのです」

霊夢 「・・・はい?」

やる夫「えっ?どういう事だお!?」

メフィ「段取りはこんな感じで・・・」

魔理沙「・・・へぇ、こりゃぁいいぜ・・・」

やらな「おいおい、本当にやる気か!?」


4人は仮装をさせられ、メフィラス星人と共にふれあいステージの場に立たされていた。
司会者はメフィラス星人、教えるのは怪獣博士に扮した魔理沙&やらない夫、
聞き手は生徒に扮した霊夢&やる夫。
それぞれの立ち位置が客に明確に示され、
更に魔理沙は空間を展開してより解りやすい解説を心がけた。
空間を人前であまり使って欲しく無かったやらない夫は苦い顔をしながらも、
金を食べてしまう【吸金爆獣コッテンポッペ】、
ウルトラマンゼアスの宿敵である【慢性ガス過多症宇宙人ベンゼン星人】、
地球人と取引をしている狡猾な宇宙人【マーキンド星人】、
体から放つ黒煙で地球を闇に閉ざしてしまった【宇宙大怪獣ムルロア】、
ムルロアに従う宇宙昆虫【宇宙蛾スペースモス】、
ウルトラマンタロウの愛犬【宇宙犬ウルトラ・ラビドッグ
といった個性溢れる怪獣たちを解説。

初めは空間に飲み込まれて戸惑っていた客たちも次第に解説に集中し、
特にこの企画は子供たちに大ウケであった。
メフィラス星人は戸惑うスタッフに【プラネタリウムの様なもの】だと説明し、
反応の良さから1ステージから2ステージ、そして3ステージへと延長を続け、
結局夕方まで解説を続けてしまった一行は、ヘトヘトになりながら飲み物を口にしていた。


やらな「あー、もう限界だ・・・」

霊夢 「1ステージだけかと思ったら、まさかあんなにアンコールが来るとは思わなかったわねぇ」

やる夫「一番ノリノリだったのは霊夢だったじゃないかお・・・」

魔理沙「いやー、私は大満足だったぜ」

メフィ「皆さんのおかげもあって、ふれあいステージがとても盛り上がりました。あとで私のバイト代を差し上げますので、それでグッズでも買って行って下さい」

やる夫「おおっ、中々気前が良いじゃないかお」

やらな「だが、もう人前で空間を展開するのは止めておけ。無闇に目立つとロクな事にならないからな」

???「いやぁ、もう目立ちすぎてとても面白い光景でしたよ?良い写真がたくさん撮れました」

メフィ「だ、誰です!?」



一行が振り返ると、後ろにはカメラを手にした女性が笑みを浮かべて立っていた。
やる夫、やらない夫、メフィラス星人は彼女に見覚えが無かったが、
霊夢と魔理沙は思わず驚きの声を上げてしまった。


霊夢 「あ、あんたは!?」

魔理沙「ゲッ、烏天狗のブン屋じゃないか!なんで外の世界にまで来ているんだよ!?」

きめぇ「貴女たちには言われたく無いですねぇ。おっと、お三方はお初ですね。私は「きめぇ丸」、幻想郷で【文々。新聞】という新聞を発行している者です。早速ですが、さっきの妙な空間は一体何なので?」

やらな「きめぇ丸・・・確か前に聞いた名前だな・・・って、やっぱり目立ったせいで早速記者に嗅ぎ付けられたじゃないか!」

やる夫「烏天狗だかブリッツブロッツだか知らないけど、お前に話す事など何も無いお!(キリッ」

きめぇ「そんな事言わずに教えて頂けませんかね~?外の世界で催されているイベントの取材でもしようと思って池袋まで飛んで来てみれば、あんなに面白い光景を見てしまったので、私も記者として追求をしなければ気が済まないんですよ~」

メフィ「(こ、これはウザい・・・)」

霊夢 「あんたには教えないって言ったでしょ。ぶっ飛ばされたく無かったらさっさと消えなさい」

きめぇ「おお、怖い怖い。ま、写真はいっぱい撮りましたし、また改めてお話を聞かせて貰いますよ」

魔理沙「あっ、おい待てっ!」


きめぇ丸は目にも止まらぬ早さでその場を立ち去り、
呆然とした5人だけがその場に取り残されてしまった。
ハッと我に帰った魔理沙は空間の力を使ってきめぇ丸をこちらに呼び戻そうとしたが、
何故かきめぇ丸の居る位置が掴めず頭を抱えてしまう。
メフィラスはきめぇ丸のスピードの早さのせいだけでは無く、
何者かが【意図的にきめぇ丸を空間に反応させない様にしている】事に一人勘付き、
嫌な予感を感じ取っていた。


きめぇ「・・・成程ねぇ、ウルトラシリーズの宇宙人が本当に居るなんて。これは特ダネになりそうね。貴方の言う通り、中々面白い記事が書けそうです」

???「そうだろう?私の力を持ってすれば、奴らの力から逃げ果せるのも簡単な事だ。で、どうだった?」

きめぇ「あの宇宙人と彼が所持している空間は間違いなく本物でしょう。私の目は確かです」

???「やはり・・・フフフ、【こんな世界】にまで来た甲斐があったというものだ・・・」


きめぇ丸と【茶色いローブを羽織った男】は、薄暗くなった池袋の裏路地へと消えていった。
ウルフェスを離れた一行はきめぇ丸の事について話し合いながらも、
彼女の新聞の内容を信じる者は少ないという事で特に焦る様子も無く、
何時も通りの能天気さを見せていた。
今日のウルフェス会場での出来事が後に日本を揺るがす事態へと発展する事になるとは、
この時は誰も思いもしなかったのである。






part10に続く
http://ch.nicovideo.jp/ultramanasina/blomaga/ar402617

まなしなへの連絡先など
主な活動拠点であるブログ→   http://ultramanasina.blog102.fc2.com/
何かあればこちらまでメールを→ soundwave0628@gmail.com
何故か始めたtwitter→      http://twitter.com/soundwave0628

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あぁ・・・こんな事もあったっけねぇ・・・
70ヶ月前
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ローブの男・・・・・・いったいなにエル人なんだ(すっとぼけ)
9ヶ月前
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