ゆっくり霊夢とやる夫が学ぶ ウルトラ怪獣大百科【SS版】 part12(第一部・完)
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ゆっくり霊夢とやる夫が学ぶ ウルトラ怪獣大百科【SS版】 part12(第一部・完)

2013-12-03 18:13
  • 4


※このSSは権利問題により削除したゆっくり解説動画
ゆっくり霊夢とやる夫が学ぶ ウルトラ怪獣大百科」シリーズの、
茶番(ストーリー)部分のみを纏めてリメイクした内容になっています。

また、現在投稿中のゆっくり解説動画
ゆっくり妖夢がみんなから学ぶ ウルトラ怪獣絵巻」や、
ゆっくり霊夢とやる夫が学ぶ 昆虫大百科」の前日談という扱いにもなっております。
ウルトラシリーズ及び、東方Projectの二次創作なので苦手な方は注意!!
(設定も原作を元に、一部オリジナルが入っています)


前回のお話はこちらからどうぞ。

http://ch.nicovideo.jp/ultramanasina/blomaga/ar402645

part12「メフィラスの選択」

茶色いローブを羽織った男【キリエル人】は、ローブの隙間から覗かせる口元を緩め、
メフィラス星人の元へと静かに、そして不気味に歩み寄って行く。
敵の正体を知ったメフィラスだったが、
彼の住む宇宙では聞き覚えの無い名前に少し困惑していた。


メフィ「キリエル人・・・?どうやら私の住む宇宙の住人では無さそうですね」

キリエ「そうだ。元はここでもお前の住む宇宙でも無い、【別の宇宙】から我らはやって来た。人類というものはどの世界でも変わらない、とても愚かで未成熟な種族だ。我らの様な高貴なる存在が彼らを導かない限り、いずれは自滅してこの地球から消え去ってしまう事だろう」

メフィ「確かにこの地球に住む人々はまだまだ学ぶべき事も多く、それ故に見下している者が宇宙に多いのも事実です。私は短い間でしたが、この地球で様々な人と出会いました。時には自分勝手でワガママな意見を押し通そうとする者が居たり、人を平気で傷付ける様な乱暴者も目撃しました。しかしそれだけではなく、弱者に自ら率先して手を差し伸べる者、他人の不幸に同情し涙する者、そして恋人や家族の間などに存在する強い愛や絆も目にしました。地球人というものは一言では現す事が出来ない、とても魅力的な存在だと私は思います」

キリエ「だから人類は愚かだというのだ。それぞれに【】が存在するが故に人は争いを止めない。全ての人が我らの様な清き存在を崇める事により、人は始めて一つになれる。そうすれば無益な争いなど無くなるものを・・・」

メフィ「自分達が人類を導く神になろうと・・・?愚かなのはどっちですか・・・!!」


拳を握り、青く鋭い眼光でキリエル人を睨み付けるメフィラス。
しかしキリエル人は尚も表情を変える事無く、
まるで彼を観察するかの様にメフィラスの周囲をぐるりと一周分歩いた。
そして深く息を吸い込んで右手を出し、人差し指を突き出してメフィラスの顔を指差した。


キリエ「無駄話はこれぐらいにしておこう。本題だがメフィラス、我らに【空間をあげます】と言ってはくれないかね?」

メフィ「何故そこまでしてあの空間を欲しがるのです?貴方の本当の目的とは一体!?」

キリエ「言ったはずだ。我らは人類を救済し、導く事が目的だと」

メフィ「・・・なるほど、あの空間を悪用して人々を洗脳するつもりですね?そして自分達が神となる・・・」

キリエ「1つ教えておくが、お前の余計な力を発揮出来ない様に、このビル全体は我らの特殊な結界で覆ってある。余計な考えは起こさない事だ。さぁ、我らキリエルの神々に空間をあげますと言え!」


キリエル人の要求にメフィラスは微動だにせず、沈黙した。
短い静寂の後、足を1歩前へと踏み出したメフィラスは、
穏やかな口調でキリエル人の要求に対して答えを出すのだった。


メフィ「お断りします」

キリエ「ほう・・・?」

メフィ「私の力を封じて脅迫されようとも、あの空間は絶対に渡す事は出来ません。もしあの空間の力を悪用されてこの地球に住む人々に迷惑がかかるぐらいなら、私はこの命を差し出しますよ」

キリエ「この星の愚かなる人間を愛してしまったか・・・それも良かろう。やはり早めに手を回していて正解だった様だ」

メフィ「何の話です?」

キリエ「無論、お前が拒む事ぐらい承知の上だ。お前が気付いているかどうかは知らないが、実はこの部屋の真下には【お前のお友達】が勢揃いしている」

メフィ「何ですって・・・!?」

キリエ「もう1度お前が拒めば、次は我らの【聖なる炎】でこのビル全体を包み込む事になるだろう」


キリエル人はメフィラスに対して拳を突き出し、
拳から放つ青い光弾を連続発射する事でメフィラスの肉体を壁へと叩きつけた。
結界の影響で超能力が使用できないメフィラスは身動きが取れず、
壁に張り付いたメフィラスを尻目にキリエル人は部屋を出ようと歩き始めた。


キリエ「そこで今一度頭を冷やして考え直すといい。次はここにお前のお友達を連れてきてやろう。そうすれば少しは気が変わるかもしれないからな・・・フフフ・・・」

メフィ「ま、待ちなさいッ・・・!!」




メフィラスの居る部屋の真下にある一室では、メフィラスが本当に侵略者かどうか、
その内容を中心に6人が激しい討論を続けていた。
キリエル人は騒がしい彼らの居る部屋へと近付き、
入口に立つと穏やかな口調で6人に対して話しかけるのだった。


キリエ「やぁ、待たせてしまってすまない」

きめぇ「あ、皆さん【あのお方】が来られましたよ!」

妖夢 「予定の時刻より随分遅い登場だみょん。今まで何をしていたんだみょん?」

霊夢 「あんたが黒幕ね!」

やる夫「こっちはお前に聞きたい事が山ほどあるんだお!」


霊夢とやる夫はキリエル人に対して詰め寄ろうとしたが、
ローブの男を見たやらない夫がとっさに二人を強く引き戻し、
それを見た魔理沙はすかさず空間を展開した。


きめぇ「あっ!!」

妖夢 「ま、待つみょん!!」

キリエ「・・・」



霊夢 「ちょ、ちょっと!いきなり何よ!?」

やる夫「何で空間を展開したんだお!?せっかく良い所だったのに・・・」


二人はやらない夫と魔理沙に問い詰めたが、
やらない夫と魔理沙は顔を青ざめさせながらお互いの顔を見合って、
先ほどの【あのお方】と呼ばれていた茶色いローブを羽織った男について話し始めた。


やらな「おい・・・さっきの男って・・・」

魔理沙「やっぱりお前もそう思うか?思わず空間を展開して逃げ込んでしまったぜ・・・」

霊夢 「えっ?二人はあいつの事を知っているの?」

やらな「あぁ、恐らく見間違いやコスプレじゃなければな・・・」

魔理沙「ブン屋も妖夢もとんでもない奴の力を借りていたもんだ。空間の探知機能から逃げきれるのも納得だぜ・・・」

やる夫「二人だけ何を納得しているんだお?話が全然見えて来ないお!」

やらな「奴はメフィラスと同じ、ウルトラ怪獣の1体って言うと話が早いか?」

霊夢 「嘘!?メフィラスの他にもこの世界にやって来たのが居たなんて・・・」

魔理沙「しかもとんでもなく面倒な奴だぜ。丁度良いし、今から詳しく説明してやるよ」


魔理沙とやらない夫は、いつも以上に真剣な表情で怪獣解説を始めた。
茶色いローブを羽織った男こと【炎魔人キリエル人】は、
ウルトラマンティガが存在する宇宙に居たキャラクターで、
超古代の時代から地球に潜伏していた精神生命体の総称である。
人類を愚かな種族だと見下している彼らは、
人類の前に降臨し自分たちが神となる事で人々を【救済】出来ると信じており、
その機会を長い間伺い続けていたのだが、人類の前には新たなる救世主であるティガが出現。
人々に持ち上げられるティガを疎ましく感じたキリエル人は、
人類に対してティガではなくキリエル人を崇める様に迫ったが失敗し、
戦闘形態の【炎魔戦士キリエロイド】となるも、ティガの活躍により撃退されてしまう。
その後は天使を自称して自分達の存在を水面下で広めて行き、
何時しかメトロポリスに住む人々にキリエル人こそが神であり、
ティガこそが悪魔であるという考えを植え付けてしまった。
炎魔戦士キリエロイドⅡ】となってパワーアップしたキリエル人はティガを圧倒。
しかしGUTSの活躍により人々は正気を取り戻し、
またしても復活したティガによってキリエル人の野望は葬られてしまう。
その後キリエル人は大いなる闇の復活と共に地球を見限り、
別の宇宙を転々として様々な暗躍を続けるも、その消息は不明となっていた。


やらな「キリエル人の説明についてはこんな感じだ」

やる夫「キリエロイド自体はかっこいい見た目なのに、性格は完全にサイコ野郎じゃないかお・・・」

霊夢 「つまり、あの男が本当にキリエル人なら・・・これは確かに面倒な事になりそうね」

魔理沙「だから変な事をされる前に、ここに逃げ込んだって訳だぜ」

霊夢 「きめぇ丸や妖夢も、キリエル人に洗脳されているのかしら?もしそうなら放ってはおけないわね」

やらな「どうするつもりだ?」

霊夢 「一度空間を閉じて、ちょっと様子を見てみない?もし何かあればまたここに逃げ込めばいいんだし」

やる夫「あ、危なくないかお!?やる夫は洗脳されるのだけは御免だお!」

魔理沙「しかし、ここでこうしていてもラチがあかないしな・・・よし、一度空間を閉じてみるぜ。何かあれば空間を展開して、どこかへとワープして逃げよう」


魔理沙は空間を閉じ、4人は再び元の部屋へと戻ったが、
そこにキリエル人、きめぇ丸、妖夢の姿は見当たらなかった。
周囲からはほとんど物音もせず、
静かすぎる空っぽな部屋の空気に4人は思わず身震いをしてしまうのだった。


やる夫「あ・・・あれっ?」

やらな「誰も居ないな・・・もしかして、俺たちが解説している間に帰っちゃったのか?」

魔理沙「それなら万々歳だぜ」

霊夢 「でも、あの二人の事はどうすんのよ・・・って、何か聞こえない?」

魔理沙「ん?何かって何だ?」

霊夢 「こう、何かが迫ってくる様な・・・」


4人は耳を澄ましてみると、確かに地鳴りの様な音が微かに聞こえ、
更に足元にも微弱ながら、徐々に振動が感じられる事に気が付いた。


やる夫「ゆ、揺れていないかお?地震っ!?地震なのかおっ!?」

やらな「・・・いや、これはまさか・・・おい!魔理沙!!早く空間を展開し・・・


4人が居た建設中のビルが赤い光で包み込まれたかと思うと、
次の瞬間に轟音と共に大爆発を起こし、ビルは紅蓮の業火に包み込まれた。
辺りには次第に消防車やパトカーのサイレンが鳴り響き・・・



ゆっくり霊夢とやる夫が学ぶ ウルトラ怪獣大百科」、第一部完結

part13に続く
http://ch.nicovideo.jp/ultramanasina/blomaga/ar405214

まなしなへの連絡先など
主な活動拠点であるブログ→   http://ultramanasina.blog102.fc2.com/
何かあればこちらまでメールを→ soundwave0628@gmail.com
何故か始めたtwitter→      http://twitter.com/soundwave0628
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当時はこの結末にビックリしたなぁ・・・
次からが正念場ですね!
71ヶ月前
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まさか爆破するとは思わなんだな。
71ヶ月前
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そういえば、「空間を私にあげますと言え」っていうキリエルのセリフは元祖メフィラスが「地球をあげますと言え」と言ったののオマージュでしょうか? だとしたら、心憎い演出だと思います。素晴らしい!
71ヶ月前
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メフィラスがいい人すぎて泣ける
51ヶ月前
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