休日を家に篭るようにしてからというもの三週間が経とうとしている。
ミュージカル『薄桜鬼』の中止が発表されてからこっちなので大体それぐらいだ。

いそいそとマスクを着けて外に出て、人通りの少ない通りを普段よりゆっくりと歩いてコンビニへと向かう。店に入るとレジには巨大で透明なビニールが垂れ下がっていて、その隙間から店員が窮屈そうに釣り銭を差し出してくる。
それだけのことで凄くアフターウォーというか、ポストアポカリプスをテーマに街全体が文化祭でもやっているかのように感じる。

この21日間、上記のように買い出しへと出向く以外、主として4畳半とロフトを往復するだけの日々を過ごしていて判明したのは、僕という主観を中心としたこのミニマルな環境において、こと休日の過ごし方という点に関していえば以前とそう変わらないということだ。悲しいかな。

引っ越してからこの方雨戸を開けていないので太陽光が一切入らない部屋の