梅津瑞樹オフィシャルファンクラブ「梅津の潜む穴」
「閑話」 【梅津瑞樹】
なんだかんだと6月である。
2020年も折り返し。
てんやわんやとしていてもゆく河の流れは絶えず、片や己の姿を見つめ直してみると淀みにぷかぷかと浮いているという体たらく。
遊惰の身となって揺蕩うこの四畳半は長らく放置された水槽のように感ぜられるが、存外それが心地良い。唯一、高窓から明かりが差し込む様などは、暗い水底から見上げる陽の光を彷彿とさせて乙である。
さて、見下ろすと見渡す限りに紙の類やら、衣服の詰まったコンテナ、挙句自分でもよく分からないものの成れの果てが転がっていて足の踏み場もない。東京に残された最後の秘境とは正しくこの部屋のことではないか。文化庁は今すぐ文化遺産保護制度を適用せよ。日本遺産に認定された暁には観光客に茶の一杯も出すのもやぶさかではない。
とはいえ、さしもの僕といえど、この有様では客人に遭難の危険性が伴うのではというほんの少しの懸念というか、有り体に言えば心苦しさ
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コメント
コメントを書く梅津くん、こんばんは!
やはり集合住宅ですし、しょうがないとは思いますが深夜に騒がしいのは…嫌ですね(T-T)
しかも気にしないようにすればする程聞こえて来る不思議。以前一人暮らしだった時の隣人は1Kの物件だったのですが…恐らくアジア系の海外の方で同棲していらっしゃって、朝6時からベランダでトンカチで壁叩いてました。今考えても何をやっていたのかはわかりません。
私は最後まで愛着は湧かない冷たい人間でしたが、隣人がいなくなったら世界はこんなに静かで平和だったのか…ときっと梅津くんも思ってくれるはずです(^^)
梅津くんが夜更かしする夜が一刻も早く静かになる事を願っております…(´-`)
ここのところ梅津さんのブロマガを読まないと日曜が終わった気がしない体質になってしまったので、今週も更新ありがとうございます!
文化財保護のくだりに悔しいくらい笑ってしまったんですが、文化財指定されたらどの分野になるんでしょうね。民俗文化財が有力でしょうか。はたまた秘境として考えると天然記念物でしょうか。
国に認定された暁には、安土城の門前に立つ信長の如く自ら入場料を徴収する梅津さんが見られることを楽しみにしています。笑
梅津さんこんばんは、更新ありがとうございます。
髪色すてきですね!夏の日差しの中で鮮やかに映えそうです。
一人暮らしした最初の頃、隠密のように息をひそめ、なるべく存在感を出さないよう努めていたことを思い出しました。
コメントにあった隣人ガチャ、面白い言葉ですね。隣人ガチャをひいた時、自分もまた隣人ガチャの中の一人にすぎないのが哲学っぽいです。
梅津さん、ご更新ありがとうございます!
もう2020年の半年を経ちました。早いですね…!
2月舞台 27 7orderで梅津さんと会った事が、まるで昨日の事ような、鮮明に覚えています。
2月の中旬帰国の際、『後1ヶ月くらい、薄ミュで梅津さんと再会できる』と思っていたが、もう…4ヶ月ぶりです。
悲しいです 泣
生活で些細な事をシェアしてくれて、ありがたいです!煙火の気を感じられます。
ちょっとお寂しいのお独り暮らしの日常で様々なことを体験できて、良かったですかね。
青い髪色、すごくお洒落です!長義っぽいです笑笑
今回の刀ステの科白劇は現場で拝見出来ないかもしれないですが、配信を楽しんでおります!
また梅津さんと逢えるように…!
梅津さんこんばんは!足を踏み入れたが最後遭難を余儀なくされる部屋・・
トワイライトゾーンのようで少し恐ろしく、怖いものみたさの好奇心にも駆られますね(笑)
私も部屋の中が混沌を極めているのですが、基本的に好きな物しか置かれていないせいか
その雑多な感じが落ち着くので掃除の機会を逃しまくっています(^^;)
隣人が入れ替わるたびに深夜の騒音で悩まされそのつど管理会社に
相談していたものの、4人目の連日に及ぶ深夜爆音DVD上映会に力尽きて
引っ越しをした身なので、後半のお話にとっても共感してしまいました・・。
梅津さんももしまだ気になる事があれば、ご無理なさらず相談してみるのも
良いかと思います。既にされていたのならすみません(>
梅津さん、6月の今日も、ありがとうございます。新しく染められた髪色、とても美しい色味でいらっしゃいますね。最後のお写真の目線が近くて、少し緊張いたしました。
陽の入る部屋におりますと、窓を透けて映る雲の影や埃の舞う粒が揺れて、本当に水中にいるような錯覚を覚えてきますね。わたしはその微睡んだまま、眠ってしまうことも好きです。
散らかしたままの部屋のイメージは、なぜだか少し帰ってきたというような、埃の舞う匂いなどは郷愁的に感じられます。文化的に保護すべき情景、素敵な訴えかもしれません。文化財になってしまったら、むしろ片付けることが禁止されてしまいますね。笑わせていただきつつ、文化財にお住まいの梅津さんを想像いたします。
お隣も楽しんでいらっしゃるとはいえ、会話まで聞こえてしまうなんて、さすがに気落ちしてしまいます。お隣の方がお気遣いくださるか、静かなご趣味に目覚めてくださることをお祈り申し上げます。
梅津さんには、ゆっくりと安らげるお時間や、お隣の様子が耳に入らないほどの楽しみが訪れますように。
二度、阻まれた。人生選択スイッチ。
もしかしたら押さないほうが良かったのかもしれない。
二十五年前に流行ったドラマが再放送されるらしいから一緒に観よう
いつもは世の中の流行り廃りに興味のない人間がこれでもかと目を輝かせ訴えかけてきたので気乗りはしなかったが微笑み、肯いた。
昔、この人は一人でこのドラマを見ていたらしい。
それを知り静かに胸が痛んだ。
今日は感傷的になりやすい日だ、良くない。
そう頭で理解していても、作中から興味を唆られる単語が飛んでくれば自ずと聴覚は尖り、視覚がそれを捉えてしまう。
そうして完璧に画面から目が離れなくなるまで、きっと数分も掛からなかった。
始めは浅瀬の関心でぼうと画面を眺めていたが、度々ギクリとさせられた。
テレビの中の女、その口から紡がれる言葉の数々が心の柔らかいところにグサグサと突き刺さってくる。
落ち着け、この動揺を隣にいる者に気取られてはならない。
得意のポーカーフェイスを用いてサッとテレビから目を逸らす。聴覚だけはそこに置き去りにして。
当の本人は画面に釘付けで私のことなどお構いなしのようだ、良かった。
ヒロインはどのシーンでも気丈に笑っていた。
私たちは同じ感情を持ちながら、きっと言動は全く違う。
そうか、これは鏡か。
心とはちぐはぐで、胸の奥にある願望を現実のものとしてそのままそっくりに映した。
配役と設定が違うだけ。
隣の芝生はいつだって、恐ろしいほどに青い。
ただ、私の気持ちだけ行き場がない。
重く、惨めったらしい。
今日も一人、小石を蹴って帰るように。
世俗のちゃちな言葉で表すことが出来ないほど水気を含んだそれが理由もなく心の貯蔵庫に溜まっていく。
これは多分、性だ。生まれながらの。
ただぼんやりと影を作り、それを周りに気取られぬよう生きていく。
「私はあなたと出会えて世界が
いえ 出会った日からちょっと
世界が変わりました」
思わず目を向けた。
それから暫く目が泳いでいたと思う。
強烈だった。ありふれた言葉。
鏡は私が口に出来ない言葉を軽々と言う。
飛び超えてそのまま遠くへ…。
泣いてしまいたかった。
泣いて、恋しい人の胸に飛び込むことが出来たならその時死んでも良いと思った。
どうだった?
隣人は無邪気に問う。
最近流行りのドラマより面白かったよ
私は取り澄ましそう答えた。
夜のしじまに浮かび上がる
果ては幸せ
雨上がりの澄んだ
夜みたいな目をした君は
やはり変だった
明日も生きる保証がないから
人は欲深くていけない。
梅津くん、こんばんは。
Twitterでも拝見しましたが、青の髪色はとても涼しげでよくお似合いです✨
常識的に考えて深夜の馬鹿騒ぎは近所迷惑ですし、管理会社や大家さんにクレームの1通や2通出してもよいかと思われます…
願わくば梅津くんに静穏な時間が早く訪れることを…
梅津くんこんにちは。
夜な夜な騒ぐお隣さんには困ったものですね。
ライフスタイルも趣味もそれぞれとはいえ周囲に迷惑をかけるのはいただけません。
お隣さんが早く静かになってくれるよう祈っています。
静かな秘境で梅津くんが楽しく過ごせますように…
こんにちは!ブロマガ読みました。
お隣の方、どんな方なんでしょうか。
すごく気になってしまいますね。笑
私は一人暮らしをしたことがないので想像の域を出ないのですが、もし私だったらうるさいなあと思う瞬間もありつつ、なんとなくここにいる私は一人じゃないんだ…とか思えるかなあ?と感じました。
あと読んでいて、「客人に遭難」が「客人に遭遇」に見えてしまって、まさかのG (言葉にするのもおぞましいですね)との遭遇…?!と思ってしまいました。ごめんなさい。笑