• 自分がドラクエやマリオはクソゲーだと嘘をつく理由

    2020-05-13 19:1257

    ※2020/05/24修正
    タイトルが、釣りまがいの誤解を招くタイトルだったので修正しました。
    自分を知ってる人向けの記事のつもりでしたが、ピックアップなど、いろんな人が見るという事を失念してました。クソタイトルきっかけで時間を無駄にしてしまった方、すみません。


    今日もブーメランを投げる男。それが俺。


    「ドラクエやスーマリはクソゲー」本気で言っていると思っている人がいてビックリした話


    まず最初に、そんなこと本気で言ってる人がいたら気ちがいです。

    ちなみに自分はドラクエもスーマリもどちらもクリア済みです。
    どちらも最近やっとクリアしました。
    自分は肌に合わないから何度も遊びたいとは思わなかったし、
    他のゲームの方が10倍楽しく感じたとはいえ、
    マイルストーンとなる偉大な作品だと思っています。
    数々の優れた工夫が詰まっていて、のちの時代を変えた作品です。
    あと、やり方がわかってみると面白い。

    (ファミコンのゲームよりも、アケやパソコンがメインだったので、
    「ファミコンらしいゲーム」は、自分にはなじみのない作法のゲームが多かったのです。)


    ただ肌に合わないだけでクソゲーていう人がちらほらいるので、
    そういう人と同じ理論で言えば、
    自分は「ドラクエやスーマリはクソゲー」と言わざるを得ない。
    という話でした。

    自分で「いや、名作だろ」と突っ込みたいんですが、
    自分突っ込みの文章って相当痛いので我慢してます。

    この、強調文字沢山の文章がすでに痛い。(←ォ


    86年~95年頃のゲーム雑誌・サブカルの影響

    85年~95年にクソゲーという表現が流行った時期はゲームラッシュでした。
    情報が大量に流れ、目新しい情報に心躍らせ続ける時代。
    大量消費(次々と新しい情報を摂取しては吐き出すという行為)が繰り返されました。

    その弊害として、
    良く知らないのに受け売りをそのまま自分の知ってる事かのように語りたがる性格の人たちが多く量産されました。

    これは雑誌を通じた友達コミュニケーションで「雑誌を読んだことを証明する合言葉」として必要だったので仕方のない事ではありましたが、弊害がいまだにあるのは困ったものです。

    ※ 自分もその世代なので、影響があります。
    ショッキングな方が印象に残るんだけど、瞬間風速だけ求めて色んなゲームの噂を渡り歩くのって、そういうのって、体験としてはとても薄くて、あとに何も残らないよね。

    楽しんでる人からすれば足を引っ張り、目を曇らせた、嫌がらせ罵倒以外の何物でもない。

    つながらない。新しいものが生まれない。会話する意味がないもの。
    個人の感想ならともかく、楽しむ人を萎えさせる事とか、
    「言わなくて良い事」があります。

    遊んでる側の立場では何も面白くない発言を、普通に続ける人。

    言ってる本人だけが面白いと思ってて。
    それ、つまんねーから。って言われないと分からなくて、
    そういう人ほど、ずーっとそういう話題をこするんだよね。

    遊ばない為の理論を面白いと勘違いしちゃってる。
    ちょっと考えたら、遊んでる人にいう話じゃないし、
    遊んでない人が聴いたところでそこまで面白い話でもない。

    それがなぜわからないのか?

    ここからは推測でしかないのだけど、
    遊んでる時もきっと攻略を見ながらあらすじを辿る作業だけで遊んでると勘違いしてしまっていて、工夫して進む楽しさがわからないのかもしれない。
    もしくは、それを忘れてしまったか。

    忘れてるだけなら、思い出してみたら、もっと楽しめるんじゃないかしら。
    少なくとも人が嫌な気分になるかどうかぐらいは分かるようになるんじゃないかしら?

    そもそも、実況プレイ動画や生配信してる人は、「遊んだら面白い」というのを見せたくてやってるわけでしょう。

    (罵倒したくてやってる人も一部要るけど、そういうのは特殊で、罵倒目的かどうかは見てたらわかるし、配信の説明にあるよね)


    雑誌ゲーム評の信頼性

    当時は発売ラッシュで、攻略も超過密スケジュールで作られたものなので、一部間違っていることも多々ありましたが、発売本数が多いわけですから、次々と出さなくてはいけない新しい情報に押されて、その後訂正されないまま流れていったものもあります。

    実際、当時は楽しむために必要な知識が足りなかっただけのケースが多々あり、やり方を知った上で遊ぶと面白いゲームが、今ではたくさん見直されています。

    インターネット万歳! やりこみプレイヤーの情報提供万歳! 好きこそものの上手なれ!


    (最近の世代の人のほうが偏見なく楽しむ姿が見かけらられますね)
    だいたい、雑誌一つで1ゲームあたり1~2人程度の担当者。雑誌の数分しか視点の違いはないわけですし、過密スケジュールですから、掘り下げるのにも限界があります。締め切りまでに気づけるかの運も絡みます。
    それをそのまま受け入れてたのは、今思うとなかなか怖い話ですよね。

    「クソゲー」という概念の更新

    消えつつある、古い「クソゲー」基準
    ①同時期のS以上タイトルに比べて見劣りするだけでクソゲー
    ②味があっても微妙に癖があるとクソゲー
    ③ボタンの(ジャンプと攻撃)AとB逆なだけでクソゲー
    ④他のゲームの攻略法でごり押ししようとしてできなかったらクソゲー
    ⑤おつかいゲーはクソゲー
    ⑥すぐ即死するゲームはクソゲー
    ⑦長すぎるのはクソゲー
    ⑧短すぎるのはクソゲー
    ①は勝ちハード負けハード論争と同じく、ゲームの面白さや良さと無関係な無意味な価値観ですね

    ④に当てはまるのがスペランカーアクトレイザーですね。
    ダウボーイも実はやりかたがわかると面白いので、
    動画か攻略ガイド見てやってみるといいかも。

    ⑥なんかはスーパーマリオは?って思うし。

    ④が一番多い気がしますね
    ファザナドゥとかマドゥーラの翼魔鐘なんかも
    突き詰めてみると楽しいゲームなんだなと、人のプレイをみると思います。
    FC版魔界村とかも、難しいは難しいですけど、いうほどクソじゃないし。

    このあたりは、現在では多数のファンが面白さを証明する配信や動画を上げてるゲームですが、未だに昔の良く知られてない頃の風評を鵜呑みにしてクソゲーと決めつけている人はいます。

    他のは、それぐらいでクソゲー認定とか安易すぎだし個人の好みや主観ですね。
    最近では、注釈として、●●基準だと長い/短い/面倒 みたいな書かれ方になりますね。
    比較の話は、あくまで参考情報として分けて語られるようになってきてますね。


    今も昔も、

    やりこまないで噂してるだけの人、投げ出して文句言うだけの人より
    やりこんだ人の情報、楽しんだ人の話のほうがおもしろい。
    ってことですね。

    つまり、本当にクソゲーなら話題に出す意味が無いという事です。

    こきおろし話なんて一発ギャグと同じジャンルなのに、
    通じない内容だったら、どうしようもない。

    じゃぁ、どういえばいいの!?

    変に評論ぶらなくていいのです。
    でも、そもそも
    求めてられてない感想とか言うのってどうなの?
    って話になります。

    わざわざ人に言うのなら、少し考えよう。
    ということで。
    言わなくてよい事、言ったら面白そうな事。少しは考えればいいと思います。

    丁寧な考察でも相手が聴く意味あるのかどうか考えないなら
    ただのノグソ。
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  • 1ChipMSXをMSX1として(疑似)動作させてみよう!

    2020-05-07 19:42
    関連記事:https://ch.nicovideo.jp/uniskie/blomaga/ar1896250
    ↑SDカードで新10倍カートリッジを使うため、Nextorを導入しています。

    関連記事:https://ch.nicovideo.jp/uniskie/blomaga/ar1884677
    ↑ より正確なMSX1カラー再現ならこちら。BlueMSX 3.9.0β改:TMS-9918Aカラー追加版

    この記事は(1ChipMSX)OCM PLD v3.8.0
    https://ch.nicovideo.jp/uniskie/blomaga/ar1854779
    を導入済みの方向けの記事になります。


    2020/06/13 追記 問題発見。

    bios_image_maker_for_380.7z
    の、MSX1PAL_IPLROM\380k_m1p.pld
    に変更した場合、MSX2ソフトの一部でゴミが出ます
    例えばアシュギーネ復讐の炎のタイトルデモなど。

    VDP#8の初期値は関係なく、ロゴ変更時にBIOSのロゴ描画処理で問題が出るようです。
    (BlueMSXでは発生しないので、1chipMSXの問題かもしれない)
    標準ロゴでは問題が出なかったので、
    bios_image_maker_for_380.7z に、
    MSX1PAL_IPLROM\380_m1p.pld (380の後にkがついていない方)
    を追加しました。
    こちらを使っていただければと思います。



    1ChipMSXをMSX1として動作させるSD-BIOSの作成 + 修正版PLD



    1ChipMSXをMSX1 BIOSで動かしてみよう!




    twitterを見ていたら、
    パレットだけではなく、BIOSそのものをMSX1にして動かせばいい。
    と気づき、実際にその効果と問題点などを検証・対策してみたので、
    そのまとめになります。



    1ChipMSXは電源投入時に、SDカードからBIOS一式を読み込んで起動する機能があり、
    これを利用し、MSX1 BIOSで動かしてしまおう。という趣旨です。



    ■MSX1 BIOSで動かすメリット

    ・CASIO スキーコマンドがバグらない
    ・CASIO ゲームランドがバグらない
    R-TYPEMSX1の色の方が綺麗。MSX2時はパレット変更されるけど、その色がエグイ。
    (※感想には個人差があります)
    新10倍カートリッジのMSX1用画面がみられる
    ・起動が速い
    などなど



    MSX2以降で動かないMSX1用ソフトは、スロット構成が問題などといわれますが、
    実際にはスロット構成はそのままにMSX1ROMで動作させれば動くものもあるようです。


    ■MSX1BIOSで動かすデメリット

    ローマ字入力がない。(ローマ字かな入力機能がついたのはMSX2以降です)
    ・MSX2以上向けのソフトが動かない。(当たり前)
    ・ハード的にはMSX2+なので、MSX2以降の機能を直接I/O等で操作しているものは動く。


    ■ 注意点 と 対策

    1ChipMSXはMSX1用に設計されていない為、問題が2つあります。
    対処方法は記事の後半にあります。

    ①起動時にスプライト非表示で初期化されるため、スプライトが表示されない。
    ②カラーパレットがMSX2以降のものなので色が違う

    他にも潜在的な問題点はあるかもしれません。




    ■ MSX1-BIOS仕様のSD-BIOS作成

    MSX1では1ChipMSXデフォルトのMegaSDHC(MSX-DOS2)BIOSでは動かないので、
    Nextor+MSX1ROMという構成になります。



    HRAさんのOCM改環境を利用してOCM PLD 3.8.0向けのSD-BIOSを作成する環境
    を作りましたので、こちらを利用してみてください。
    (kdlさんの環境を弄れる方はそちらを弄るのも良いかもしれません。)

    bios_image_maker_for_380.7z をダウンロードしたら、
    ReadMe.txtに従って準備をしてください。
    HRAさんのOCM改セットをダウンロードして解凍
    ② batファイルを所定の場所(tool\bios_image_maker\roms\)にコピー
    BlueMSXがインストールされていない場合はインストール
    ④ BlueMSXがインストールされた状態で copy_bluemsx.bat を実行

    (※ BlueMSXのインストールパスが違う場合は copy_bluemsx.batを修正して下さい。)

    copy_bluemsx.batが成功すると、
    tool\bios_image_maker\roms\BlueMsxRomsフォルダが作成され、
    BlueMSXのSharedROMがコピーされます。

    準備が終ったら、
    make_blue_msx1_nextor_for_380.bat
    を実行してください。

    すると、
    OCM-BIOS_MSX1_NEXTOR.DAT
    というSD-BIOSファイルが出来ます。
    ファイルサイズが512KBなら成功です。

    こちらをSDカードの最初のエントリとしてコピーしてください。
    (SDカードフォーマット/全消し後最初にコピーする等)

    このSDカードを1ChipMSXにセットしてあれば、
    電源投入時に OCM-BIOS_MSX1_NEXTOR.DAT が読み込まれ、
    MSX1として起動します。
    (※ リセットでは読み込まれません)

    NEXTOR.SYSCOMMAND2.COMも入れてあれば
    MSX1起動画面→Nextor画面になります。
    (なければBASICで起動すると思います。)


    ● SDカードにNEXTOR.SYSなどをコピーする

    MSXDOS/DOS2向けツールを色々使うので
    Nextorの各種システムファイルやユーティリティーをコピーしておくと便利です。
    (無いと不便です)

    (※ 先にSD-BIOSを入れておくこと。)

    システムファイル一式はNextorのサイトからダウンロードできます。
    バージョンが適合しているものが必要になります。
    この記事では2.10β2です。

    https://www.konamiman.com/msx/msx-e.html
    からNexotr.dsk をダウンロードしたら、
    ディスクイメージ操作ツール(DiskExplorer など)で開きます。

    NEXTOR.SYS、COMMAND2.COM、MSXDOS.SYS、COMMAND.COM
    を、SDカードのルートディレクトリにコピーします。

    次に、残りの、
    DELALL.COM、DEVINFO.COM、DRIVERS.COM、DRVINFO.COM、EMUFILE.COM、FASTOUT.COM、LOCK.COM、MAPDRV.COM、NEXBOOT.COM、NSYSVER.COM、RALLOC.COM、Z80MODE.COM
    を、UTILSディレクトリにコピーします。



    SDカードをフォーマットしたら
    ①SD-BIOSをコピー
    ②MSX-DOS2のシステムファイルやツール類をコピー
    ③Nextorのシステムファイルやツール類をコピー(上書き)
    の順番にすると良いかもしれません。


    ■ スプライトが表示されない! 色がMSX1ぽくない!

    現在の1ChipMSXはIPLで、VDP#8のスプライト非表示をONにして起動するようです。
    これはMSX2からの機能なので、MSX1BIOSからは操作されません。
    そのため、スプライトが表示されないという問題が発生します。

    また、カラーパレットもV9938の色なので、MSX1の色とかなり違います。


    (゜ω゜≡゜ω゜)<なにぃ!? ポポロンがいない!?

    ・スプライト問題は直接I/OからVDPにアクセスすることで対処します。
    ・カラー問題はMSXのカラーパレットを弄ることで対処します。
    (色についてはパレットのビット精度の問題で、どうしても少し違和感は残ります。)

    具体的な対処方法はとしては、
    ① 安全策
    ② ファームウェア書き換え
    の2つの方法があります。

    ↓ 対策後の様子。

    (*´ω`*)<おかえり……ポポロン!


    ① 安全策


    bios_image_maker_for_380.7z

    の、
    tool_for_msx\MSX1FAKE.COM
    をNextor上から実行してみてください。

    スプライト非表示フラグをリセット+MSX1風パレットに変更するコマンドです。
    (AUTOEXEC.BATから呼び出すようにすると楽です)

    物理カートリッジやディスクから直接ゲームを起動する時には使えませんが、
    SROM(SofaROM)SRI(SofaRunIt)からゲームを起動するようにすれば、
    スプライト表示あり+MSX1風パレットで動かせます。




    ② ファームウェア更新

    (※USB Blaster等がある人以外は、
    失敗すると1ChipMSXが動かなくなるのでご注意下さい。)


    bios_image_maker_for_380.7z
    の、
    MSX1PAL_IPLROM\380k_m1p.pld (←一部ソフトで問題発生)
    MSX1PAL_IPLROM\380_m1p.pld (←標準ロゴなら問題なし)

    で1ChipMSXのファームウェアを変更してみてください。
    (PLDFLASH等を使う)
    ■ ファームウェア仕様
    OCM PLD 3.8.0 (MSX2+/MegaSDHC MSX-DOS2/日本語)ベースで
    ・1ChipMSX改ロゴに変更
    ・ 起動時のスプライト非表示フラグをセット状態からリセット状態に変更
    ・ MAINROMを呼び出す前のIPLがセットするカラーパレットを、MSX1風カラーパレットに変更。
    このファームウェアに更新した場合、
    MSX1 SD-BIOSの入ったSDカードを入れてあれば、
    電源をいれてそのまま物理カートリッジやディスクでゲームを動かしても大丈夫です。
    MSX1FAKE.COMを呼び出す必要がなくなります。

    ※ ファームウェアを書き換えてあっても 通常のMSX2+ BIOSが実行されれば、
    パレットもスプライト非表示フラグもBIOS側でMSX2+仕様の状態に初期化されます。
    (MSXロゴが出る前のタイミングで一瞬だけMSX1っポイ青になります)


    ファームウェアを変更するのが怖い場合は、
    毎回実行する必要はありますが、MSX1FAKE.COMを使う方法でやってみてください。




    海外のクラシカルPCもFPGA化が進んでいて
    TMS9918Aを使った他のワンチップPCも気になるところです。

    それでは良き1ChipMSXライフを



    画像貼りすぎた

  • 新10倍セーブロードをSDカードで!

    2020-05-05 14:17
    (1ChipMSX)OCM PLD v3.8.0
    https://ch.nicovideo.jp/uniskie/blomaga/ar1854779
    を導入済みの方向けの記事になります。

    関連記事:https://ch.nicovideo.jp/uniskie/blomaga/ar1896818
    ↑Nextor導入のついでで、1ChipMSXをMSX1 BIOSで動作させた記事


    ■ SDカードを壊さずに新10倍カートリッジの状態セーブを使う方法


    (公式1ChipMSX / DE0-CV + DEOCM 対応)
    (もしかしたら実機 + MegaFlashROM SCC+ も対応?)
    (この方法では、外付けFDDでもSDカードでも行けました)


    動作確認リスト
    OK:新10倍セルフモード
    OK:グラディウス2
    OK:パロディウス
    OK:ガリウスの迷宮
    NG:グラディウス1(PAUSEをかけた時点で暴走)



    クイックセーバーの皆様へ

    新10倍カートリッジがあると、
    状態を丸ごとディスクにセーブして、
    セーブした時の状態から再開できるので便利ですよね。

    ゲーム下手にとっては救世主のような機能です。


    ところが、1chipMSXだと致命的な問題が発生します。

    簡単にまとめると、

    ■ 問題:絶対ディスク破壊マンになる
    ■ 解決方法:
    ①Nextor for MegaSDHCで起動して
    ②コマンドラインからSofaROMで新10倍+ゲームを起動
    です。


    ■ なんかディスクが破壊されるんだけど…

    そんな超便利機能「まるごと状態セーブロード」ですが
    1ChipMSXでこの機能を使うと、なんと、ディスクを破壊してしまうのです…。
    (気づかずに読み書きしていたらいつの間にかSDカードの中身全体が壊れていました)
    参考:破壊されたディスクの中身(FDDイメージファイル)
    (上)破壊される前。
    (下)破壊されたディスク。

    ブートセクタも含めて広範囲に壊されます。
    読み込むだけで壊されることも。
    新10倍カートリッジからのディスクアクセスですが、
    新10倍と1ChipMSX内蔵MegaSDHCX(MSXDOS2)の内部処理は相性が悪いようで、
    どうやってもディスクをめちゃくちゃに破壊してしまうようです。

    ・EPコマンドでFDDブートエミュレーションしても破壊

    ・SDカードの直接アクセスはFAT12でもFAT16フォーマットでも破壊
    と、どうしようもありません。

    一見動作するように見えても、
    実際にはほぼ確実にディスクを破壊
    してしまうので困ったものです。


    そこでMSXDOS2互換拡張版のNextorを使いました


    重要なポイントは2つ
    Nextorを導入したSD-BIOSで起動する
    SofaROMで新10倍+ゲームを実行する

    ゲームと新10倍カートリッジを物理カートリッジで起動した場合、
    Nextorは(初期化プロセスの違いから)ディスクとして認識されない為、
    ディスクが有効な状態からSofaROMゲームを起動します。

    ということで、1ChipMSXでのNextorの導入方法と、
    SofaROMの使い方を紹介していきたいと思います。


    ●Nextorの導入



    ↓Nextorを起動した画面


    Nextor
    入りのMSX2+ BIOSで起動する方法ですが、
    本体のファームウェアを書き換えるわけではありません。
    SD-BIOSというものが使えます。

    SD-BIOSはSDカードに入れてあるシステムロムセットを電源投入時に読み込んで、
    1Chipファームウェア内蔵のものの代わりに動かす機能です。


    ● SD-BIOSを作成する

    MegaSDHC+DOS2カーネルの代わりに、Nextorが入ったSD-BIOSを作成する方法ですが、
    今回紹介するSD-BIOSの作り方は2つあります。
    どちらでもOKです。

    ① OCM PLD 3.8.0SD-BIOS作成環境
    20200116 OCM-SDBIOS Pack v2.9 by KdL
    が、ある人はそちらで作成できます。
    https://gnogni.altervista.org/
    make\make-sdb.cmd を実行。
    出力ファイル名を例えば OCM-NEXT.DATなどとし、
    [Firmware Menu] 2 = MSX2+ OCM-PLD v3.4 or later (default)
    [Disk-ROM Menu] 3 = Nextor Kernel v2.1.0-RC1 Single SD-slot
    [Main-ROM Menu] 1 = MSX2+ FS-A1WSX Fn-mod Yen
    [Kanji-ROM Menu] どれでも
    [Special-ROM Menu] どれでも
    とすると、OCM-NEXT.DATなど指定した名前のファイルができます。
    (ファイル名省略時はOCM-BIOS.DAT

    ② OCM-SDBIOS Pack v2.9が無い方は、
    HRAさんのOCM改環境を利用してOCM PLD 3.8.0向けのSD-BIOSを作成する環境
    を作りましたので、こちらを利用してください。
    bios_image_maker_for_380.7z
    ReadMe.txtを参照して準備をしたら、
    hra-ocmkai-20200502\tool\bios_image_maker\roms の
    make_blue_msx2p_nextor_for_380.bat を実行すると
    OCM-BIOS_MSX2P_NEXTOR.DAT ができます。


    ● SDカードにSD-IBOSをセットする

    SDカードからSD-BIOSを読み込む機能に必要な事は、
    SD-BIOSをSDカードの最初のエントリに配置する」事です。

    一番確実なのは、SDカードをフォーマットした後に最初にコピーする。

    なので、SDカードを一旦フォーマットしたら、
    作成したNextorSD-BIOSを一番最初にSDカードにコピーします。
    これでOKです。

    あとは、Nextor版SD-BIOSの入ったSDカードを挿して
    1ChipMSXの電源を入れるSD-BIOSが読み込まれます。
    リセットでは読み込まれません


    ● SDカードにNEXTOR.SYSなどをコピーする

    (※ 先にSD-BIOSを入れておくこと。)

    SofaROMはDOS向けツールなので
    Nextorのシステムファイルが必要になります。

    システムファイル一式はNextorのサイトからダウンロードできます。
    バージョンがあっているものが必要になります。

    この記事では2
    .10β2です。

    https://www.konamiman.com/msx/msx-e.html

    からNexotr.dsk をダウンロードしたら、
    ディスクイメージ操作ツール(DiskExplorer など)で開いて、
    NEXTOR.SYS、COMMAND2.COM、MSXDOS.SYS、COMMAND.COM
    を、SDカードのルートディレクトリにコピーします。

    次に、残りの、

    DELALL.COM、DEVINFO.COM、DRIVERS.COM、DRVINFO.COM、EMUFILE.COM、FASTOUT.COM、LOCK.COM、MAPDRV.COM、NEXBOOT.COM、NSYSVER.COM、RALLOC.COM、Z80MODE.COM
    を、UTILSディレクトリにコピーします。

    ↑自分の環境はこんな感じ。
    SDカードをフォーマットしたら
    ①SD-BIOSをコピー
    ②MSX-DOS2のシステムファイルやツール類をコピー
    ③Nextorのシステムファイルやツール類をコピー(上書き)
    の順番にすると良いかもしれません。

    ● 準備完了!! 起動確認!!

    以上でNextor環境のSDカードインストールが終りましたので、
    一度1ChipMSXの電源を切り、SDカードをセットしたら電源を入れます。

    電源が入った時点でSDカードのアクセスランプが激しく点滅します。
    ここでSDカード内のSD-BIOSが読み込まれます。

    次にMSXロゴが出た後に、
    Nextor.sys、Command2.comが読み込まれ、
    Nexotorコマンドラインが立ち上がります。
    (MSX-DOS2互換コマンドラインです)


    Nextor起動時の画面。(MSX1 RAM64KB以上の場合と、MSX2以降の場合)

    こんな感じの画面になればOKです。
    これで、Nextorの導入は終わりました。

    ただし、1ChipMSXの構成では、
    物理カートリッジから直接起動すると、
    新10倍はNextorにつながったMegaSDをディスクドライブとして認識してくれません。

    そこで、色々試した結果、
    Nextorコマンドラインから、新10倍とゲームのROMイメージを読み込み起動することで、
    新10倍カートリッジにディスクを認識させる事が出来ました。

    そのために使用するROMローダーがSofaROMというツールです。


    参考:Nextorよもやま情報
    実機MegaFlashROM SCC+SD カートリッジは最初からNextorが入っています。
    1ChipMSXにMegaFlashROM SCC+SDを挿せば簡単にできるかもしれません。
    (未確認です)

    ※ 注:「MegaFlashROM SCC+」はSD無しなので要注意です。
    BlueMSXNextorを使う場合、SunriseIDEというハードのエミュレーションを使うのですが、その場合は新10倍からのディスクアクセスでフリーズします。

    MSXDOS2+MegaSDHC:NG
    Nextor+MegaSDHC :
    OK
    Nextor+SunriseIDE : NG

    NextorMegaFlashROM SCC+SDドライバやファイル操作処理と新10倍相性が良いという事なのかもしれません。

    ●Nextorのバージョンによる問題

    Nextor v2.1.0RC1だとMSXDOS1でフリーズするようです。
    Nextorは安定版のv2.1.0 beta 2を使用してください。

    1ChipMSXはMegaSDタイプなので、
    Nextor-2.1.0-beta2.MegaFlashSDSCC.1-slot.ROM
    20200116 OCM-SDBIOS Pack v2.9 by KdL\make\roms
    または hra-ocmkai-20200502\tool\bios_image_maker\roms\nextor
    に、 nextsdxr.rom
    とリネームして置き換えます。
    (古いファイルは名前を変えてバックアップしておくとよいと思います)

    HRAさんのOCM改環境を利用してOCM PLD 3.8.0向けのSDBIOSを作成する環境を使用する場合は、そのまま使っても大丈夫でした。
    20200116 OCM-SDBIOS Pack v2.9 by KdL を使用する場合は問題が発生しますので、v2.1.0 beta2に置き換えた方が良いかもしれません。

    Nextorの安定版や最新版、使用方法などについては、Nextorを作成されているKonamimanさんのサイト https://www.konamiman.com/msx/msx-e.html#nextor を参照ください。(Chromeのページ翻訳機能とか便利です)


    ●SofaROMの導入


    Nextor/MSXDOS2/MSXDOS1コマンドラインからゲームのROMを実行するためのツール
    SofaROMの導入方法です。

    SofaROMはこちらからダウンロードできます。
    https://www.louthrax.net/mgr/

    sofarom.zipをダウンロードしたら、解凍し、
    SROM.COM
    SROM.INI
    を、SDカードにコピーします。

    Nextorコマンドラインからパスの通るディレクトリに置くと便利です。
    (AUTOEXEC.BATでSET PATHをしている場合)(ルートやUTILS等)
    自分はAUTOEXEC.BATの中で
    SET PATH=%1 %1\UTILS
    と書いています。
    (この%1は起動ドライブ名に自動で置き換わります)
    こうしておくと、
    Aドライブとして起動した場合は、
    A:\ と A:\UTILSに置いたファイルはパスを省略してもアクセスできます。
    新10倍カートリッジMGSAVE.COM等で取り込んでROMファイルを作ったら、
    SROM.GE2 というファイル名して、
    SROM.COMと同じディレクトリに置きます。
    /G2 オプションを付けて、新10倍+ゲームで動作させるために必要です)
    SROM.COM
    SROM.INI
    SROM.GE2
    と、3つ揃えばOKです。
    これで、準備が整いました。

    参考:ROMイメージの取り込み方

    電源が入った状態でカートリッジを後刺しすると、ショートしたりフリーズしたりする可能性があるので、

    SHIFT+F12を押してスロット1端子を無効化する。
    (内蔵ESE RAM SCCに切り替わり外部端子が無効化される)
    ②スロット1に新10倍カートリッジを挿す。
    ③(必ず)もう一回SHIFT+F12を押してスロット2の端子を有効化する。④MGSAVE SROM.GE2 /s1⏎と入力する

    すると SROM.GE2として新10倍カートリッジのROMイメージが取り込めます。

    注意点:

    SHIFT+F12を押すと本体のLEDが一つ切り替わるのが確認できると思います。
    そのLEDが点灯状態だとスロット1外部端子が無効
    (内蔵ESE MegaRAM SCCが有効)な状態です。

    MGSAVEする前にLEDが点灯していないことを確認してください。
    点灯状態だとスロット1に挿した新10倍カートリッジではなく、
    ESE Mega SCCの内容が保存されてしまいます。


    ■ SofaROMを使って「新10倍+ゲーム」を動かす。

    自分は
    ・GM ディレクトリに新10倍セーブファイル
    ・ROMS ディレクトリにROMファイル
    ・PATHの通ったディレクトリにSROM一式
    と配置しています。

    ゲーム起動時はカレントディレクトリのファイルを参照しますので、
    あらかじめ
    >CD GM
    としてカレントディレクトリをGMディレクトリへ移動しておいてから
    >SROM /G2 A:\ROMS\GARIOUS.ROM⏎
    で、新10倍+ゲームを起動しています。

    そうすると
    新10倍やゲーム側では GM ディレクトリの中のファイルを操作するので、
    ファイルが散らからず、管理が楽になります。
    ゲームごとにディレクトリを変えても良いかもしれません。

    ↓SofaROMを実行したところ。


    新10倍カートリッジは海外だと「GameMaster2」と言うそうです。
    "Loading Game Master 2"で SROM.GE2(新10倍ROMイメージ)を読み込み、
    "Loading ROM”で ゲームのROMファイル(ここではGARIOUS.ROM)を読み込んでいます。

    これはESE MegaRAM SCC ひとつだけで、新10倍+ゲームを実行する凄い機能で、
    1ChipMSXのスロット2内蔵のESE MegaRAM SCC(大容量の方)を使用し、
    スロット1は通常スロットのままになります。
    (スロット2は内部のEse MegaRAM SCCに切り替わるので使えません。)

    ですので、SofaROMを使うと2スロット機でも外付けFDDが使えます。
    (FDDカートリッジを空いているスロット1に挿します。)

    新10倍ROMとゲームROMのロードが無事完了すると、実行して良いか聞いてきます。
    ここで、ReturnキーかAボタンを押すと新10倍+ゲームが起動します。
    ロードがうまくいっていないようならここでキャンセルもできます。

    ※ その他の詳しいSofaROMの使い方は、SROM.TXT や SROM を実行した時に表示されるヘルプを参照してください。JoyMEGAにも対応したJoyToKey機能なども使えます。(ほかにも複数ROMを1スロットで動かす機能があるっぽい?)

    起動(Launch ROM)すると、まず新10倍が動きます。
    (物理カートリッジでと同じですね)



    新10倍からゲームまで進んでセーブロードできるか試してみてください。
    最初は、壊れても良いSDカードで実行することをお勧めします。
    注意:ゲームが起動したらSDカードを抜かない事。
    認識しなくなったり、フリーズしたりすることがあります。
    NextorがDOS1モードでない場合、ディスクイジェクトを検出すると、カレントディレクトリがリセットされるなど、内部的に処理が実行されますが、そこでおかしくなるようです。
    新10倍機能が有効な時、
    STOPキー(1ChipMSXはENDキー)を押すと、新10倍機能の「ポーズ」になります。
    STOPキー(1ChipMSXはENDキー)をもう一度押すとポーズが解除されます。

    ポーズ状態でCTRLキーを押すと、DISKメニューが出ます。




    DISK SAVE
    SCREEN DATA
    GAME DATA
    DISK LOAD
    GAME DATA

    END
    を選択すると戻ります。
    ディスクメニューから抜けてポーズに戻ったら、
    STOPキー(1ChipMSXはENDキー)を押してポーズを解除します。

    (※ 新10倍機能では、操作はキーボードのみを受け付けます。ジョイスティックは不可

    GAME DATAはゲーム中に状態をまるごとSAVE/LOAD出来ます。(ステートセーブ機能)
    SCREEN DATAは新10倍のSELFからLOAD出来ます。(スクリーンショット機能)



    SCREEN DATAの表示確認

    SCREEN DATAをセーブしたら
    リセットして、再びSROMで新10倍+ゲームを起動します。
    (表示確認だけなら新10倍だけでも良いです。)

    新10倍が起動したら「SELF」→「LOAD SCREEN DATA」を選びます。


    表示できました。

    デフォルトのMegaSDHC MSXDOS2だと、
    この画面の前(スクリーンデータのロード時点)でフリーズしますが、
    MegaSD Nextorにすることで正常に動作します。

    (※ デフォルトのMegaSDHC MSXDOS2だと、
    実は、ファイル一覧を表示した時点でもうディスクが壊れ始めています。)


    ここ数日遊んでいますが、今のところ問題は無さそうです。

    (※ Nextorバージョンが変わったらどうなるか分かりません


    SDカードを読み書きするので、FDDを使うよりも圧倒的に速いですね。

    新10倍カートリッジのまるごとセーブロード機能は、
    本体が変わるとデータに互換性が無い場合があるのでご注意を。