1ChipMSX PLD v3.8.0 リリース!
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1ChipMSX PLD v3.8.0 リリース!

2020-01-14 14:26

    ChipMSX PLD v3.8 がリリースされました!


    kdlさんが1ChipMSXを超便利にする改良版ファームウェア(PLDファイル)を配布されています。
    過去の修正や機能追加を意欲的に取り込み、既知の問題がほぼ全部取れたバージョンであるv3.8がリリースされました。

    なんということでしょう…
    あの、高価な置物でしかなかったワンチップMSXが、
    改良版PLDを書き込むことで、
    お値段以上の動きをするようになりました!!

    ワンチップMSXの一つの完成形となります。





    ダウンロードはこちら→ https://gnogni.altervista.org/



    導入方法は1ChipMSX上でPLDLOAD.COMを使って書き換えるのが一番楽です。
    (書き換えに失敗して起動しなくなった場合は、Terasic Blaster USBという物を用意してPCとつないで書き換えします)

    ■ 主な特徴


    〇 メガSDをデフォルトで論理1ドライブに設定(※1
    〇 MSX2+相当+一部ターボR互換機能
    〇 互換性向上
    DIPスイッチの割り当ての大幅変更(メガSDがDIP5→DIP8に変更など)
    〇 リセットボタン長押しでハードリセットになります
    〇 RAMは2MBか4MBを選択可能
    〇 VDPのタイミングバグ修正
    〇 音質改善
    〇 ボリュームフィルタ修正
    〇 内蔵DOS2(MEGA SDHCカーネル)のFIELD命令バグ修正
    〇 DIPスイッチの他に各種ショートカットキーでも実行時に各種機能を切り替え可能
    例)
    ・【F12】CPU速度切り替え(4KHz/6KHz/8KHz)
    ・【SHIFT+F12】スロット1動作変更(※2
    ・【SHIFT+Scroll Lock】スロット2動作変更(※3
    ・【Page Up/Page Down】:マスター音量
    ・【F9/SHIFT+F9】:PSG音量
    ・【F10/SHIFT+F10】:SCC音量
    ・【F11/SHIFT+F11】:OPLL音量
    ・【Scroll Lock】:カセットインターフェース有効
    ・【Pause】:OPLL有効/無効(※ポーズ機能は無くなっている?)
    〇 ROMイメージを取り込んで、実行できるツール類が揃っている(※4

    ※1
    メガSDはCTRLキー押しながら立ち上げても仮想論理2ドライブをOFFにできず、
    フリーエリアが足りなくなって実行できないソフトが多いため、
    初期設定で論理1ドライブに変更されました。

    ・ESET.COMでメガSD(MEGA SCSI)の設定変更が可能です。
    (※ただし設定はバックアップされないので電源投入毎にリセットされます。リセット時は引継ぎされます。)

    ・論理ドライブ数を2に変更する手順
     ESET.COMを起動したらE→C→N→2→S→Y→ESC→Q の順でキーを押し、
     コマンドプロンプトに戻ったらリセットします。

    ・似非シリーズサポートサイト に各種ツールがあります。
    http://www.big.or.jp/~saibara/msx/ese/index-j.html

    ・ESET.COMへのダイレクトリンク
    MEGA-SCSI セットアップツール version 0.04 (eset004.lzh)

    (※またメガSD有効時はEP.COMでディスクイメージを読み込んでFDDエミュレーション動作ができます。)

    ※2
    スロット1動作タイプ:
    ① 端子有効&内蔵無効
    ② 端子無効&内蔵ESEメガSCC(1MB)
    SHIFT+F12を押すと切り替わる。
    LEDの右から5番目が変化する。

    ※3
    スロット2動作タイプ:
    ① 端子有効&内蔵無効
    ② 端子無効&内蔵ESEメガRAM(アスキー8K 1MB)
    ③ 端子無効&ESEメガSCC(2MB)
    ④ 端子無効&ESEメガRAM(アスキー16K 2MB)
    SHIFT+SCROLL LOCKを押すと順に切り替わる。
    LEDの右から3番目と4番目が変化する。

    ※4
    OCM-PLD Packのmsxtoolsに入っているmegalunchは、
    ROMイメージに合わせて自動でスロットの動作を各種ESEメガに切り替えて実行してくれます。(OCMv3はI/Oポートからも機能切り替えができる)

    ■その他注意点:音声主力端子


    赤い右音声端子には、カセット端子に刺した外部音源カートリッジからの音声が出力されません。
    (内蔵ESEメガSCCや内蔵OPLLを使う場合は問題ありません)

    外部音源カートリッジを使いたい場合は、
    白い左音声端子から分岐してステレオ入力につなぐ必要があります。

    例えば
    SCC音源内蔵のゲーム(グラディウス2、スペースマンボウ、F1スピリット等)をカセット端子に刺して遊ぶ場合、右音声端子からはPSGの音しか聞こえないので注意が必要です。

    ■ AUTOEXEC.BATの中身


    OCM-EXTRA PackやOCM-SDBIOS Pack で作られるAUTOEXEC.BATですが、
    ・自分の場合、NextorではなくMSXDOS2なんでALIASはコメントアウト
    ・外付けFDDをつなぐと起動ドライブが変わるので、path指定は起動ドライブをコマンド引数指定
    としています。

    こんなかんじ。
    SET EXPERT=ON
    PATH %1\ %1\UTILS
    SET SHELL=%1\COMMAND2.COM
    REM ALIAS .BAS = "BASIC "
    REM ALIAS .ASC = "BASIC "
    VER

    ■ カセットを後挿ししたい場合


    従来の実機であればポーズボタンを押して後挿ししていましたが、
    OCM v3.x.xではポーズ機能がありません。
    (もし自分が見つけてないだけであるとしてもPAUSEキーではポーズできません)
    その代わり、スロット端子の機能切り替えショートカットキーが使えます。

    元々、ポーズした状態でも通電していて、後挿した瞬間に暴走することがあったので、
    スロット端子そのものを動的に無効/有効切り替えできるOCM v3のほうが安全確実です。

    〇 スロット1

    SHIFT+F12を一回押すとスロット1の端子が無効になります。
    この状態であれば通電しませんので、カセットの抜き挿しをしても安全です。

    もう一度押すとスロット1の端子が有効になります。
    (右から5番目のLEDが消灯時:スロット1:端子有効、内蔵ESE無効)
    (右から5番目のLEDが点灯時:スロット1:端子無効、内蔵ESEメガSCC 1MB有効)

    〇 スロット2

    SHIFT+ScrollLockを一回押すとスロット2の端子が無効になります。
    この状態であれば通電しませんので、カセットの抜き挿しをしても安全です。

    もう3回押すとスロット2の端子が有効になります。
    (右から3番目と4番目のLEDが消灯時:スロット2:端子有効、内蔵ESE無効)
    (右から3番目のLEDが点灯時:スロット2:端子無効、内蔵ESEメガRAM アスキー8K 1MB有効)
    (右から4番目のLEDが点灯時:スロット2:端子無効、内蔵ESEメガSCC 2MB有効)
    (右から3番目と4番目のLEDが点灯時:スロット2:端子無効、内蔵ESEメガRAM アスキー16K 2MB有効)

    〇その他

    あらかじめカセットを挿した状態で起動しても、MSXロゴ表示中に素早くSHIFT+F12やSHIFT+SCROLL LOCKを押せば、スロット端子を無効にできます。

    ・※
    この際、キーは素早く離します。ロゴが消えるまでSHIFTを押しているとディスクが無効になるので注意が必要です。

    ・リセットボタンをおした時はスロットの設定がDIP-SWで指定した初期設定に戻るので、その際にもロゴ表示中のショートカットキーによるスロット設定変更を使います。
    (長押しリセットや電源を切らない限り、似非メガRAMのデータ自体は保存されています。)

    ■ コナミの新10倍カートリッジ:ディスクセーブロード機能によるSDカード破壊


    コナミの新10倍カートリッジはDOSを使わずにディスクファイル管理領域を自前で直接アクセスしているため、SDカードを壊します。(データの配置が違う)

    なので、EP.COMの/Bオプションを使ってディスクイメージファイルをFDDエミュレーションモードでマウントして実行するか、外部FDDを使う必要があります。

    EP.COMでディスクイメージのFDDエミュレーションを使う場合は、前述した後挿しテクニックを使うと安全です。

    ただ、FDDエミュレーションを使っても、
    ・画面イメージの読み書きは安定しないことがある
    ・状態セーブロードもたまに安定しないことがある
    SDカードを途中で抜くと入れなおしてもだいたいディスクアクセス時にフリーズする
    EP.COMでマウントする時に/Bオプションを忘れるとフリーズすることが多い
    など、原因は不明ですが、安定とは言い難い部分はありますね。

    SDカード壊されるよりはましかな。


    ■ その他:別基板で動かす1CHIPMSX

    改変版1ChipMSXは
    kdlさんのD4公式(当時20,790円)/ZemmixNeo/SM-X用の他に、
    caroさんのDE1版や、(税込み28,519円)
    uniabisさんのDE0-CV+DEOCM版(税抜き22,500円+税込み8,658円)
    などもあります。

    DE1やDE0-CV+DEOCMについては、
    公式版基板ではロジック数が足りなくて無理だったターボR相当の実装が検討されています。
    HRA!さんもこつこつと最近アップデートにチャレンジ中なので静かに応援したい所。

    基板販売サイト→
    DE1
    https://www.sengoku.co.jp/mod/sgk_cart/detail.php?code=6DUL-SKKW
    こちらについては所有していないので、実際の動作がどんな感じなのかは不明です。

    これらの作業は、
    One chip MSX improvement project(1CHIPMSX改良プロジェクト)フォーラム
    https://msx.org/forum/msx-talk/revival/one-chip-msx-improvement-project
    にて、ずっと続けられていますので、興味がある方はご覧ください。
    Chromeのページ翻訳機能を使えば割と普通に読めるかと思います。

    ■ ロゴ書き換え


    HRA!さんがかっこいいロゴを作ってくれました!




    kdlさんのサイトにあるSDBIOS PACKでもロゴの書き換えは出来ますが、
    SDカードからのBIOSブートは起動が遅いので、PLDを書き換えたい。
    という事で実験してみました。

    ただし、PLD書き換えは失敗するとTerasic Blaster USBが必要になるので危険が伴います。

    v3.8の場合、
    OCM-BIOS.DATの0x37990~0x37FFFを取り出し、
    1バイト毎にビットの上下を反転させた値を
    PLDファイルの0x5B990~0x5BFFFへ上書きすることでロゴデータの入れ替えが可能でした。

    実験成果として、v3.8 MSX2+ロゴ版PLDを
    HRA!さんの1chipMSX改ロゴに書き換えるパッチをwdiffで作ってみました。
    OCM-SDBIOS Pack v2.9のk34ockai.yen(これがOCM-BIOS.DAT)からロゴデータを取り出しました。

    https://app.box.com/s/do6y1jhxbv6ke6wvnsrlv6jspsirdl0a
    起動しなくなるリスクを踏まえたうえで自己責任でご利用ください。


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