分解、拡張して作る!クトゥルフ神話TRPGシナリオ③
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分解、拡張して作る!クトゥルフ神話TRPGシナリオ③

2016-11-01 18:00
     前回の続き、早速行きましょう


    3.シナリオの全体の流れを作る
     ここまででやりたい感覚のテーマと、ゲームのコンセプトは大まかに形になっています。もう少しだけ内容を具体化し、全体のざっくりとしたシナリオの流れを作ります。
     そうすれば一度評価ができるようになります。

     まず、決まったゲームのコンセプトを構成されている要素まで分解します。1要素まで分解されたものは、解釈を変えることができ、足したり引いたり、応用・転用が効きやすくなるためです。
    例)
    感覚のテーマ:ゆでガエル同調性バイアスの恐怖 
    ゲームのコンセプト:弁護する者に言いくるめられないよう反論、論破する名探偵

    このゲームの体感を得る為に必要そうな要素
    捜査、証拠集め
    ・聞き込み
    ・アリバイ
    ・推理の公開
    ・法廷バトルのような反論、反証の応酬
    ・犯人の自白、勝利
    ・言いくるめられると負け、身の破滅
     その中で盛り上がるだろうシーンを思い描き、思いつくさま並べてみます。
    前後の整合性などは気にしません。
    ・証拠からの段階的な推理
    ・疑いが確証に変わる瞬間
    ・深夜の捜索
    ・タイムリミット
    ・隠された過去
    ・相続争い
    ・お祭り
    ・新たな犠牲者、さらなる手がかり
    ・隠された伝統
    ・頼りにならない警察、住民
    ・変人との接触
    ・不審者に襲われる
    ・意外な真実
    ...etc

     この中で良さそうなものを、大体の流れで配置してみます。
    何らかの依頼で街を訪れる探索者
    相続争いに巻き込まれる
    聞き込み捜査で証拠を集めて、隠された過去や伝統、秘密を知る
    秘密を知って消されそうになる
    新たな被害者が出てグッと真相に近くなる
    最後に問い詰めるシーン、言いくるめられてしまうと負け
    証拠が揃っていれば論破
    ラストバトル
     ざっくり、プレイイメージができるくらいで良いです。
    流れだけ見て、感覚のテーマを出せそうなら、やろうとしている事とブレていないということになります。

     流れができてきて思わず細部を考えていきたくなりますが、ここで一度冷静に、客観的に評価するタイミングを持った方が良さそうです。

     ちなみに、出した要素がそのままではTRPGの特性上使いにくいものもあったりします。そういったものは、一度要素を分解して、似た感覚になれるものを探して当てはめてしまうと良いでしょう。 
    例)潜入捜査
    警官なのにマフィアのオフィスに居る、とかそんなん
    →確かにドキドキして楽しそうだけど、言葉の通りそのままやろうとすると、大量にNPCを出す必要があるので大変そう

    潜入捜査で得られる特徴的な体感といえば?

    ・敵に馴染む必要がある
     →コミュニケーションで敵になりきる感覚
      →敵に違和感を感じさせない知識、振る舞い
      敵が(結果的に)強要を行ってくる

    ・敵にばれないように調査をする必要がある
     →捜査行為のタイミングが重要
    ・基本的に孤立無援

    この中でTRPGに向いていて面白そうな要素は、敵が強要を行ってくる、という部分か。
    この強要をどう上手く回避するか、そこにプレイヤーが工夫する余地があれば面白くなりそう

     強要されるシチュエーションさえあれば、敵の人数などは必要ない、とできる
    NPC一人対探索者、という形もできるはず。


     ※例で取り扱っているシナリオが、「魚着島の贄」です。

    シナリオ置き場はこちら!
    https://uruta-kobito.booth.pm/

    次回更新予定日:2016/11/4

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